‘働き方’ タグ
2017年もシンカblogをよろしくお願いします。
こんにちは。シンカ代表の手島です。
このシンカblogは今年も「家族(子育て)と仕事の両立を目指す」こと、「ライフワークバランス」に関するニュース・トピックスを中心に取り上げていきます。
昨年は「日本死ね」に代表されるように、とても注目を浴びた年でした。
ただいつもの通り「すごく前進した」とも思えない年でした。
今年がどういう年になるか、日本はこのあとどこに向かっていくのか。
しっかりと見据え、考えていきたいと思っています。
本格的には成人の日の連休明けの1/10からスタートします。
2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
手島 正陽
シンカ株式会社 Synca Corporation
http://www.synca-corp.co.jp
企業が社員の婚活支援という記事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリで日経新聞の日曜日の紙面「日曜に考える」の1つを取り上げましたが、その同じ紙面にこんな記事もありました。
かれんとスコープ
社員の婚活、企業が縁結び
人手不足で離職対策
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会社が婚活に力を入れている(ところもある)というお話し。
そんなプレッシャーがあるから尚更若い人は内向きに、目を背けてしまうのではないでしょうか。婚姻数増加という目標に向かってということだとすると、この直接的なアプローチはまったく向いていないと思います。
ただ、記事の冒頭でも
ということが書いてありましたし、脇の記事で
ネットをのぞくと
「職場主催は苦行」「余計なお世話」 社員に冷ややかな反応目立つ
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ということで、片方の視点だけではなく安心したのですが。
論点が変わってしまうので、明日へ続けます。
すかいらーくも深夜営業縮小
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞web版にこんな見出しの記事がありました。
すかいらーく、深夜営業を大幅縮小
2016/12/15 12:55
先駆けてロイヤルホストのロイヤルが取り組みを発表していましたね。
朝日新聞digital版より
ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討
湯地正裕2016年11月17日21時13分
非常に良い傾向だと思っています。
過剰なサービスで勝手に自分たちの首を絞めていませんか?頑張りすぎないことも大事です。
豊かな生活を送るためにということであれば私は大賛成です。
流通業界の大いなる期待
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日に引き続きになってしまいますが、プレミアムフライデーは流通・サービス業界には福音となりますよね。
日経MJ(日経流通新聞)にもこの話題が載っていました。
「長時間労働の見直しなど働き方改革とも連動しており、買い物や観光、家族とのだんらんといった「生活の豊かさ」を消費につなげる狙いがある。
「参加各社はセールよりも、少し贅沢な買い物や食事、旅行を楽しむといった需要を掘り起こしたい考え」
とのことですが、今の若い人がどれだけ消費にお金を使えるのでしょうか。
働き方改革として、「もっと短い時間で高い成果を」目指すということについては
まったく依存ありません。大いに取り組むべきです。
ただ国がとやかくいうことではない領域だと思っています。
その結果、高い生産性で仕事以外の「余暇」ができたとして果たしてそれが消費に回るのか?がとても疑問です。
消費に回せるのは、年功序列の時代の恩恵を受けた団塊の世代、ベテランの世代ではないでしょうか。
時間があるから飲みに行く、趣味に使う。
子育てもひと段落し、”悠々自適”な時間を過ごせる層であるはずです。
それに比べて、若い世代は昔のように「長く働いていれば給料が上がる」なんてまったく思えず。それでいて結婚しろだの子ども育てろなどとも言われ。
余暇とか趣味とかレジャーなどというものは、本当に好きなことだったらお金も時間もなんとか工面するものなんだと思っています。今の若い世代は「余暇?レジャー?そんな余裕ないです」というのが大半なのではないでしょうか。
プレミアムフライデーの本当の意義が達せられる日が本当にくるのか。
若い世代の多くの人に“生活の豊かさ”を感じられる日が来るのか。
期待を持って見守りたいと思います。
プレミアムフライデーは何のためか
こんにちは。シンカ代表の手島です。
こんなことになるとは思いませんでした。
