7月 16th, 2015
2015年は後世に残る重大決定をした年になるかも
こんにちは。シンカ代表の手島です。
国会が騒がしくなっています。
安全保障の法案について、強行採決が行われました。国民を二分している議論、しかも正反対に割れてる意見をこのような形で進めていいのか?個人的にはすごく疑問です。今朝の日経新聞は多くの紙面を割いていました。
安保法案、きょうにも衆院通過 5野党、採決応じず[有料会員限定]
116時間 議論深まらず
安保法案、審議時間は歴代6位 違憲論争引きずる[有料会員限定]
「存立危機」に曖昧さ 隊員リスク 揺れた説明[有料会員限定]
「総論賛成。各論反対」のような状態で、1つの案を通すための強行採決ならやむを得ないとも思うこともありますが、今回は、総論から日本を二分している問題ですので、いまのような進め方には賛成できません。
でも、我々国民が負託した国会ですからね…悩ましいです。
それに引き換えなのでしょう、国立競技場の建設予算肥大問題で安倍首相が見直しを指示したというニュース。どう考えても安全保障法案とのバーター取引としか思えません。
新国立、計画見直し検討 政府、批判受け費用縮減[有料会員限定]
何が公約なんでしょうか…。それこそ、原子力発電所を「under control」と言いましたが、この公約はどうなってるのでしょうか…。
今の子どもたちが大人になったときに、「あのとき日本でこんな世界的イベントをやったんだ」と誇らしく思えるものが残ればいいのですが、それは新たなハコが絶対に必要ですか?世間で言われているように、横浜の日産スタジアムや調布の味の素スタジアムでは何がだめなんですか?スタジアム作ることが公約なら、その公約を守る人がリーダーシップをとってこの問題を収めるべきです。もちろん、それだけのお金を投じることは許しませんが。もう出来ませんで返上してもいいと思っています。期待している未来のアスリート・競技団体には申し訳ないですが。
そんだけの巨費を投じて、しかもほとんどの人が納得していない状況で、進めてはいけないのだと思います。後世の人たちの反面教師にしかなりません。
子どもたちにとって、この2015年の判断が、いろんな面で影響を残しそうです。