男性の育児休暇取得率の意義
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週のニュースになるのですが、こんな話題がありました。
14年度の育休取得率、男女とも上昇 厚労省
2015/6/25 19:46
女性の育児休業取得率は07年度から80%以上で安定している。一方、男性の取得率は2%前後と低迷が続いている。国は20年度に男性の取得率13%を目指しているが、大きく下回っている。
出産時や出産直後に父親が休暇を取って一緒にいることについて、誤解を生んでしまうかもしれませんが、私は必須ではないという意見です。不要、無駄だとは言いませんが、母親はどうしても休みとらないと出産できないわけで、母親が家でじっくり対応できると思うんです。
むしろ大事なのは、仕事に復帰して仕事と子育てになったときの夫婦間の協力体制、家事・育児のシェアだと強く思っています。
今回の指標である男性の育児休暇ですが、出産時だったら普通の有給休暇を数日もらって、それに週末が重なれば事足りるのではと思います。よっぽど、妻が時短勤務をはじめるときに育児休暇として数週間、数ヶ月の休みを取るのならそれが「育児休暇」なんだと思います。
今回の指標の男性の育児休暇の取得率があがったとすると、同時に母親も休んでいるわけで「家に両方の親がいるんだから、保育園に預けなくていいでしょ。はい、退園してください」なんていう所沢の議論が蒸し返されそうです。
ただ、第2子以降の出産時には男性もある期間休暇をとって、上の子を面倒みて出産直後の母親を楽にしてあげる意味は大きいと思っていますが…。
所沢の退園問題、この男性の育児休暇取得の比率の目標…ほんとに、どこを目指しているのか、何を成したいのかよくわからなくなってきました。