10月 5th, 2016
「ガクテ」の意義
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週のことですが、朝日小学生新聞の一面が学力テストのことでしたので、子どもと大向けとの違いがあるのか?と興味がわき、日経新聞の記事と比べて見ました。
朝小によると、目的は「子どもたちが間違った問題から課題を把握して先生たちが教え方を工夫するなどの対策をとる」ためであるとのこと。
ただし「一部の地域や学校では、結果を気にかけるあまり、調査の前に過去の問題を解かせているという問題も」として過度の対策には疑問があるとも書いてありました。
しかし、この記事で「全国の小学生6年103万人」ということが書いてあり、日経にも「全国で207万人」との記述。
今更ながら?改めて?驚いてしまいました。団塊ジュニアのピークの私は1学年でこの人数だったはず。これでは人口は急減するわけですね。
それはさておき、この「学テ」について、日経の社説にはキチンと述べてありました。
学力テスト10年の総括を
2016/10/2付
「毎年・全員参加」の大きな弊害は、過去問題を勉強させるなど「学力コンクール」化が止まらないことである。このため文科省は今回から、都道府県別の平均正答率について表向きは小数点以下の数値を四捨五入して示した。
弥縫(びほう)策を講じるよりも、この10年を検証して制度を見直すのが本筋だろう。このままでは走り出したら止まらない公共事業と同じではないか。
これからの時代は、決められたテストに向けた対策をして良い点を取ることの意義は薄れていくはずです。
難問に対して諦めずいろんなアプローチで解決を探るチカラをつけることが大切。ただそのための基礎知識、基礎能力はなければならなくて、それを図るための何か…であってくれればいいのですが。