マイナンバー制度
こんにちは。シンカ代表の手島です。
スタッフKの先日のエントリにWebの母子手帳の話しがありましたが、
Webで履歴を管理すると言う点で、「マイナンバー」制とも関連が深いのかなと思います。
国民総背番号制なんて言われていた時期もあったかと思うのですが、
このマイナンバーはやればいい。遅きに失したくらい。というのが私の意見です。
しかしながら、話しがややこしくなる点、反対派の拠り所にされてしまうのが、データが一元管理されるのだから”せっかくなので”
活用しよう…という点に着目されるところだと思います。
流行の”ビックデータ”などのバズワードを持ち出して語られてしまうとますます反論の余地が出てしまうところが困りモノです。
先日の日経の記事にありましたが、「医療費の抑制に使う」とか夢見がちな話しが出てくると、悪用されるとか個人情報が漏れるなどのデメリットの話しを出して揚げ足取りになってしまっているという思いがします。
日経新聞の記事(有料会員の記事です。以下、記事リンクは同じ)
共通番号で医療費抑制 政府方針、投薬など管理
2014/6/18 2:00[有料会員限定]
私個人は、単純に年金や社会保険の不公平感の是正という点、これらは受益者平等という観点よりも応能の平等といいますか、負担した分だけの平等という点でのバランスを取る必要があるという意見ですので、マイナンバー制が実現された後の未来に賛成です。
また行政コストの効率化という点でも有効でしょう。
先日こんな痛ましいニュースもありました。
子どもが小学校に来ない…というチェックのための行政コストも下がるはず。
現代はそういう子どもがいる、家庭があるという相互チェックが効く地域コミュニティはなくなりつつあり、何か問題が起きると行政や社会的な仕組みに不備があると刺される時代です。
これらの問題の対応策の1つとしてもマイナンバーは有効だと考えます。
国民全員に番号を付与しての管理は、一昔前は天文学的な費用でしたでしょうが、IT技術が発達した現代ではそんなに難しい仕組みではないです。もちろん技術的なリスクに対する対処は必要で、課題と言われている様に、漏洩や悪用には最大限の注意をはらう必要はあります。
ぜひ積極的に適用範囲を広げてもらいたいと思っています。