10月 20th, 2016
「勝ちに不思議な勝ちあり」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
私立小をおすすめするコラムの続編が掲載されていました。
そういえば、年長さんはそろそろ“本番”ですね。年中さんがいよいよ本気モードになる季節です。
だからこの連載なのでしょうか。
第2回は「お受験」の試験はどんな問題でどんな対策をしようか、ということでした。
就学前の幼児が挑む小学校受験とはどんな試験なの?
アンテナ・プレスクール校長・石井至(2)/小学校受験の合否の分かれ目は、先生の指示をよく聞き、理解できるかどうか
長女はどちらかというと「最難関」「超有名校」を勝ち抜いたわけですが、その実感としてお受験は「どうして合格したかわからない」ための試験をしているのだなと思いました。
プロ野球の元監督の野村克也さんの本で読んだ記憶があるのですが
勝ちに不思議な勝ちあり
負けに不思議な負けなし
勝負事は負けるべくして負けるのだが、勝つときは運と言うか不思議な要因が重なって勝つことがある…という言葉が脳裏に残っているのですが、小学校の入学試験はまさにこれだと思っています。
「アレができなかったから不合格だった」と後で悔むことは簡単ですが「これができたから受かった!」とは分からない仕組みになっているのがお受験だと感じます。
ただでさえ、保護者も立ち入ることができない”密室”で試験が行われ、出てきたあとに子どもの口頭の記憶だけを頼りにどんな試験だったか、そしてそれをどうやって回答したかを聞きだしたところで
できた/できない、合格ラインか/届いていないか…なんてわかるはずがありません。
曖昧だけれど大体において「それができる子は素晴らしい子」と思わせるような試験が課されるのがお受験です。
これから「お受験」を考えるみなさん。どうか入れ込み過ぎず、家族でどうやって成長していくのかという視点で向き合ってもらいたいと思います。