カレンダー
2015年10月
« 9月   11月 »
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  
代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

10月, 2015

罪悪感はまったく要らない

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日紹介した日経DUALの記事は昨年(2014年)夏の記事だったんですね。掲載日を気にせず読んでいました。
特に時事的な要素が大きな内容ではないのですが、ちょっと古かったです。失礼しました。

そんな彼女の記事の中で、その他に気になったこと。

―― 母親として家の外で働くことに対する罪悪感を感じたことはありましたか?

グラットン 罪悪感なんて一度も感じたことがありませんよ! 罪悪感というのは愚かな感情だと思います。私は常に「(母親業は)まあまあでいい」と思っていました。100%じゃなくて、そこそこでよしとするのが大事なんです。

この気持ちは大事です。がんばりすぎると心身ともに持たなくなります。

何が何でも仕事に行くと決めたら行く。子ども達のほうも「お母さんは仕事に行っても帰ってくる」ということを最初の段階で植えつけられているわけです。一方で、私は、一旦仕事を終えて帰宅したら、子どもが起きている間は仕事は一切せず、心から息子達とともにいました。「ながら育児」はせず、子ども達に集中するようにしていたのです。

子どもといる時間は仕事をしなかった…という切替は立派です。私はダラダラしてしまって仕事に身が入らないのできっちり切り替える癖を付けなきゃといつも思うのですが。

彼女はベビーシッターに年間240万円も払うことができ、2人の息子さんをボーディングスクール(全寮制の寄宿学校)に入れることができるシングルマザーだったそうです。それなりにエリート路線だったんでしょう。一般庶民にはなかなか難しいかなというのが正直な感想でした。

これだけ”バリバリ働く”母親を見て育てば

子どもは相当な底力を秘めています。寄宿舎に行ったとか、行かないとかはそれほど大事(おおごと)ではないと思うんです。息子達は、どこに行っても元気でやってくれる。それだけのことです。母親というのは、ともすると子どものことを心配し過ぎる傾向があります。子どもというのは、もともとどういう状況でも、どんな場所でも楽しく過ごす力を備えているんです。

 私の子ども時代、子どもは親にほとんど放って置かれるのが普通でした。今の親は過干渉気味ではないかしら? 私の息子達は、私が適度な距離を置いて自立させてあげたことを喜んでくれています。

息子さんの自立も当然かなと思ってしまいました。

ガラスの天井と時短勤務と

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経DUALにあったこの記事から。欧米の共働き事情も紹介されています。

罪悪感なんて感じない 息子は「早く会社に」と!
ロンドン・ビジネススクール教授、『ワーク・シフト』著者、リンダ・グラットンさん。共働きの海外事情を語る

私が「時短勤務」をしたときは妻が30代中盤でした。妻も”ガラスの天井”を意識したのか、一度フルタイムの土俵で評価を受けてみたそうだったので、私が育児をすればチャレンジできると思ったので引き受けました。

その結果、彼女は育児の制約を持っていたら上がれないだろうステージまで何とかたどり着けたと思っています。

私が時短勤務ができたのは、小規模な会社・ファミリー的なところでしたので、いろんなわがままも許してもらえる(勤務時間は関係なく仕事に穴を開けなければ良い)環境でした。

ほんの数年前のことではありますが、夫婦ともに保守的・大企業でしたら難しかったかもしれません。

いまでは育児することは正しい・当たり前のような風潮になってますから、これからの世代の人はぜひ積極的にチャレンジしてほしいと思います。

今回の記事で印象的だったことは、私は男性の育休について、特に産前産後の休暇には懐疑的でいます。自分自身は出産時は数日だけで、その後の育児勤務の方が濃い時間だったので、出産時より、その後の時短の方が重要だという思いでいました。ところが、彼女はこんなことを言っていました。

もし、男性が3~4週間を、生後間もないわが子と過ごすことができたとしたら、その後ももっと子どもと一緒にいたいという気持ちが生まれてくるはずです。
そのときに最も大切な子どもとのつながりが生まれ、それが大きな違いを生みます。生後間もない子どもの面倒を見た男性は、子育てにより積極的になります。

