我が家が騙されかけた実録
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリ(↓)に引き続きでオレオレ詐欺について、お恥ずかしながら私の実家のお話しです。
オレオレ詐欺(振り込め詐欺)で狙われるのは弱者ではない? | Synca Blog
先日、平日の昼間に私の親から着信があり、何か事故が起きたときしか電話がないので、へんな胸騒ぎを感じながら出たのですが
「あんた、さっき電話かけてきた?」
「昨日の入院はどうだったの?」
「で、300万円は本当に必要なの?」
といった感じで聞かれました。
「え?何のこと?」と私。
母親はすっかり騙されてしまい、周りにいた私の父とたまたま実家に帰っていた妹とに「本人の電話にこっちからかけてみろ」と言われ、何とか我に返ることができたようです。
私の母親が騙された手口はざっと次のようなものだそうです。
ある日の夜に
「高熱出して大変で」「いま救急外来にきて処置してもらってる。妻に付き添ってもらってる」「携帯壊れちゃって会社の携帯からかけている」のような話しで、単に体調崩して大変だ…という話しだけ。そして翌朝に「いやぁ点滴打ってすっかりよくなったけど、実は…」「株で失敗したから300万円貸してくれ」というストーリーだったようです。
最初の晩の病気の話しですっかり心配し、疑うことが出来なかった様子。周りで話しを聞いていた私の父親と妹は冷静で「おかしい。ちゃんとこっちからかけて本人に確認すべき」ということになったので助かりました。
いろんなシナリオで本人をその気にさせる手だてができているみたいですね。
ただ気になるのが、私の母が言うことなのですが、相手は救急病院に行ってるときに妻の名前を語ったということです。「○○子と一緒にいるから大丈夫」というようなことだそうです。
もし本当だとすると、“夫婦の名前を知っていて、かつ実家の連絡先が分かる”という情報が渡っているということですよね。その上でストーリーを考えることが出来るのなら、かなり向こうが有利な戦いなのではないでしょうか。
実際に身内にこういった事件が降り掛かって、改めて怖い世の中だと思い直しました。
油断は禁物です。
備えすぎて困ることはないと思いますので十分に警戒してください。