2月 3rd, 2015
チームの『総力戦』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日は“重鎮”の意見でしたが、同じ連載にあった“ホープ”や“新鋭”という表現になるでしょうか、この分野では有名な方のインタビュー記事です。
この方、非常に有名で、このコンサルだけで仕事になるのはなぜかな?と思うこともしばしばあるのですが、今回の記事は彼女のいっている主張は概ね同意でき、目指したい姿は賛成できました。
今日も引用だらけですが、以下ご紹介します。
小室淑恵 ワーク・ライフバランス社長「脱長時間労働で成果」
2015/1/24 2:00[有料会員限定]
「労働力人口が減っているだけでなく、一人ひとりの働き手が仕事に費やせる時間も減っているのは大きな問題だ。出産や育児を抱える女性だけの問題でなく、男性でも親の介護に直面する人が増えている。今後はキャリアを通じて長時間働き通せる人の方が珍しくなる。
「時間や知識を共有し、チームとして安定した成果を出す『総力戦』だと考えるべきだ。重要なのはただ残業を減らすだけでなく、業績もあげること。
「時間に制約のある社員は仕事ができないと思われているかもしれないが、そんなことはない。例えば子供の送り迎えをしている女性社員は夕方までに業務を終えられるように時間を逆算し、短時間でも効率よく仕事をしている。ただ、多くの企業では長時間働いている社員の方が評価されるため、やる気を失ってしまうこともある」
「情報共有を嫌がる社員がいるかもしれないが、効率が上がり余裕が生まれれば付加価値の高い仕事に時間を割ける。
――成果に応じて賃金を支払う「ホワイトカラー・エグゼンプション」の議論が進んでいます。
「まずは職場全体の労働時間を徹底的に見直し、1日8時間で成果を出せる環境を生み出すことが重要だ。その後に導入すれば真の課題解決になるが、順番を間違えれば逆に長時間労働を促し、社員の体調悪化を招く結果となりかねない」
組織で高付加価値を挙げる努力をする。
その中で、特に貢献した人には昨日の記事にあるような処遇をする。ということでしょうか。
日本経済の中枢にいる、大勢の人が関わっている大企業が中から変わってくることを願います。