ということだそうです。言われてみればその通り。ですね。
産まれたばかりの命。親がいなければ何もできない命と長く過ごせば、その後も放っておけないという気持ちが芽生えるのは当然です。

私も考えを改めます。出産直後も保育園に通ってるころもどちらも大事。結局、いつでもってことですね。

小学校受験の準備は1年間

こんにちは。シンカ代表の手島です。

先日このBlogで取り上げましたが、小学校受験に関して、日経DUALの連載コラムの2回目について。

小学校受験 国立と私立の違い・見学ポイント・学費
「受験してみようかな」と決めたら知っておくこと、準備すること

お受験のサイクルは11月からはじまる1年なんです。これは経験して初めて知ったことでした。

入試の大半が11月前後にありますので、業界的には「受験世代が試験を終えたら下の歳の子どもを」ということなのでしょうが、野倉社長のコメントにもありますように1年間を過ごすという意味も見逃せません。

1年間という準備期間が必要になるのは、ただ勉強だけではない様子。

「小学校受験では、自然との接し方、伝統・季節行事の知識、しつけなど日本の文化や生活習慣を身に付けていることが求められます。行事や季節の草花の名称や開花時期など、体験を通して学ぶには、やはり一年というサイクルが必要になりますよね。たこ揚げやコマ回し、メンコなど昔ながらの遊びができるかを見る学校もありますので、こういうことは教えるというよりその行事のときに楽しんで体験させてあげたいですね」(野倉さん)

受験前1年間で合格のためのテクニックとして学ぶのではなく、親子やその周りとの関係性において、季節の移り変わり、それぞれの節目にある文化・風習に日頃から触れて興味を持っている子どもになってくれるのであれば、それはとても良いことだと思います。

確かに、小学校受験・お受験だってテクニックが存在することは否定できませんが、中学受験、高校受験よりも、人間形成、社会性を身につけることに直結した学習内容になっていることは確かです。

そりゃそうですよね、まだ幼児さんの学習なのですから。

もちろん、中学高校は学習内容そのものではなく、記憶力・知能を測るものですから、小学受験と同じ尺度で論じてはいけないものではあるのですが。

以前のエントリで紹介した「学力の経済学」という本に、幼児期に教育を施したほうが成人してからの報酬が高い、犯罪率が低いというようなアメリカの研究結果が紹介されています。

お受験をテクニックとしてではなく、受験をキッカケとして普段忙しい中ではなかなか実践できない季節のこと、歳時記的なことを親子で普段から話しをするという習慣がつくことは悪いことではないと思っています。

受験生のいるご家族に取ってはいよいよクライマックスです。1つでも多く親子にこれまで努力の結実の時が訪れることを願っています。

 

羽田クロノゲートの見学に行ってきました

こんにちは。シンカ代表の手島です。

この連休、どう過ごすか予定を立てずに迎えていたのですが、さて、何処へ行こう?と思ってネットで探した結果、急きょ社会科見学となりました。

娘2人を連れて「羽田クロノゲート」というヤマト運輸の最新の物流センターの見学コースを見てきました。
私が予約したのは前日朝。ネットで簡単に予約ができました。

見学コースの中は当然撮影禁止でしたので、外観・概要概観などはヤマト運輸のオフィシャルな情報をご覧ください。

それにしても、わかっちゃいるけど…百聞は一見にしかず。荷物がすごい勢いで流れて仕分けされる様子、そのオートマチック(システマチック)な様子は見て損はありません。

きちんとガイド役の方とポイントでポイントで映像での説明がついている見学コース。最後にピッキングのデモも兼ねてお土産までいただいて(内容は行ってのお楽しみに)、無料とは。

「荷物を預けてくださるみなさまのおかげをもちましてここまでやってこれました。 この100年、そしてその先へ、感謝の気持ちを込めて私たちの仕事とこれからのヤマト運輸を見てもらいたくて」という心意気。その分、「ただ運ぶだけの会社ではありません」とPRも抜かりありませんが、当然でしょう。

内容的には、未就学児にはちょっと難しいでしょうか。小3の次女は「難しい話も多かった」と言ってました。でも全般的には小学生以上、大人まで”勉強になる”ところかと思います。

