5月 13th, 2015
「独身組の不公平感」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経の夕刊の紙面あった見出しに目がとまりました。
独身組の不公平感なくせ
ママ社員のフォロー役 仕事の穴埋め、その日に評価
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職場では言いづらいことをズバッと言ってくれるような見出しに期待が高まります。引用が多いですが、以下のようなことが例としてありました。
保育園への迎えなど、子どもを持った女性社員は働き方にどうしても制約がある。職場で補うのが男性や独身社員らの役目というのはよくある光景だが、ママ社員も管理職も独身側の負担を見て見ぬふりをすると、現場の士気は下がってしまう。
「働く母親の仕事意識を変えることから始めたい」。LIXILグループの住宅メーカー、LIXIL住宅研究所(東京・江東)人事総務部課長補佐の小森彩子さん(43)はこう話す。
同社は女性の社会進出を支える法令に対応し、出産後も安心して働ける職場環境を築いてきた。しかし、「子どもの発熱といった休みはやむをえないが、週末にできる予防接種を平日に予約して休むママが現れるようになった。職場によって独身の女性、男性社員とママとの間に、目に見えない溝ができ始めた」と小森さん。
「子どもがいるから」といって、それを盾にするような振舞はいけないですよね。独身に限らず、「急に他の人にお願いする」という機会を持てない人ばかりにしわ寄せがくるのはやむを得ないとも言えて、そのための準備とフォローが大事だと考えます。
記事に出てくる企業の例として、こんなことも書いてありました。
経理部の管理職、ファイナンスマネージャーの小川珠実さんは3月、2歳の子を持つ部下の亀井明子さん(37)と面談した。小川さんが「1日7時間の時短勤務でもリーダー業務をこなしているわね」と水を向けると、亀井さんは「チームに貢献できるよう仕事の速度を上げたい」と応じたという。 亀井さんが子どもの急な用事で早退し、独身の部下が仕事の穴埋めをした場合、小川さんはその日のうちに部下に伝える。「あなたの働きを見た。人事考課に反映します」
この記事のまとめは以下のような言葉でした。
会社の規模や仕事の内容により、よりよい働き方は異なるだろう。ただ、多様な人材が働きやすい職場をつくるカギとなるのはチーム全員がコミュニケーションを取り、同僚の仕事を肩代わりしたらその働きがすぐ評価される。この点にあるのかもしれない。
結局のところ、「割を食う」という気持ちにならない、万が一そう思ったときでも、気兼ねなく「貸し借り」が出来るようなチーム作り(もちろんベースは個々人の意識作り)ということなのではと思っています。