7月 9th, 2015
北本市の給食費未払い対応のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
ちょっと前のニュースですが、こんな話題がありました。みなさんはどう思いますか?
給食停止、やり過ぎか 埼玉・北本市「未納なら弁当を」
朝日新聞デジタル 2015年7月4日05時16分
朝日新聞のネットは会員登録(無料ですが)しないと全文みられないので引用を多めにしますことをご容赦ください。
多様性の世の中だというのであれば「給食費が払えない家庭がある」ということを学ぶのも多様性の社会だと思います。でも、日本の「みんな横並び(で平均水準を得る)」という空気ではなかなか難しいでしょう。
今回登場する北本市では援助の仕組みを説明していたということ、その後はすぐに払った、払う意志を示したということですので、親のモラルということなのでしょうか。こういう環境で育った子が大人になって…すでに小学校を卒業するまでの人生経験を積んで、どういう成人になるのか、とても不安を覚えます。
記事の最後に識者のコメントが載っていました。
■懲罰的対応ではなく支援を
《鳫(がん)咲子・跡見学園女子大准教授(行政学)の話》 生活保護や就学援助を申請していないからといって「支払い能力がある」と考えるのは短絡的だ。援助を申請できない事情を抱える保護者もいる。滞納を続ける家庭は、子どもが育つ環境として何らかのリスクがある可能性がある。学校や行政は懲罰的な対応ではなく、滞納を福祉による支援が必要なシグナルととらえる必要がある。
■保護者と信頼関係築く必要
《教育評論家の尾木直樹さんの話》 公立中学校の教員だった経験から、子育ての能力や責任感に欠けるなど様々な保護者がいるのは分かる。ただ、どんな親や子どもにも、きちんと対応していくのが公立学校だ。教員は部活などに費やす時間が長すぎて、保護者と十分なコミュニケーションをとって信頼関係を築けていない。十分な対応ができるようにするためには、働き方も見直すべきだ。
こんなことまで先生が対応しているんですね。「尾木ママ」のコメントも紹介されていますが、この領域も先生の先生としての仕事だというのなら、教員の削減とか、かかる予算の削減なんてしてはいけないと思います。
子は社会の宝、未来の日本の経済を支えてもらうためのリソースだという気持ちがあるのなrあ、税金の使い方を考え直し、特に社会保障費をもっと積まないといけないということなんですね。
これまでの文脈とまったく違いますが、安全保障などに使っている場合ではないですし、国立競技場に何千億円も使ってる場合ではないのではと思ってしまいました…。