5/11日経社説に「ネット時代の新しい働き方」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の朝刊の社説はクラウドソーシングについて書いてありました。
ネット時代の新しい働き方を育みたい
2015/5/11付
個人が企業からインターネット経由で仕事を受注する。そうした在宅での働き方が増え始めている。企業と個人を仲介するサイトで仕事を見つけて契約する。
仕事量の割に低賃金の場合があるなどの指摘もあるが、就労機会を広げる面があるのは確かだ。
仕事に充てる時間帯を自分で決められるため、子育て中の女性なども働きやすい。
などと説明されています。堅い新聞の社説に出てくるまでの認知度になってきたということでしょうか。
私が思うこのクラウドソーシングですが、発注する側も受ける側もきちんと「自己責任」においてその価値と対価を認めるということだと思っています。
契約社会ではないですが、「アメリカ的」「日本的」なことで言えば日本では難しいと思われている側面はあると感じています。もちろん、そのために仲介会社があり、規模も大きくなってその活用が広まっているということはちゃんと懸念事項が押さえられているということなのですが。
今回の社説は、どちらかというと「安く仕事させられる」「余暇や休息の時間を削ってでも仕事する」ことへの懸念を示すもので、健康管理面のまとめになっていました。
一方で新しい働き方なだけに、懸念も少なくない。仕事ごとの契約になることもあって、収入が不安定になりがちともいわれる。健康管理を心配する声もある。
クラウドソーシングは働き方の選択肢を広げる意義がある。新しい働き方を安心して選べるよう、労働者保護に力を尽くしたい。
労働者保護という観点は非常に大事ですが、せっかくの機会を潰してしまわないよう、過度な規制は避けて欲しいと願っています。
もちろん、繰り返しになりますが、「ネット時代」ですから、利用する双方の自立、自己責任が問われていることを肝に銘じて。