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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

8月 18th, 2015

2人目不妊の根の深さ

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日、子育てとお金の話題のエントリを書きましたが、お金に関連して経済雑誌「週刊ダイヤモンド」のwebサイトにあった記事です。

DOL特別レポート
ああ、産みたいのに産めない!
「2人目不妊」が蔓延する子育て家庭の混沌
小林美希[ジャーナリスト] 2015年8月5日

読んでてこっちまで憂鬱になりました。「もっと子どもが欲しいのに」という人たちの足を引っ張る事例のオンパレードでした。

ここでもまず取り上げられているのが「非正規社員」の問題だったり「妊娠解雇」の話しだったり。

『2人目の壁』の主な要因としては、「経済的な理由」(86.5%)が首位となっている。

でした。晩婚・晩産になってしまっての第2子以降を持てないことも経済的な理由がほとんどでしょう。

例として出てくるご夫婦のこと

同じ年の夫は、システムエンジニアで長時間労働が避けられず、「子どもが産まれてからも働きたいのはいいけど、僕は手伝えないよ」と家事は一切しない。(中略)月給28万円の夫の就労が優先される。夫は連日、深夜に帰宅。土日も出勤しているため家事も育児もできないが、それも黙認状態だ。

連日深夜で土日もでて28万円…すごいブラック企業と言わざるを得ないですね。残業や休日出勤の手当てで月給以上の臨時収入は期待したいですが、そでれも月28万円だとしたら、どうやって子育てするのでしょう。

ただ違和感もあるのです。
もちろん、「欲しいのに持てない」は悲しむべき事態で解消されなければいけないですが、みんなが2人目を持たなければならない、少子化だから結婚して産まなければばらない…という論調は違うと思っています。

例えば、この記事でも紹介されていますが
一般財団法人1more Baby応援団
こちらの団体は、詳しくは知らないですが、「産めよ増やせよ」と余計なプレッシャーになっていないかは少し心配しています。

個人の価値観、ライフスタイルが変化(進化)してきているわけですから、その結果としての少子化でもあるわけです。少子前提での社会制度設計をもっと考えてしかるべきだと思っています。
国のリーダーたちは安全保障だのなんだのっていって議論しているようですが、そんなことよりも若い世代、これからの社会・経済を担う世代が希望を持てるような絵をビジョンを示して欲しいと切に願います。

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