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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

6月 23rd, 2015

ニュース「りそな銀、残業なし正社員導入」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日(6/22)の日経新聞の夕刊にあったこの見出し。

りそな、残業なし正社員を導入 大手行で初
2015/6/22 13:37[有料会員限定]

りそなホールディングスは10月から、原則として残業をしない新たな正社員制度を導入する。育児や介護など個人の事情に合わせて働き方を変えられる仕組みを設け、社員が仕事と家庭を両立しやすくする。優秀な人材を確保し、生産性の向上につなげる狙いだ。
導入する職種は「スマート社員」と呼ばれ

だそうです。こういう制度にしないとみんな残業するんですよね、きっと。

どうしてもやってくれってお願いする”場合”があるのかもしれませんが、残業が常態化していたり、そもそも大前提だったりするのがおかしいんじゃありませんか。時短もあって、“定時”固定があって、残業大前提の3つの職種になるってことですか??

逆に、長くいることが頑張ってるという評価につながり、残業代を含めた報酬があがるということで、ちょうど最近のエントリで取り上げたように、結局のところ仕事と子育てを両立させようとしている人にしわ寄せがいく…ことになるのではと、とてもとても危惧します。

そんな暗い気持ちで記事を眺めていたのですが、記事を読み終わったその下に関連記事として次の見出しが目に入りました。日経産業新聞のコラムのようです。

「働きすぎ」の日本人、無価値な仕事が多すぎる
インテカー社長 斉藤ウィリアム浩幸

2015/4/17付

世界中に浸透している日本人のイメージに「働きすぎ」があります。
日本人の共通点に「busy work」に縛られている現状があるようです。「busy work」とは価値のない見せかけだけの仕事という意味です。
効率を重視するなら外注すべき事務作業、自動化すべき関数処理を手作業で計算するエクセル、さして読まれない会議資料を束ねる雑務、許容を超えた膨大な作業を徹夜や休日出勤で補う根性論――。こうした「busy work」は最終的にどこかの誰かにしわ寄せがいきます。
ムダ以上の害悪でしかないことは本人も周囲も理解しているのに、ただ惰性で継続しようという様式美には理不尽さを感じます。

耳が痛いというか、“おっしゃる通り”です。
企業が生産性を高めるとどうなるのか。

優秀な人材の確保が必要になるのではなく、不要な人材の配置に問題が出てしまって(ようは求められる生産性を出せない人は切らなきゃいけない)、いろんなところに軋轢がおきてしまうから、この手の話しは笛吹けど踊らずになっているのではないかと、確信を持っていたりします。

冒頭のりそな銀行が「制度作りました」ということが賞賛として受け取られるのではなく、取り上げて恥ずかしいくらいの世の中になりたいものです。

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