10月 27th, 2014
保育所設置反対のニュース記事にある理由が寂しい
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末、自宅で日経新聞をめくっているときに目にした記事です。
保育所増設思わぬ逆風
近隣「子供の声うるさい」 防音壁設置や開設延期 [有料会員限定]
目を疑う、耳を疑うニュースでした。以下に一部抜粋します。
今年4月時点の待機児童数が都内で最多の1109人だった世田谷区。「保育所の増設計画を発表する度に『静かな環境で暮らしていたのに』といった苦情がくる」と区の担当者は明かす。
都内の別の区では住民の反対運動を受け、保育所の開設時期を1年延ばした。建設予定地の周辺では、「保育所反対」などの垂れ幕を掲げる住宅がいくつも見られる。
このうちの一つに住む50代女性は「保育所を増やす必要はあると思うが、自分の家の近くには建てないでほしい。子供の騒ぎ声で毎朝起こされるのは嫌だ」と話す。
保育所の建設予定地から徒歩で5分ほどの距離で暮らす女性(79)も「送迎の自転車や車による路上駐車で、道幅が狭くなって危ないのでは」と懸念の声を漏らす。
確かに、交通マナーの話し、交通量が増える事による事故の危険性の高まりに着いては否定しません。
でも「子どもは社会の宝」としながら、一方でこういった話しがまかり通るのが不思議でなりません。
一方的な情報で判断しない、また一方的に非難してもいけないのは重々承知ですが、またネットで炎上しているところに加担するような口調になってしまいますがご容赦ください。
50代の談話が載っていますが、「朝起こされるのが嫌だ」???ってなんでしょう。
夜の仕事をしている人ならいざ知らず、フツーに自宅で無職の人なら我慢してくださいよ、起きてくださいよ!と思います。
私からみたら、高齢世代は年金ももらいながら、医療費も社会保険で負担してもらいながら安穏と「逃げ切り」の人生のように思います。
その世代が作った社会が今のこの状態です。かたや保育園が足りない、若い人は働きたくても預け先がない(から働けない)…では何で働きたいのか?がおそらく上の世代は実感としてわからないと思っています。
働かないと生活が送れないから働くんです。だまってても賃金その他生活水準が上がっていく世の中はもうこないんです。
そういった世代が保育園設置に反対するなんて、そしてその理由が「静かに暮らしたい」だなんて
子どもが集まっている声が不快だなんて…考えただけで私は怒りを感じてしまいます。
よっぽど子どもの声に囲まれて過ごす方が健やかだと思うのですが…それは私だけでしょうか。
そんな保育所の設置に反対する住民には「行政サービス、公的年金は一切停止!」くらいした方が良いと思ってしまいます。
さきほど「逃げ切り」と書きましたが、こと社会保険、公的年金については世代間不公平を若年層は感じていると思っています。私は思っています。それが経済の停滞の一端だと考えています。
こんなニュースに触れるにつけ「やってられない」感が高まってしまいます。
反対する人たちは社会が縮んで子どもがいなくなってしまえば良いと思ってるのでしょうか。