「高速道路」じゃないでしょうに
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の夕刊に「くらし・働き方」というページがありますが、1/20夕刊にあった記事です。
育児休職後「私は走れた」 一段と柔軟に2015/1/20付[有料会員限定]
この記事の中で印象的な部分があります。
「今は軽自動車かもしれないが、いずれは再びスポーツカーで走りたいから、高速道路は降りません」。三品さんが「高速道路」のように皆が全力で走るキャリア街道を走り続けてこられたのは短時間勤務とフルタイム勤務を上手に切り替えながら職場に“軟着陸”したからだという。
高速道路を全力で走るですか…男性女性に限らず、キャリアについて、このように捉えてしまうのが残念と言うか、そこまで考える必要があるのかな?と。
1つの会社にしがみつくのが人生ではなかろうと。思います。
人生で考えたら子どもを産んで育ててるときこそが高速道路なんですが…。
どの立場から眺めるのかによって、いろんな考えを取り得ますが、個人的には会社内でのキャリアについて縛られずに雇用環境全体での流動性が上がることを期待しています。
今回の記事では、何人かの方の事例が取り上げられていますが、登場される方がみなさん大企業です。
いったいこういう大企業に入っている若者がどのくらいの割合なのかわかりませんが、会社が大きく、組織としても恵まれている環境なので積極的に取り組んで、活用して、周りに派生させていってもらいたいです。
特に良いなと思ったこと。証券会社の営業担当の例として
複数の顧客をチーム全体で担当する。通常は顧客と営業担当者は1対1だが「ここでは子どもが急に熱を出して早退しても、皆でカバーし合える」(人事部の谷本雅宣副部長)。松井さんは13年秋から営業職に完全復帰。今は上席課長代理として活躍中だ。
特に大企業、しっかりした組織にとっては、仕事は人に付くのでなく、組織に付くべきものだと思っています。仕事、課題はチームで解消するのだということだという考えです。
特に、ITはそういう分野で最も効果を発揮しやすいはず。どんどん便利なものを取り入れて世の中に広げていくべきです。