9月 8th, 2015
溢れる情報との付き合い方
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のことですが、朝の電車の中で見た日経DUALの配信メールのトップ記事に目が止まりました。
■3歳までが勝負! 子どもの味覚
http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=5146&n_cid=DUALML01
子育てを応援したい、子どもに良いことをもっと実践してもらいたい、そのための情報は何でも届けたい…のでしょうが、その過度のプレッシャーに真面目な性格の人たちは苦しんじゃうのではないでしょうか。
少なくとも私はこの見出しをみてかなりドキッとしました。「こうせねばならない!」的な脅迫にも似た感覚を覚えてしまいました。
とっくに3歳を過ぎてしまった我が家はどうすればいいのか!?と。
メールのタイトルはその中の記事の1つが充てられているのですが、「防災に関するどんな情報だろう」と思って開けたら、いきなり「3歳までに味覚は決まる!」ですから…。そのギャップに驚いたということもあるのだとは思いますが。
そして記事の中にある写真にも驚きが。
「これがあるべき食卓ですよ」というような写真。私は無理です。こんな食卓。次女ゼロ歳のときから家の食事は面倒見ましたけれど、こんなものを作ったことはありません。作るスキルを持たないまま父親になりましたので。仕事して、保育園の送り迎えをしながら、子どもの睡眠時間をちゃんと取って…と子どもの世話をしながらこの食事を作ることは…不可能です。
共働きを応援する情報サイトのはずなのに、もっと頑張れ!と相当のプレッシャーを与えているようにしか思えません。この食事が作れるようにならないと子どもを持ってはいけないってことですか!? 昨日のエントリではないですが、晩婚・晩産を助長するだけです。
ネット社会は、こういった情報を「そういう意見もあるよね」「確かにそこはその通り」というように落ち着いて受け取れる人じゃないと辛いですね。「そうなんだ」「わたしはダメなんだ」「もっとがんばらなきゃ」という人が、日々こういう情報にさらされていたら擦り切れてしまいます。私が敏感すぎるだけでしょうか。みなさんはどうなんでしょう。
世の中の情報とどう付き合うのか、そのさじ加減を身に着けないといけないですね。そういう情報に関する教育も必要になるのでしょう。
物心ついたころからグーグル先生が手元にいた世代はそのへんの心配はないのでしょうか。ということにも興味がわきました。
さて、強迫観念を抱かされてしまった気になる記事の中身の話についてはまた後日。