「産めよ増やせよ」!?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
私は日経新聞のニュース配信サービスを使っています。自分がチェックしたいキーワードを登録しておくとその言葉を含んだニュースを配信してくれます。
もちろん「子育て」というキーワードをいれていますが、今朝のメールには次の内容が並んでいて、どきっとしました。
〈キーワード〉
◆日本の人口を増やすには
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK18H1O_Y5A210C1TBU000/?n_cid=kobetsu
◆兄弟は社会の始まり
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ17H94_X10C15A2TBU000/?n_cid=kobetsu
いまさら「産めよ増やせよ」ですか?と驚きながらどんな記事だろうと思って開いてみましたが、広告連動型(と思ってます)かつ読者参加の意見募集企画の記事のものでした。この企画は「経営者と話そう」というものです。
そこに大手学習塾「ナガセ」(=東進ハイスクール)の理事長さんが登場していました。この理事長さんが課題を挙げて、読者がそのアイデアを投稿する…という企画です。
塾の経営者ですから、少子化は切実な問題で、子どもが夢を持ち、子どもを持つことに夢を持てる世の中であるべきだ!はその通りだと思います。
ただその課題の投げかけのときに、とっても違和感を持ったことを覚えています。
人口2億人が本当に必要ですか?
資源が枯渇するから、人口抑制に舵を切ったこともあったんですよね??
で、数週間前になげかけられた課題に対して読者からの回答が掲載されたのが今日の紙面でした。
それら意見を見た上での理事長さんのコメントが冒頭の「兄弟は社会の始まり」でした。
だそうです。何か特色のあることを言わなければならない場面でしょうが、とっても違和感があります。国が兄弟の「妥当な数」を決めるのですか?
その通りだと思います。いまから頑張っても効果が出るのは20年−30年先です。でもそれまでこの国は持つのか?何度もこのBlogで主張していますが、いまこの人口構成、財政収入でやっていけるような制度設計の見直しが急務なのではないでしょうか。
あくまで一面的な記事なので私の指摘は場違いではありますが、少々気持ち悪くなったので取り上げてみました。