流通業界の大いなる期待
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日に引き続きになってしまいますが、プレミアムフライデーは流通・サービス業界には福音となりますよね。
日経MJ(日経流通新聞)にもこの話題が載っていました。
「長時間労働の見直しなど働き方改革とも連動しており、買い物や観光、家族とのだんらんといった「生活の豊かさ」を消費につなげる狙いがある。
「参加各社はセールよりも、少し贅沢な買い物や食事、旅行を楽しむといった需要を掘り起こしたい考え」
とのことですが、今の若い人がどれだけ消費にお金を使えるのでしょうか。
働き方改革として、「もっと短い時間で高い成果を」目指すということについては
まったく依存ありません。大いに取り組むべきです。
ただ国がとやかくいうことではない領域だと思っています。
その結果、高い生産性で仕事以外の「余暇」ができたとして果たしてそれが消費に回るのか?がとても疑問です。
消費に回せるのは、年功序列の時代の恩恵を受けた団塊の世代、ベテランの世代ではないでしょうか。
時間があるから飲みに行く、趣味に使う。
子育てもひと段落し、”悠々自適”な時間を過ごせる層であるはずです。
それに比べて、若い世代は昔のように「長く働いていれば給料が上がる」なんてまったく思えず。それでいて結婚しろだの子ども育てろなどとも言われ。
余暇とか趣味とかレジャーなどというものは、本当に好きなことだったらお金も時間もなんとか工面するものなんだと思っています。今の若い世代は「余暇?レジャー?そんな余裕ないです」というのが大半なのではないでしょうか。
プレミアムフライデーの本当の意義が達せられる日が本当にくるのか。
若い世代の多くの人に“生活の豊かさ”を感じられる日が来るのか。
期待を持って見守りたいと思います。