日経ニュース「イオンが営業時間短縮」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の一面がこんなニュースでした。
イオンが営業時間短縮 スーパー各社、早朝深夜見直し
コンビニ競合・人手不足で
2016/2/25 2:00[有料会員限定]
2012年に午前7時開店を一斉に増やしたが8時に繰り下げる。中堅スーパーでも夜間や24時間営業の見直しが相次ぐ。
消費はコンビニなどの実店舗だけでなく、国内市場が12兆円を超えたネット通販にも流れている。スーパーは早朝や夜間に営業しても人件費など膨らむコストに見合う売上高の確保は難しくなっている。従業員の働きやすさにも配慮して営業を短くし、営業効率重視にカジを切る動きが進みそうだ。
長時間営業するお店で、安い商品が売られている…どこにその“しわ寄せ”が行くかは自明でしょう。
そこで働く人、もしくは作っている商品の原料、労働力、物流のコスト…
24時間営業でをしようとすると、「安売り」「薄利多売」モデルは通用しないのではないでしょうか。
とにもかくにも、ちゃんと対価を払うということになれば店舗も営業してくれるはずです。
“それでも買いたい人”はそれなりのコストを払って買うということです。
この流れを「モノが高くなった」とか「生活が苦しくなる」といように捉えるのではなく。不当に安い労働力の酷使で成り立っているビジネスが淘汰される。必要な対価は払う。ということで考えたいです。こういう観点での「物価の上昇」は受け入れなければならないと思います。
従業員の労働環境改善を標榜して営業時間の短縮の先鞭をつけている三越伊勢丹の取り組みとともに今後の成り行きを注意深く見守りたいです。
三越伊勢丹
17年から初売り1月4日 労働環境を改善
毎日新聞2016年1月16日 09時00分
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