1月 13th, 2017
ダイヤモンドオンライン『残業を減らしたければ部下の「頑張る姿」を評価するな』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
ダイヤモンドオンラインにこのような記事がありました。
DOL特別レポート
残業を減らしたければ部下の「頑張る姿」を評価するな
長時間労働の根源の一つは、「頑張っている姿」を評価するという文化です。成果ではなく、「いかに頑張っているか」「積極的に取り組んでいるか」というプロセスが「評価のウエイト」の多くを占めることが要因です。
「長く働いている」→「頑張っている」→「評価が上がる」ということになるために、むしろ、長時間労働することが、「良いこと」とされている企業が多いというのが現実でしょう。
長時間労働すれば「評価が上がり」、残業代で「給料も増える」。これでは、逆に長時間労働をしない理由が見つかりません。
いまさらですが、改めて言葉にされると重たいですね。
それでは、どうすれば良いのでしょうか。答えは簡単です。すべて「結果」で評価をすることです。そして、その評価と給料を連動させれば良いのです。
「頑張っている」や「積極的に取り組んでいる」という、抽象的なプロセス評価を取り除き、すべて「結果」という事実で評価をするように切り替えていくことが大切です。
「長く働いて」と、頑張っている姿を見せることは、まったく評価に値しないということを評価される側にも明確に示すのです。
言うは易し…なぜこれまでこれが実現できないのでしょうか。
きっと若い世代やこれから社会に出て行く世代はこの考え方を受け入れられると思います。もっとドライに割り切ってやってもいいとさえ思うでしょう。当然、その適用は上の世代にも当てはめてもらいたいと考えるでしょう。
それに対して、これまでずっと上記悪しき習慣で過ごしてきてしまった既得権益世代は、絶対に守りに入ります。世の停滞、会社の停滞などは気にもせず、自分自身の安寧のみを守ろうとするわけでしょう。
こうしていつまでたっても理想はわかるが現実は変わらない。ということなんだと思っています。
この既得権益層が「これではダメだ」「次世代に希望を渡さないと」と思ってくれるような、何か良い方法はないものでしょうか。