高齢化の具体的な数値に愕然
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の1面にあった記事です。「人口病に克つ」という連載です。
超高齢化を生きる(1) 「元気なシニア」も足りない 自治体、存続へ知恵絞る
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具体的な数字を見て愕然とします。消滅の可能性が高いと言われている群馬県南牧村の数値だそうです。
- 75歳以上の高齢者が41%を占める。
- 2014年に民間シンクタンクの日本創成会議が日本で最も消滅の可能性が高い自治体に「認定」した村。
- 人口は2100人と60年前の5分の1。14年度の新生児はたった2人。
- 村の15年度予算は歳入21億2千万円のうち、村税が1億7千万円と8%。国から受け取る地方交付税交付金が56%に上るなど、外部財源が84%を占める。
南牧村は過疎地の特殊例ではない。近未来の日本の姿でもある。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、17年に75歳以上の人口が65~74歳の人口を上回り、60年には総人口の4分の1を占める。
「さあがんばろう」と思えるところがない…というのが実感です。
一億総活躍は、「矢」ではなく「的」であるということ言論もあちこちで見られるようになりました。まさにその通りだと思います。
総活躍するための打ち手は何?が見えていません。
何十年もかかる一大事業がこれです。何度かこのBlogでも意見を書いていますが、それならいっそ少ない人たちで、限られた資源で回せる社会を目指せば良いのにと思うのですが…
結局どっちつかずとうか、何をしたいのか分からず、現役世代とくにこれから出産・子育ての世代がどんどん後ろ向きになるだけで辛いです。
この連載で「捨てたもんじゃないな。何とかがんばろう」と思えるようになるといいのですが。