3月 17th, 2015
男性と女性の平等への道は長い?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経DUALの記事に、アメリカの著名なビジネスパーソンご夫婦のインタビューが載っていました。
お恥ずかしながら、奥様の著作があることだけは知っていましたが、夫の経歴は存じ上げませんでした。奥様は、Facebook社のCOOを務めてらっしゃいます。
まず旦那さんの記事しか読んでいないですが、印象に残ったところを引用します。
デイブ・ゴールドバーグ「能ある女性が嫌われる虚しさ」
巨大オンライン調査会社SurveyMonkeyのCEOが語る企業風土、子育て、そして妻シェリル・サンドバーグのこと
ただシェリルが本でも書きましたが、共働き夫婦の子どもはかわいそうだとか、損をしているということは昔から言われてきましたし、いまだに言われます。
日本だけではありません。日本のほうがより深刻なのかもしれないですが、アメリカでも実は非常によく起きている問題です。正直に言いますと、夫が妻の成功をよく思っていないということだけが問題なのではなく、シェリルが本にも書いていましたが、女性側と男性側、両方に問題があるのです。
そして男性は男性で、「妻が成功することで、なぜ自分が自信を失ってしまうのか」を理解する必要があると思っています。私自身は、皆さんもご存じの通りに大きな成功を収めている妻に、これからももっと成功してほしいと思っていますが、世の多くの男性にとっては、妻の成功がうれしいことではなく、逆にタフなこと、プレッシャーと捉える傾向があるんじゃないかな。
アメリカでも、女性が、妻が“バリバリ働く”ことを快く思わないことがあるんですね。驚きました。
このご夫婦はそれぞれが世間的には成功を納めているとされているので、心の余裕があるのだとは思いますが、考え方には共感できます。
ただ男性側が、女性も同じ気持ちだということに気づくことが大切だと思います。私だって、「ミスター・サンドバーグ」とは呼ばれたくないですよ。そしてもちろん妻も「ミセス・ゴールドバーグ」とは呼ばれたくないでしょう。そこは平等であるべきだと思うのです。
でもこの問題も、解決方法はやはり、もっともっと多くの女性が社会で成功することだと思います。より多くの女性が社会進出をして活躍することで、より多くの人が男性と女性が平等に扱われるというのがどういうことか、よりオープンな場面で実感として感じられるようになる。
この最後の言葉がもっとも大事だと思いました。
真の平等を得るために、いまは女性がもっと“社会進出”すべきだと。
男性も女性もいろんなジレンマを感じて、お互いが尊重できる社会になるんだということ。
これがゴールだとすれば「女性が輝く社会へ」というメッセージは反対すべきものではないんだなと思いました。