スマホについての親子の会話
こんにちは。シンカ代表の手島です。
この週末に家族でクルマで出掛けているときの話しです。
都下から都内に向かって走らせていると、年金機構の本部ビルの前を通りかかりました。特に私が何か言ったわけでもないのですが、小6の長女が「あっ。ここは個人情報が漏洩したところでしょ!」と気づきました。
個人情報って何だ…方面の話しもあったのですが、小3の次女が「どうやって漏れちゃったの?」と興味を持ったので、漏洩というか悪い人からアタックされる脅威についての話しをすることになりました。
「知り合いに成りすまして、何かの案内メールを装って、メールを開けるように仕向けてあったらしい。そのメールを開けちゃったら、悪いヤツらにつながっちゃって、パソコンや年金本部にある情報がごっそり抜き取られちゃうんだよ」
「成りすましメールを開けちゃいけないなんて言われても、お父さんもお母さんもわからないし、実際には難しい」
「悪意のある人は、どんな手を使っても近寄ってくるから、対策をしても”いたちごっこ”だよ」
というような話しをしました。
その話しの流れでスマホについて、ちょうど先週取り上げた話題にあった例を使って話しをしました。
- こういうメールがきたら開けちゃいけない、とか、ちゃんと使い方がわかっているか?
- 悪意を持った人のメールやメッセージを受け取らないような設定が自分でできるか?
- 新宿の歌舞伎町ってきらびやかで賑やかで怪しげな人たちが多いところわかるでしょ?
そこに子どもが1人で出掛けるようなもの。怖そうな人から声をかけられれば逃げるけど、ひょっとしてすごく親切な風に声をかけられたりするかもしれない。そういう場面でもちゃんと自分で自分を守れないといけない - 何年生からいいよというわけではなく、そういう危険なところだということがわかり、危険を回避する術をわかるようになってからじゃないと怖くて持たせられない。
というようなことを話しをしました。
我が家は西武新宿線沿線なので、新宿を使うときは歌舞伎町の近くを通るので、歌舞伎町というところがどんな雰囲気の場所なのかを知っていることが今回は有利に働きました。
小6の長女も、普段は論破されまいとして反論したり持論を言ったりするのですが、昨日ばかりは神妙に聞き入ってました。
具体的な脅威がわかれば、むやみに欲しいと思わなくなるのでしょうか。あまり怖い話しばかりして、周りの友だちに「何で持ってるの?危ないんだよ」と余計なお節介になってもいけないのですが、時にはちゃんと話しをしなきゃいけないなと実感しました。
◆参考エントリ
子どもとスマホ。子どもとLINE。 | Synca Blog