認可保育園の習い事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリに続いて今日も日経の夕刊にあった記事からです。
記事のコーナー名は「魅どころチェック」
保育+習い事 認可園も
英会話や体育 少子化にらむ
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認可保育園が習い事に力を入れている。英語や水泳、体操など内容は幅広い。保育園不足や待機児童の問題はなお深刻だが、少子化は確実に進んでおり、保育園も選別の時代が来るのは避けられそうにない。特色を出そうと、各園の生き残りをかけた競争が始まっている。
ということだそうです。
記事の中で紹介されている英会話の講師を招いている大阪の保育園では「1園あたり年間数十万~数百万円のコスト増」と書いてあり、別の園の紹介では英会話レッスンについて「1回、20分程度、英語の歌に親しむといった内容のレッスンを、追加料金なしで提供している。」という記載もありました。
認可保育園ですから、行政からお金が出ているはずです。
こういった費用は誰が負担しているのか?行政からの助成金・補助金で賄っているとしたら、他の園との不公平感が出ると心配になります。
選ばれるための独自性だったり、価値向上のための施策を打つことは大賛成です。ですが、その分のコストはキチンと参加者に負担をお願いすべきだと思います。
水泳教室と提携するのは保育事業を手がけるピジョンハーツ(東京・中央)。ピジョンランド上石神井保育園(同・練馬)に通う園児を、提携するイトマンスイミングスクール(同・新宿)に送迎している。「保育園は預かる時間が長いため、保護者から習い事の要望がある」(ピジョンハーツ)という。
要望するのなら、お金を出すべきですよね。
もちろん、その自治体の全員が「その園のその講座のための税金だ!」という合意があれば私も反対しませんが…
費用の構造がどうなっているのだろうとそちらばかり気になる記事でした。