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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

8月 7th, 2015

カメラ生産の完全自動化と学習指導要領改訂のニュース

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今週のニュースの中で、次の2つが気になりました。

キヤノン、国内カメラ生産を完全自動化 費用2割減
2015/8/4 2:00[有料会員限定]

精密機器の生産の完全自動化は難しいとされてきた。キヤノンも中核のレンズ部品は13年に成功したものの、繊細な電子部品の装着や機種ごとに異なる外装への組み込み作業などは経験と熟練の技が必要だった。大分の基幹工場では3年の時間をかけて、熟練技術者の技能を自動装置に置き換えていく方針だ。

国内回帰を喜ぶべきなのでしょう。例え全部機械化されたとしても。

「日本はモノ作りの国」「技術に長けている」というように思い込んでいますが、やはりこれからは(というか今も?)機械で出来ることは機械がやった方が生産性が高いわけです。

熟練工不足に対応

技術は盗め、背中で教える…という価値観が通用する領域はどんどん狭まっているのではないでしょうか。熟練工がいなくならないように育てるだけではなく、機械に任せることも含めて最終的な製品のクオリティの継承には何をすべきか?ということで重要な方針決定でしょう。

※工業製品ではなく“職人技”が絶対必要なモノは残ると思っています。

機械を使う前提で、機械には絶対にできないことにフォーカスする。その精度を高めていく。これから生き残っていくためにはぜったいに必要なことです。

そんなことを考えているとこんなニュースもありました。

高校で近現代史必修に 文科省、次期指導要領で骨格案
2015/8/6 1:01

NHKニュースサイトより
学習指導要領の全面改訂へ基本方針示す
8月5日 17時21分

小中学校や高校の教育目標と内容を定めた学習指導要領は、おおむね10年ごとに改訂され
小学校では、英語に慣れ親しむために現在5年生から行っている外国語活動を3年生で始め、5年生からは英語を正式な教科にするとしています。その場合、授業時間数は外国語活動の2倍の年間70時間程度必要だとして、どのように確保するか、今後専門的に検討
これまでは「何を学ぶか」に重点が置かれていましたが、今回は「どのように学び、どのような力を育てるのか」も重視するとして、指導・学習方法や評価の在り方も盛り込む方針

何年後かの小学生は英語が必修になるようです。中学生から英語を習った我々がしゃべれないわけですが、小学生からはじめればグローバルな人材になるの??なんか学び始める年齢の問題よりも、教え方・学び方が問題なような気がしてなりません。

…と、英語の話しが本題なわけではなく、“「どのように学び、どのような力を育てるのか」も重視”ですよね。先生方だって、何十年も前の教育を受けて育ち、その流れの教師としての育成をされているのですから、すぐに変わることは難しいですが、ぜひ変わっていってもらいたいと思っています。

日本の経済成長に寄与した産業が海外に出て行き(そして空洞化もおき)、また国内に回帰する。人間の作業でしかできなかったものを機械に置き換える…いままでの価値観、考え方は通用しない世の中になっていくことは確実です。

10年後、20年後に社会にとってどういう人材になってもらいたいか。そういう視点で子どもと向きあうことは本当に大変です。

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