「資生堂ショック」と女性に優しいを考える
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリの最後に「マミートラック」という言葉を使いましたが、
その言葉に関連し、言葉自体も説明してくれている記事があったので取り上げます。
日経電子版にある、「資生堂ショック」を取り上げたものでした。資生堂ショックについても記事の冒頭部分に書いてあるのでご覧になってください。
若手リーダーに贈る教科書
本当に「女性に優しい会社」とは?
石塚由紀夫著「資生堂インパクト」
確かに、「厳しいな」という思いもありましたが、多様性を受入れるのなら、できるだけ公平に・平等にということを追求するのも真理だと思います。お互いが「向こう側は特別だから」みたいに思ってしまうのは不幸なことです。
子どもを持つ女性のキャリア形成の遅れは多くの企業で生じている。子育てを理由に通常とは異なるキャリアコースを歩む「マミートラック」と呼ばれる現象だ。
マミートラックは仕事の軽減と引き換えに昇進・昇格のチャンスが減る。望まずにマミートラックに追いやられた女性は「頑張ってもどうせ評価してくれない」と仕事へのやる気がそがれ、それを見た上司や職場の同僚は「やっぱり子どものいる女性に仕事は任せられない」と女性社員への評価を一段と下げる。そしてそれが女性社員のやる気をさらにそぐ。子育て中の女性社員にまつわる負の連鎖は多くの企業でみられる。
(86ページ 第2章 「マミートラック」の罠)
マミートラックは仕事の軽減と引き換えに昇進・昇格のチャンスが減る。望まずにマミートラックに追いやられた女性は「頑張ってもどうせ評価してくれない」と仕事へのやる気がそがれ、それを見た上司や職場の同僚は「やっぱり子どものいる女性に仕事は任せられない」と女性社員への評価を一段と下げる。そしてそれが女性社員のやる気をさらにそぐ。子育て中の女性社員にまつわる負の連鎖は多くの企業でみられる。
(86ページ 第2章 「マミートラック」の罠)
資生堂ショックはあくまでも女性のライフワークバランスに特化した話のように受け取ってしまいがちですが、男性(=夫)も意識も行動も変わらなければいけないです。
米国では、男性も家事・育児を担い、補いきれない部分は積極的に家事代行サービスを利用することで、妻が外で働き続ける環境を整えてきました。著者も「セカンド・シフトを完璧にこなせるスーパーウーマンはどこにもいない。企業での女性活躍を実現したいなら、家庭における男性の活躍推進も同時に進める必要がある」と述べます。
「女性が輝く」だけのスローガンでは到底達成できないのだろうということを強く再認識しました。
このwebの記事に紹介れている書籍を今度読んでみます。