日経新聞より
「プレミアムフライデー」来年2月から
経産省と経済界「月末金曜、仕事は午後3時まで」
2016/12/12 19:14
NHKのニュース
消費促進の「プレミアムフライデー」午後3時の退社を呼びかけ
12月9日 1時41分
Yahooニュースのリンク
「プレミアムフライデー」の日は午後3時から本当に遊べる? 政府と経団連に聞いた
BuzzFeed Japan 12/13(火) 6:00配信
結局、お国主導で上からやれってことになるのでしょうか。クールビズ然りですよね。
早く帰ることは良いのですが、それ目当てのビジネスだったり変なところに税金が使われるとか飲食や小売業が休めないとか…大丈夫なのでしょうか。気にしても仕方なく始まっちゃうのでしょうが。
いっぺんに休むと、結局混むところがあり、サービス提供者が「こなす」ことになるということで、真の豊かさには程遠いと思うんです。
参考エントリ
お盆の混雑を是としてはいけないはず | Synca Blog
日本が祝日大国から休暇大国になるために | Synca Blog
ばらばらに休めばいいのに。ちゃんと生産性上げて仕事して、個々の裁量とチームの補完でいつでも休めるようにすればいいのに。
このプレミアムフライデーを実施する本当の目的を見失わないでいたいです。
配偶者控除の改正(?)のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
配偶者控除の改正についての案がまとまったようで、日経新聞にも記事がありました。
配偶者控除、夫・妻の年収に応じ差 9段階で縮小[有料会員限定]
本当に必要なことだったら痛みを伴っても実行したいものなのですがこうやって「骨抜き」になるということばかり。
本当にそう思ってますか?
1120万円以上の年収がある家の人が働けってことですよね。
せっかく年収があるのだから余暇なり自分の事に使っていいのに。
お金がある人に働け!といっているのが今回の変更。おかしくないですか。
政府の税収という面でいうならば、お金のある人はない人よりはリッチな生活をするわけで、よっぽど消費税のほうが「公平」だと思うのが学生時代、20年前からの私の意見です。
今回の改正でどれだけの効果があるのか。労働力の増加と税収のアップが。
きちんと具体的な数字で効果測定してもらいたいものです。
このblogの主題の領域で考えるならば、こんなことに議論する時間と人のコストがあるのなら、昨日のエントリでも自治体の苦労というか悩みのことを取り上げましたが保育園を設置できない地域、反対運動が起きている地域に行って、説得だったり代替案だったりを実施することにコストを投下したがよっぽどこの国の将来のためには有効なんじゃないかと思ってしまいます。
小学生新聞に思う長時間労働の防止は国がすることなのかと
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の朝日小学生新聞が「電通」と会社も前面に出した長時間労働問題を取り上げていました。
「法律を無視して」のような書き方です。
子どもたちには法律を破って働かせた悪い会社…という感じに受け取ってしまいそうですね。
社会全体で対策を考えることが求められている。
なぜ、会社員が頑張って仕事しちゃうのか。
長時間を美徳とする風潮だったり、長くいるともらえる残業代だったりそれらを踏まえて「生産性が低い」日本だったり、生産性を高める・効率を高める取り組みが必要だということももっと言わなきゃならないのに。
個人的には
『「みんなのお父さんも遅くないかな?」「早く帰ってきて。いろんなお話ししたいし、僕の(私の)相談にも乗ってよ」って言ってみよう。早く帰ってきてもらって、夕方の団欒・家族コミュニケーションの時間を作ろう』
っていう風に啓蒙活動的に書けばいいのにと思いました。
でも、小学生のある程度の学年になると、もう父子の関係は破たんしかけていて「なんで家にいるんだよ」「(お互い)相手のことがよくわからない」状態になってしまってるのかもしれませんね。
そっちのほうが「根が深い」「社会の問題」だと思うのは私だけでしょうか。
片や経済力をあげたいと言うのなら、企業を縛るのではなく、家庭の自分の時間を大事にするようにして「早く終わらせて早く帰る」風土づくりの方がとっても大事だと思っています。
「資生堂ショック」と女性に優しいを考える
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリの最後に「マミートラック」という言葉を使いましたが、
その言葉に関連し、言葉自体も説明してくれている記事があったので取り上げます。
日経電子版にある、「資生堂ショック」を取り上げたものでした。資生堂ショックについても記事の冒頭部分に書いてあるのでご覧になってください。
若手リーダーに贈る教科書
本当に「女性に優しい会社」とは?
