1月 26th, 2016
白銀の世界からブラックを考える
こんにちは。シンカ代表の手島です。
大雪の日に会社に行くことでその努力だったり忠誠心をアピールするのはナンセンスだな…と考えていたところに、昨日の日経MJ(日経流通)新聞の1面が「ブラック企業と決別する」という話題でした。そちら方面では有名になってしまった会社のトップが語っています。
王将の社長さんのコメントが印象的でした。
かつては長時間必死に働かなければ生活していけなかったし、会社も生き残れなかった。しかし時代は変わり、労働集約的なやり方で価値を生み出すのは間違っていると感じています。」
トップがこのように考えを改める。外的なショックがあったとはいえ、大変なご苦労があったかと思います。
薄利多売で成長していた時代は終わりました。物価上昇を目指す動きに逆行してメニューを値下げすることは考えていません。
私も1消費者として、安いもののカラクリをもっと注意すべきだと思っています。
ブラックを作り出しているのは企業だけではなく、消費者側が安いものが安くて当たり前。従業員は客にひれ伏さんばかりのサービスをして当たり前…と思っていることが大きな原因です。
「安かろうは悪かろう」は、モノが悪いということではなく、労働者の環境が悪いという意味で考えるようにしています。
“物価が高い”と嘆くのではなく、我々は提供されるサービスの対価として、とくにその労働力には報いないといけないはずです。
その上で、付加価値が低いと思えば買わない=市場から退場させられるという健全な消費社会にならないとブラック企業は根絶されないはずです。
■参考エントリ
4/28ニュース「ユニクロ再値上げ」の記事に思うこと | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/news-2/yunikuroneage/