5月 22nd, 2015
Blog開設1年たちました
こんにちは。シンカ代表の手島です。
5/22は昨年Blogを開始した日でした。ちょうど1年です。この間、当社稼働日は欠かさずアップしてみました。
訪問していただいた皆様、ありがとうございます。
まだまだ僅かな範囲にしか届いていないこのBlogですが、これからもシンカの考え方の整理、シンカの指針の模索のために情報発信を続けて行きたいと思います。これからもよろしくお願いします。SMILE SQUAREもよろしくお願いします。
そんな今日のエントリですが、ネットサーフィン(死語ですか?)をしていて見つけた記事です。時事ドットコムという時事通信社のサイトにあった記事です。
着工のメドの立たない土地として紹介されている冒頭の写真が痛々しいです。
静かな生活を送りたいと住民が反対し、保育園の開設が進まないケースが相次いでいる。東京都では子どもの声が騒音だとして、公害紛争に発展した例も。国を挙げて子育てしやすい社会の実現を目指しているはずが、なぜこうした事態となっているのか。
すぐ近くに住む女性は「この辺りに暮らしているのは高齢者ばかりで、とても静かな地域。なぜあえてここに造るのか。区は『義務だから』の一点張りで納得できない」と不満をあらわにする。
保育園への反発も、自治体と住民との「対話を欠いていること」が要因と木下教授は指摘する。
確かにそうかもしれませんが…
「反対する人を身勝手とは思わない。子どものいる生活が日常でなくなってしまったことが根底にある」。保育園の建設に反対する住民と対峙(たいじ)してきた社会福祉法人理事はこう感じている。
運営側がここまで“譲歩”しているのをみると悲しくなります。
1970年代半ばには年間出生数が200万人を超え、0~14歳の子どもの割合は人口の4人に1人を占めていた。ところが、40年で出生数は100万人余りに半減、子どもの割合も10人に1人程度と存在感は大きく低下した。
この数だけを聞くとぞっとします。
この理事は、住民の根強い反対は子どもの声が身近に聞かれなくなった少子社会そのものに起因するとみる。「だからこそ、子どもを預かる保育園は地域から離れてはならない」と話す。
杉並区の新設保育園の事例が紹介されていました。
開園から1カ月余りたった頃、子どもの泣き声が気になると住民数人が園を訪れた。話し合いを重ね、子どもたちが園庭に出る時間を午前10 時~11時半と午後3時半~4時半と決めることで折り合った。
とっても悲しいですね。
私の立場をあえて極端にしてみますが、では反対している高齢者の方々、社会保険は現役世代が支えていると説明されることが多いですが、まさに子育てしている親の世代、そして未来の負担の主役である子どもたちを、追い出して良いのですか?あなたたちの今の住まいが良ければそれでおしまいですか?
こんなニュースが聞こえなくなるころには、もう子どもを産むことが稀…なんてことになってしまわないでしょうか。子どもの笑顔が、歓声が心地よく感じられる社会になって欲しいと願っています。