注意点としては、公式サイトにもありますが、駐車場がありません。私は近くのコインパーキングに留めて、羽田空港国際線ターミナルにも脚を伸ばしてきました。せっかくですから羽田空港国際ターミナルも一度行ってもいいかもしれません。先に羽田空港の駐車場にクルマを置いて、クロノゲートに行くのもお出かけプランとしては良いですね。

そうそう、当然のことながらクロノゲートに行く前に予習として絵本「はしれ!たくはいびん」は読んでおきたいところです。

以上、子どもとお出かけおすすめスポットBlogでした。

☆羽田クロノゲート(ヤマト運輸のwebサイトより)
http://www.yamato-hd.co.jp/hnd-chronogate/

☆同、見学コースの案内
http://www.yamato-hd.co.jp/hnd-chronogate/visitortour.html

☆地球の歩き方サイト・羽田空港国際線ターミナル
http://www.arukikata.co.jp/webmag/2010/1010/sp/101000sp_02.html

「はしれ!たくはいびん」

既知の常識かと思っていたのですが…

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今朝の日経新聞の記事にこんなものがありました。

親と同居、育児女性の就労を後押し 厚労省調査
2015/10/8 23:59[有料会員限定]

見出しだけだとよくわからず、記事を読んでみたのですが、その内容に驚きました。

親との同居比率が高い地方圏では、仕事をしている子育て女性が約7割だった。一方、親との同居比率が低い都市部では、子育て女性の就業率が低かった。地域による生活スタイルの違いが子育てと仕事の両立にも影響している。
今年4月1日時点の待機児童数は山形、福井でいずれもゼロ。一方、兵庫は718人、神奈川は596人と多かった。子どもの世話をする親と同居できなかったり、通勤時間が長かったりする都市部の特徴が、待機児童数を押し上げている可能性もある。

確かに、昨日のこのBlogの「根拠レス」な話しに比べたら実際の数値を確認してのことですので、その点では良いと言えるのですが…。今更その事実だけを述べてどうしたいんだろう?と。私としては既知の事実というか、そんなの常識でしょ…というもの。あまりの薄さに閉口してしまったので、記事の画像を載せておきます。

IMG_7317

いまさら調査して明らかになった事実ですか?そして待機児童って本当にその数だけですか??政治家だけではなく官僚もこんなものですか??いつまでたっても事態は好転しなさそうです…。

根拠レスからの脱却が必要

こんにちは。シンカ代表の手島です。

保育園義務化の本の話題から一連の続きになります。
この本の中でも紹介があったのですが、「学力の経済学」という本は非常に興味深いものでした。

海外の事例がほとんどですが、3歳児神話は本当に神話であるということが立証されているデータなどが紹介されています。

保育園義務化の本の著者の古市さんが本の中でこういうようなことを書いてました。
国のえらいおじさんたちが、感覚論・抽象論・個人的感想的なレベルで「子どもは幼いうちは母親といるべきだ」というよなことをしたり顔で語って、そのままそれが受け入れられてしまう。と。

「学力の経済学」に紹介されているような事例や、昨日のブログで取り上げた記事に紹介されている海外の事例などみると、いかに日本のリーダーたちの育児論が”根拠レス”なのかが良くわかります。

育児や幼少時の教育というものを具体的な数値で検証し、どう手を打っていくのかを考えないと、いつまでたってもぼやっとして好転はしないのでしょう。

かといって日本でいまからそういった”実証実験”をするのにはとてもハードルが高いと思います。だとしたらなおさら、過去の海外の類似の事例から、何か手を打つことを考えても良いのではないでしょうか。

