9月 2nd, 2015
子どもの見守り実験のニュース
こんにちは.シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の企業面にこんなニュースがありました。
子供見守り、地域ぐるみ リクルートが実験、住民が位置受信→保護者通知
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ほぼ全文を引用しないと伝わらないので手元のスマホでとった記事の写真も掲載します。
- 子供が持つ専用端末から発信される電波を、近隣住民のスマートフォン(スマホ)で受信し、位置情報を保護者に通知するシステムを開発
- 子供に持たせる専用端末はコイン型で直径3センチメートル程度。ランドセルに結びつけたりして携帯
- 半径約50メートルに電波が届き、電池は半年以上持続
- 保護者や学校周辺の住民のスマホに電波を検知するアプリ(応用ソフト)を入れてもらう。
- 子供が住民のスマホの近くを通ると中継局として機能し、保護者に場所と時刻を通知
- 地域ぐるみで子供の安全を確保する。
もちろん「どうやったら効果的な使い方、上手い使い方ができるか」を実験するわけですから、これからの話しではなるのですが。
私個人的にはあまり細かく監視してしまって「ちょっと寄り道」や「秘密の基地」までできなくなってしまうのは息苦しいのかなと思ってしまいます。子どもたちを不幸な事件から守るため、安全のためにすることとはわかるのですが…。
そういう見えない監視の目にさらされて育った子どもたちが大人になったらどういう判断基準を持って自己責任で行動するようになるのか。またその自分の子どもたちにどういう装備を求めるのか…考えても仕方ないですかね。
受信アプリを持つ近所の人が悪意をもってその位置情報を使ったら?と思うと怖いですが、これはちゃんと防止策が取られるのでしょう。
この取組みがどういう評価になるのか、フィードバックを受けて進化するのか、期待をもって見届けたいです。