10月 23rd, 2014
男性の育児参加が普通になるために必要なこと
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の新聞に、この2日間のエントリに関連したニュースがありました。
日経新聞の東京版です。
男性の育児参加 支援 都が検討 研修・家庭科教育など [有料会員限定]
東京都は22日、子育て支援政策の拡充に向けて、舛添要一知事らと有識者との意見交換会を開いた。知事は「職場での男性の育児研修や、(学校の)家庭科での子育て教育を増やす必要がある」と述べた。
学校での教育で「子供を持つとどんなことがあるのか?」を教えたところで、どのくらいの生徒が真剣に聞き、ちゃんと自分のことを考えるのかはとても疑問です。実際なノウハウの勉強というのであれば、実際に自分が当事者になってからのほうが身につくのだと思います。
この場合だと母子手帳の持つタイミング=妊娠が分かり、出産準備が始まる…てしょうか。
でもこれでも遅いとも言えるかもしれません。「そんな大変なら子供を授かるなんてしなかった!」って人がいたりして。思いたくないですが。
また記事中には
舛添知事は男性が積極的に育児へ参加できるよう、ワークライフバランスの重視も強調した。
とありました。
母親の孤独な子育てだったり、父親が育児の仕方がわからないといったような問題については、広く言われているように大家族形態、地域コミュニティが無くなってしまったのも大きな要因の1つであるはずです。
冒頭のような学校教育や職場での取り組みもですが、ワークライフバランスという言葉でくくるだけではなく、長時間勤務、父親遅く帰るのが普通だという世の中を変えていけることができれば、自然と近隣・地域社会とのつながりができ、子供との接し方、子育て特有の難関ポイントとその乗り越え方についても、見聞きする、相談する機会が増えて個々人の知見が深まっていくのではと思います。
何はともあれ、取り組みが進むことは素晴らしいことです。
私も興味をもって成り行きを見守っていきたいです。