「帰宅恐怖症」の回避法
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ビジネスのwebサイトにあったコラムから。
女性活躍の陰で増殖する「帰宅恐怖症」夫
「2020年に2時間30分」という“夢”に挑戦
タイトルだけでどういうお話しかは想像できるかと思います。
紹介されている数字にこんなことがありました。
我が家は今年の4月から妻がフルタイム、私が家事全般をやっていますが、妻は仕事の時間が長く、帰宅も遅いです。だいたい上記の”夫”のような感じでしょうか。私が子どもと接する時間(と主に食事に関連する家事)が圧倒的に長いです。目標値の2時間30分は私はクリアです。って安心しちゃいけなくて、妻が2時間30分を子どもと家事に使えないとダメだということですよね。
男女ということではなく、仕事が忙しいことが問題という実感です。…なんで大企業なのに(=就業時間と言うルールがアリ、チームで仕事ができるはずなのに)個々人がそんなに時間外が多いのか!?と本当に不思議でなりません。
それはさておき、興味深いことが書いてありました。だいぶ昔(2003年)の調査ということなのですが、
以下に引用します。
※実際のページもまだ公開されています。東京都小金井市。
男は忙しいから家事できない??
- 妻の就労形態 ― フルタイムで働く家庭は、それ以外の家庭と比べて家事共有度は約2倍、育児共有度は1.5倍高い。
- 妻の収入 ― 妻の収入が多いほど、家事共有度・育児共有度は高い。
- 妻の就労時間 ― 家事共有度は、妻の就労時間が6時間までは妻専業主婦家庭と変わらず、9時間以上で2倍以上。育児共有度は、5時間までは妻専業主婦家庭と変わらず、8時間以上ではっきりと高い。
- 夫の収入 ― 夫の収入額による影響は、比較的少ない。
- 夫の就労時間 ― 家事共有度は、夫の就労時間が変化してもほぼ一定。育児共有度は、「夫の就労時間が長くなる」につれ、育児共有度が低くなる。
- 性別役割規範 ― 夫の「家事・育児は女の仕事」という考えが強いほど家事共有度が低くなる傾向があったが、妻の就労状況別だと、意識による影響は一貫性を無くし、妻の就労状況の方が家事共有度に大きな差をもたらしていた。
- 妻からの家事・育児共有の要求 ― 「して欲しい」と言うほど家事共有度・育児共有度が上がるとことはなく、むしろ、「して欲しい」とよく言われる夫ほど共有度は低かった。
- 結婚前の話し合い ― よく話し合った夫婦ほど妻が常勤で働き、育児共有度が高い。特に、育児については顕著だった。
- 妻・夫の年齢 ― 妻・夫の年齢による、家事共有度・育児共有度の差はない。ただし、年下の夫の場合、家事共有度・育児共有度が高い。
- 生家で誰が家事をしていたか ― 家事共有度・育児共有度ともに、一貫した関係はなし。ただし、家事・育児を父母以外の人が行っていた家庭で育った場合、家事共有度・育児共有度ともに高い。
⑦のところがおかしかったです。私も、妻から積極的に「して欲しい」とは言われていなかったと思っています。言わないが故に「じゃあやろうか」となって今に至ると思っています。手のひらの上で踊らされているのでしょうか。
この調査、みなさんの実感はいかがでしょうか。
あ、妻は「帰宅恐怖症」なんでしょうか。私が鬼嫁よろしくガミガミ言ってるつもりは全く無いのですが。