8月 18th, 2015
2人目不妊の根の深さ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日、子育てとお金の話題のエントリを書きましたが、お金に関連して経済雑誌「週刊ダイヤモンド」のwebサイトにあった記事です。
DOL特別レポート
ああ、産みたいのに産めない!
「2人目不妊」が蔓延する子育て家庭の混沌
小林美希[ジャーナリスト] 2015年8月5日
読んでてこっちまで憂鬱になりました。「もっと子どもが欲しいのに」という人たちの足を引っ張る事例のオンパレードでした。
ここでもまず取り上げられているのが「非正規社員」の問題だったり「妊娠解雇」の話しだったり。
でした。晩婚・晩産になってしまっての第2子以降を持てないことも経済的な理由がほとんどでしょう。
例として出てくるご夫婦のこと
連日深夜で土日もでて28万円…すごいブラック企業と言わざるを得ないですね。残業や休日出勤の手当てで月給以上の臨時収入は期待したいですが、そでれも月28万円だとしたら、どうやって子育てするのでしょう。
ただ違和感もあるのです。
もちろん、「欲しいのに持てない」は悲しむべき事態で解消されなければいけないですが、みんなが2人目を持たなければならない、少子化だから結婚して産まなければばらない…という論調は違うと思っています。
例えば、この記事でも紹介されていますが
一般財団法人1more Baby応援団
こちらの団体は、詳しくは知らないですが、「産めよ増やせよ」と余計なプレッシャーになっていないかは少し心配しています。
個人の価値観、ライフスタイルが変化(進化)してきているわけですから、その結果としての少子化でもあるわけです。少子前提での社会制度設計をもっと考えてしかるべきだと思っています。
国のリーダーたちは安全保障だのなんだのっていって議論しているようですが、そんなことよりも若い世代、これからの社会・経済を担う世代が希望を持てるような絵をビジョンを示して欲しいと切に願います。