7月 28th, 2015
一時退園問題の行方
こんにちは。シンカ代表の手島です。
例の第二子の一時退園問題ですが、日経新聞の夕刊に取り上げられていました。
2人目産んで育休取るなら…「上の子は保育園やめて」
所沢でルール導入、働く親に第2子の壁
2015/7/27付[有料会員限定]
退園に賛成か反対かだけでは決着がつかない問題ですよね。待機児童の問題が抜本的に解決されない限りどうにもならないです。
昔は一時退園が主流だったということ。お恥ずかしながらはじめて認識しました。私も第一子が2003年産まれ。第二子のときも預けられていたので、こういう問題は実感がもてませんでした。
この不公平感を感じるな。我慢しろ。というのは酷ですよね。
私の娘たちが通った保育園では、0歳児クラスは6-8人程度の定員でしたが最終学年の5歳児クラスだと24人もの定員だったと記憶しています。
こういうような保育園であれば、第二子の入園が確保できれば上の子も同じ保育園に…ということはそんなに難しくはないのではとも思っているのですが、地域によって事情は異なるのでしょうか。
解決策を講じる自治体もある。静岡市は14年10月、市独自の3園目の「待機児童園」を開いた。認可保育園に入れなかったフルタイム勤務の両親を持つ0歳から2歳の子が対象だ。同市は上の子が2歳児までの場合、育休退園を実施する。職場復帰のときに「預け先が見つからない人の一時的な保育の受け皿として必要」(同市)と市内3カ所に待機児童園を設けた。
第1号の「おひさま」開設には約8800万円を投じ、認可園同様の保育士配置と保育料にした。育休退園した子どもたちも利用する。申し込んだ園が空くまでの利用で「最短で1カ月、長くても年度内にほぼ全員転園できている」(鈴木洋子園長)。
これはすごいですね。ここまでの費用をかけて対策してくれる自治体は素晴らしいです。
国が…といっても、政治家や行政のトップの人たちは自分のこととして苦労したことがないので、実感が薄いのではないでしょうか。