1月 6th, 2016
病児保育の規制緩和のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の日経夕刊の一面は大見出し。
急病の子 預けやすく
厚労省、保育施設の普及後押し 看護師常駐求めず
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すごく大きい文字の見出しにとても驚きました。こういった話題がたとえ夕刊とはいえ一面トップに出る世の中だということですね。一億総活躍?新3本の矢?の成果でしょうか。
見出しの割には額が大きくない…と思ってしまいましたが、前に進んでいるということを評価します。
37.5℃の涙というドラマがあったそうで、TVがない生活をしている我が家ではまったくわからないのですが、世間的には病児保育だったり、37.5℃を越えると預かってくれないということの認知があがっているのでしょうか。
まず看護師や保育士の配置にかかわる規制を緩める。いまのルールは子ども3人あたり保育士1人と、10人あたり看護師1人の配置を義務付ける。
ただ利用する子どもがいないときまで看護師や保育士が常駐すると人件費負担が重くなる。いまは子どもがいないときのルールは明確でないが、看護師や保育士を常駐させなくてよいとする規定を新たにつくる。
さらに病院などに併設されている病児保育の場合は、看護師がすぐに駆けつけられる体制をとっていれば子どもを預かっていても看護師の常駐は不要とする。4月をメドに病児保育の運営ルールを定めた自治体向けの実施要綱を見直す。
これまでが必要以上に慎重になりすぎて、コストが合わないとなっている現状を変えることは大賛成です。
本当に専門的な知識を持つ医師なり看護師さんの介助が必要になった場合に、事故が最も起きない体制を取れるのか、これからきちんと詰めていただいて、大事になるのは、利用者側にその施設の体制がどうなっているかというのが開示され、そのリスクを承知して預ける…ということかと考えます。
私の家族がお願いしていたところは「病後児」保育施設でした。急性期には預けることはできなかったり、医師の診断および紹介状が必要だったところでした。
市が委託して市街地にある大きな総合病院が運営していたので(病院隣接)、運営面ではとても安心だったのですが、定員が3名でした。保育園から「娘さんが発熱で」と連絡があると、夫婦で真っ先に心配するのは子どもの体調よりも「預けられるかしら」だったりしたことが懐かしいです。
当時はしょっちゅう発熱で要お迎えの電話があった印象です。その娘たちも、現在はそれぞれ小6、小3ですが、小学校にあがってからは2人通算で長女がインフルエンザで1日休んだだけです。
病児保育室に育ててもらいました。
■参考エントリ
親になって初めて知った言葉「病後児保育」 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/byougojihoiku/