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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

12月 22nd, 2015

夫婦別姓と少子化問題

こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週のニュースでした。人権・人格を規定する重要な問題だとは思いますが、いま、この問題や制度を議論するよりも、もっと他にやるべきことがあるんじゃないかと思っています。

夫婦同姓「合憲」は少子化に影響するか 識者に聞く
2015/12/21 12:00[有料会員限定]

私もあまり深い知見はないのですが、正反対の論に驚いています。

松田茂樹・中京大学教授

夫婦同姓の強制は確かに法的な縛りだが、制度から自由になろうと、事実婚を選ぶ人が欧米のように増加していない。男女雇用機会均等法施行以来約30年が経過した今も、主に男性が家計を支える「典型的家族」を支持する人がマスを占める傾向は変わらない。同姓・別姓問題は婚姻数の増減、ひいては少子化解消に対し中立的と言わざるを得ない。
これまで約25年間、日本は育児休業法制の導入や保育所の拡張で、夫婦とも正社員のパワフルカップルに的を絞った少子化対策を続けてきた。その政策効果はあったものの、夫が正規で妻が専業主婦またはパートで働く家族や、夫婦とも非正規の家族、就業機会に恵まれない未婚の若者への経済的支援は力不足だった。少子化解消のカギはこの層への対策にある。

私もこの意見に近いです。別姓・同姓問題はそのまま少子化対策にはつながらないという意見です。

一方でこの方の意見

板本洋子・全国地域結婚支援センター代表

夫婦の姓を同じにしなければならない民法規定は、現代の結婚にも影を落とし、少子化対策を進める上でも阻害要因になっていると思う。

だそうです。

 都会でも地方でも、婚活で本人が相手のプロフィルを見る時、それとなく重視するのは「長男か次男か」「長女か次女か」といった項目だ。

ほんとうですか?

本人同士が意気投合しても姓の問題が壁になり、親や祖父母の思いを受け止め負担を感じて結婚を先延ばしする若者も目立つ。

ほんとうですか?

特に地方の農村では姓の問題は大きい。農業経営は近代化しても、代々の農地の維持につながる戸籍名へのこだわりは強い。この結果、現代の農村には40歳前後の跡取り男女の未婚者が多く、少子化と過疎が進んでいると感じる。

ほんとうですか?

 婚外子が少ない日本で、少子化是正のためには法律婚を増やす必要がある。少子化で長男・長女ばかりの今日、選択的別姓が可能になれば、結婚を容易にする方向に動くと思う。

夫婦別姓だと長男長女の結婚が促進されるというロジックが私には納得できませんでした。

みなさんはこの問題はどうお考えですか?

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