8月 20th, 2015
ニュース『ユニクロ週休3日制』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の一面はこんな見出しでした。
ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象
2015/8/20 2:00[有料会員限定]
とても興味深いニュースでした。
ざっと概略は次のようなものです。記事中から引用します。
- 国内の約840店で働く転勤のない「地域正社員」約1万人のうち、本人が希望すれば週休3日を選べる。
- 1日8時間の勤務時間を10時間に延ばすため、1週間あたりの給与水準は変わらない。1日8時間の法定労働時間の適用を受けない「変形労働時間制」という制度を活用する。
- 店がにぎわう土曜日と日曜日には出勤してもらい、平日に休んでもらうようにする。
だそうです。給与も下がるのかな?と思いきや、勤務時間は維持することで給与も維持ということなんですね。
勤務時間帯や曜日の調整といった管理業務の手間は大幅に増えるが、現場社員の希望と混雑時の人手の安定確保を両立できる利点は大きいと判断した。
販売業など固定時間ではなく「シフト」で働くことが慣れている人たちは、こういった調整は苦にならないのではないでしょうか。必要な作業ですから。
世界展開を加速した時期に当たる09年に入社した新卒社員は3年以内に5割が退職した。
離職5割ということは、何か手を打たなければならなかったということではあるのでしょうが、基本的には「きちんと時間の中で成果を上げ、その価値で処遇する」ということで大賛成です。
子育て視点で考えると、平日休みは、子どもが就学前だとすごくメリットがありそうです。東京近郊の人でしたら、気兼ねなくディズニーランドもいけますよね。
小学校にあがってしまうと、休みがすれ違ってしまうのがつらくなります。土日の行事にちゃんと休んで出かけられるかどうか気になります。未就学の子どもの人と、小学校低学年の子供を持つ人がそれぞれ分担しあえる風土ができると尚良いと思いました。
でも、「柔軟な働き方」=仕事以外の時間が増え、で家族と過ごす時間が増えることについては大賛成です。この取り組みがうまくいくこと、もしくは今後につながる発見があることをとても期待します。