興味ある方ぜひご覧になってみてください。

保育士の処遇を変えないと

こんにちは。シンカ代表の手島です。

「保育園義務教育化」について考えていたからでしょうか、朝日新聞のwebサイトある関連した記事を見つけました。

いろんな視点満載で、とても興味深いです。それぞれの論点に私見を言いたいのですが量が多くなってしまうので、論点は絞ります。興味ある方はぜひご覧になってください。

朝日新聞デジタル>記事
保育士の給与はなぜ低いのか 待機児童問題から考える
聞き手・大井田ひろみ2015年10月6日10時59分

 「厚生労働省などが保育士の賃金を調べていますが、13年の調査では、保育士の賃金は月額20万7400円。これは公立も私立も含めた統計なので、もっと低い人もいます。全産業の月額平均29万5700円を大きく下回ります。幼稚園教員は21万9600円で、小学校教員は33万1600円です。保育士を教育の職員としてみている国では学校教員との給与格差はありませんが、日本は福祉職なので、格差が大きいと言えます。それに『ただ子どもと遊んでいるだけ』という保育士に対する誤解もあります」
 ――保育士は今、仕事の負担が増えているそうですね。

 「アレルギーの子どもの対応を誤れば生命にかかわりますし、発達の遅れなど特別な配慮が必要な子どももいます。子どもや家庭の状況が様々ななか、保護者への対応もあります。午前7時台に始まり、午後8時以降もあいている保育園も増え、早朝や夜間、土曜日の勤務も増えています。子どもの人数によって配置する保育士の人数が決まっているため、休みにくいこともあります。それにもかかわらず、『子どもと遊ぶだけで、特別な知識もいらない』と認識している人がいるなど、社会的評価が必ずしも高くありません」

「欧州でも『保育士は遊んでいるだけ』という見方が長かったそうです。でも、そうではなく教育者として重要な仕事をしていると理解され、保育士の処遇を上げ、実際に保育が子どもの発達にプラスになっているかをチェックする機関をつくるなどして、保育に税金を投じることに国民が納得するようになった歴史があります」

「義務教育化」論をするには、まずは保育士さんの”地位向上”が絶対に必要だと思います。少なくとも、尊敬される存在にならないといけません。

小学校から大学に上がるつれ、高度で専門的な学問・研究を行っているのかもしれませんが、乳幼児が社会性を身につけるという、とても大事な時期に、日中の活動のほとんどの時間を一緒に過ごす保育士さんが、どれだけその子の人格・社会性に影響を与え、そのことがどれだけ将来の世の中に貢献しているでしょうか。

そういった観点で保育士さんがリスペクトされる存在にならなければなりません。社会全体がそう思ってないといけまえん。そういった状況に自然になっていかないのなら、国の出番だと思います。国がその方向に向けていくという必要があると強く思います。

保育園義務教育化について個人的な懸念点

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日とりあげた「保育園義務教育化」の話題について、簡単に私見を書いておきます。

「保育園義務教育化」論に触れて | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/hoikuengimukyouikuka/

このお話しを義務教育として「通わせなければならない」と受け取ると議論を誤ります。

あくまで、「義務なんだから、子どもを預けることに後ろめたさを感じる必要は無いですよ」という世の中にしたいという主張です。クールビズ然りで日本人はみんなで同じ方向を向いたときは変われるという性質だからでしょう。
この場合の保育園は、”義務だけれど、預ける必要が無ければ預けなくて良い”というスタイルである前提です。小中学校は、所定の休み以外は登校すべきでしょうが。

この保育園義務化はどちらかというと、国や行政に「全員受け入れる体制を取る”義務”がある」ことを言っているのだと理解しています。

ただ、”義務”にしてしまうことの問題点について思うところ。
昨今のモンスターペアレントの話しですが、親が保育園に対して「どういう”教育”をしてくれるんだ?」「教員(=保育士)の質はどうなっているんだ?」的な反応が出てくることが容易に想像できます。

保育士をはじめ大人との関わり、お友達や上下の年齢の子どもたちとの関わりの中で過ごす時間だけで教育的には十分だと思うのですが、「〇〇式教育法」的なところを世間が求めてきそうで怖いです。

この点で、「保育園義務教育化」方針は大賛成ですが、各論で大変だろうなと言う思いを持ちました。

日経DUALの対談でも

少子化問題は、複合的にいろいろな政策にまたがって進めなくてはならないので、とても難しい。どこのスイッチを最初に押せばいいかという議論が必ず出ます。

「保育園義務教育化」は少子化を止められるか
白河桃子×古市憲寿 対談(上) もっと「お母さん」を大事にしてもいい(1ページ目)