石塚由紀夫著「資生堂インパクト」
確かに、「厳しいな」という思いもありましたが、多様性を受入れるのなら、できるだけ公平に・平等にということを追求するのも真理だと思います。お互いが「向こう側は特別だから」みたいに思ってしまうのは不幸なことです。
マミートラックは仕事の軽減と引き換えに昇進・昇格のチャンスが減る。望まずにマミートラックに追いやられた女性は「頑張ってもどうせ評価してくれない」と仕事へのやる気がそがれ、それを見た上司や職場の同僚は「やっぱり子どものいる女性に仕事は任せられない」と女性社員への評価を一段と下げる。そしてそれが女性社員のやる気をさらにそぐ。子育て中の女性社員にまつわる負の連鎖は多くの企業でみられる。
(86ページ 第2章 「マミートラック」の罠)
資生堂ショックはあくまでも女性のライフワークバランスに特化した話のように受け取ってしまいがちですが、男性(=夫)も意識も行動も変わらなければいけないです。
「女性が輝く」だけのスローガンでは到底達成できないのだろうということを強く再認識しました。
このwebの記事に紹介れている書籍を今度読んでみます。
時短勤務をトライアルで終わらせないで
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末土曜日の日経新聞の女性面に男性幹部社員が時短勤務トライアルをしたという話がありました。
男性部長も体験 育児の時短勤務
初日は楽しかったが…1週間が限界!?
記事中にもありますが、こちらの会社さん、社長自らが率先して実行したそうです。
男性側は「トライアルだから」!?と思ってませんか。 何年も続くんですよ。これが。
私も通算で6年以上やってます。 朝も夜もあわただしく、最近、子どもからは「怒ってばっかり」と呆れられています。
でもとても大切な第一歩であることは確かです。「トライアルやってみました」だけではなく家庭の夫婦間、職場の同僚・上司との相互理解・相互協力の体制が早く気づけると良いと思いました。
記事の本論とは違うところで気になってしまいました。下世話で申し訳ありません。
・45才で5才と3才の子供。ようやく授かった子ども。子育ては体力的にきついはず。
・ご夫人が33歳。歳の差婚! 奥様のことをとても大事に思っているのでしょう。
・ご夫人が「マミートラック」にならずに生涯獲得賃金で考えると一番効果があるのだろう。
ご夫婦にとって、家族にとって良い関係づくりの一助になることを願ってます。
企業が支給する配偶者手当の廃止依頼のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリで配偶者控除の見直しについて取り上げましたが、
各企業にある「配偶者手当」についても見直しが国から要請されているというニュースもありました。
経団連、会員企業に配偶者手当縮小求める
女性就労後押し
2016/11/16 2:00[有料会員限定]
「専業主婦は悪」と言わんばかりに感じます。
労働力が足りなくて市場が欲しい?少しでも税収が欲しいから…ですよね。経済が良くなれば増税されるのではなかったのでしたっけ。
方や長時間労働だの男性が育児介護を含む家事をしていないだのと言っておいて、女性が家にいることもけしからんと…でも待機児童や保育士不足もあって…たくさん絡まりすぎです。いったいどこをどうほぐしていくのでしょうか。
取りやすいところから…だとしたらまっぴらごめんです。
この話に関連して私は「なんで家族手当なんかあるんだろ」結婚すると会社からもらえるお金が増えるってどういうことなんだろって思っていましたが、下にリンクを貼りますがあるコンサルタントさんのブログにある意見に触れたら「そういうことで存在しているならそういうものか」と思うに至りました。みなさんはどうお感じになりますか。
いくつか参考情報のリンクを紹介します。
経団連の配偶者手当縮小、税と一体改革不可欠
2016/11/16付 [有料会員限定]
キャリア
配偶者手当は古い? 変わる職場や家族
2016/3/5
福田秀樹のWEBコンサルティング人事評価と給与制度づくり
Q 家族手当・住宅手当は必要ですか?