日経ビジネス:「人口減少時代のウソ/ホント」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ビジネスにあったこの記事から。
若者に「偽装離婚」を考えさせる社会ではダメだ
森田 朗×出口治明 特別対談(1)
「両論併記」では少子化問題を打ち破れない
森田 朗×出口治明 特別対談(2)
いろいろ書いてあるのでぜひご覧になってください。とても悲観的になってしまいます。
”偽装離婚”だって、もう10年以上も前に私も知人が本気で考えていることを聞かされ
驚いたことを覚えています。そのころからなんら変わってなくて、より一層ひどくなっている印象です。
育児って個々人にとっては、過ぎていくことで「いつまでも自分の問題」にはならないので社会が変わっていなくても自分自身に害がないという点で変化が遅いと思っています。
今回の会談の記事の中で最後にあるこの部分にとても共感できました。
出口:はい。女性へのサポートは、そうした実利的な待遇と精神面、両方でやっていくべきだと考えています。例えば、最近は周辺住民の反対で保育園が新設できないとか、子どもを外で遊ばせないようにするとか、そういうニュースがありますね。僕はこういうことについては、メディアがちゃんと意見を発信して、女性や子どもを擁護したほうがいいと思うのです。それが精神面のサポートです。メディアが中立的な立場で両論を載せるのは、無責任ですよ。子どもは泣くのが仕事だ、何が悪いのだと、はっきり書くべきです。
森田:「保育園の声がうるさい」と苦情を言うのは、高齢者が多かったりします。昔は人口構造的にお年寄りの絶対数が少なかったので、多少のわがままも許せたけれど、高齢者が多数派になって意見を通そうとし始めると、下の世代にとってはそうとうの負担になります。お年寄りの立場も昔とは違う。
そうですね。マスコミがこういったときに「どちらにも言い分がある」とかしおらしくしないでもらいたいです。「何言ってんだ!未来の宝だぞ!」って。
著名な方にもっともっと声をあげていただいて、機運を盛り上げて欲しいと思いました。