細かい部分でみんながいくらでも突っ込めてしまうでしょうから、大きなところから議論をしなければならないと思います。このままで日本は大丈夫か?ダメでしょう…それなら…という機運が盛り上がることを切に願います。

「保育園義務教育化」論に触れて

こんにちは。シンカ代表の手島です。

少し前の記事になるのですが、日経DUALにあったこの話題です。

「保育園義務教育化」は少子化を止められるか
白河桃子×古市憲寿 対談(上) もっと「お母さん」を大事にしてもいい

「異様」な子育ての現実を伝えて社会を変える
白河桃子×古市憲寿・対談(下)子育て環境は声を上げれば改善する方向に向かう

私もさっそく著作を読みました。

若手の社会学者、若い世代の空気感を伝える第一人者の方が取り上げたことの意味は確かに大きいのでしょう。社会で声をあげなきゃという問題意識の喚起、提言と言う点では大賛成です。

実際にこの方の著作をいくつか図書館で借りて読みましたが、「保育園義務化」という言葉は今回の著作でアピールされたものですが、古市さんの問題意識は以前も同じものでした。

「だから日本はズレている」という本と今回とでも同じメッセージでした。

本当は、少子化を克服する絶好のタイミングがあった、ちょうどこの過去15年間だ。
実はこの15年というのは、団塊ジュニア世代という、日本で二番目に人口の多い世代が結婚・出産適齢期を迎えていた。何せ、人口が多い世代なのだから、彼だがばんばん子どもを産んでいれば、日本の少子化には一定の歯止めがかかっていた可能性がある。
(中略)
本当は、日本はついこの間まで、第三次ベビーブームが起こっていてもおかしくなかった。
(中略)
しかし、実際には出生率は出生率は回復せず、日本は少子化を止めるタイミングを逃してしまった。
もちろん、これは団塊ジュニアの人々が悪かったわけではない。国や地方自治体が、結婚や出産をしやすい環境を整えなかったことが一番の問題だ。
『保育園義務教育化』第4章 少子化が日本を滅ぼす より

「保育園義務教育化」という言葉だけだと、異論も出てきてしまうと思いますが、私が受け取った古市さんの主張についてはまたの機会に取り上げます。

興味ある方はぜひ読んでみてください。軽い文体なのですぐに読めるはずです。

保育園義務教育化

だから日本はズレている

弾丸低気圧がくる朝

こんにちは。シンカ代表の手島です。

首都圏は「弾丸低気圧」の通過が未明から早朝となり、天気予報やニュースメディアなどではさかんに注意するようにと報道がなされています。この下書きをしている時点(6時過ぎ)では前線は都内を通り過ぎたようで、あとは落ち着くだけのような天気図・雨雲レーダーですが、大粒の雨がぼたぼた落ちてきています。

我が家の小学生2人、電車・バスを使って逆方向に向かうのですが、それぞれの学校の苦労が垣間見れました。

次女:登校時間40分という制限のある国立の小学校

昨日19時にメールで「交通機関に支障が出る恐れがあるので、明日朝6時に判断してメールします」とのこと。ちなみに10/1都民の日でも通常登校でした。都の運営ではなく国立だから??そして今朝の6時のメールで「交通は正常通りの運行のようなので、通常登校とします。」との連絡でした。ただし運動会出し物の朝練は一切中止とのこと。明日が運動会本番なので、少しでも学校にいる時間を長くして会場設営含めた準備の時間を取りたいということもあるのかなと思いました。

長女:かなり広域から通う子が集まる私学

昨日10/1は都民の日でお休み!(共働きの我が家としてはどうして私学なのに?都から助成金もらってるから??…などこれだけでもBlog1つ書けそうですが)

そして今朝の4:30ころのメールで「公共交通機関の乱れが予想されるため、3限目10:30-の登校とします」とのこと。どなたかが天気予報とにらめっこでこんな時間に判断されたかと思うと頭が下がります。

運動会も終わり、イベントもなくほっとしてるからでしょうか。今週は月曜日が運動会代休、昨日は都民の日と、先週のシルバーウィークがまだ続いているかのような長女。いつも起きる時間に「3時間目からだってさ」と伝えたら「やった!」といって布団にもぐっていきました。

個人情報保護方針