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「中1ギャップ」いじめのことだけではなく
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリで中1ギャップのことを取り上げましたが、国の機関からこんな情報が発信されていました。
少し前の情報のようですが。
文部科学省
国立教育政策研究所 National Institute for Educational Policy Research
「中 1 ギャップ」 の真実(PDFファイルにリンクします)
中1ギャップを「いじめ」「不登校」「勉強についていけない」というようなことにフォーカスして”自己弁護”しているような印象をうけました。
人によって、立場によってそれぞれ意味づけをしていいものではありますが
この発信資料は特に「中学の段階から急にいじめがひどくなるわけではない」ということに論点が絞られているようです。
確かにいじめというだけでは中1と言い切るには難しいのかもしれません。
ですが自己弁護?となってしまいかねない印象でした。
あとは、学校現場のことですから、全部教師に責任が役割を負わせてないかとも心配になってしまいましたが。
昨日のエントリと私が意識したい「中1ギャップ」は、どちらかというと生活の変化、ライフステージがあがることによる心身のギャップ、家族の、親子の付き合い方の変化ということだと思っています。
子どもたちが学ぶべき事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今春、小学校の卒業式と中学校の入学式に出席したのですが、それぞれ違う先生が同じことを諭す場面に出会いました。
次女の学校は、国立大学の附属の小学校。私はPTAの役員ということで卒業式に列席しました。その国立大学の副学長の先生が生徒に述べた事と、今週参加した長女が進学する中学の入学式で系列の私立大学の総長さんが式辞で述べたことが同じ事例のお話しでした。
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
との予測のお話しです。この春卒業の子どもは2010年に小学校に入学しているので、引き合いに出して子どもたちに話しかけていました。
文部科学省の産業競争力会議の資料
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/wg/koyou/dai4/siryou2.pdf
※最初のページに書いてあります。
マイケル・A・オズボーン氏(オックスフォード大学准教授)
「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」
キャシー・デビッドソン氏(ニューヨーク私立大学教授)
関連した話題を取り上げている記事を紹介します。
日経PCのサイトの2012年の記事から
今は存在しない職業への準備――「21世紀型スキル」
情報化によって生まれる“新しい職業”に適した“新しい教育”
山内祐平=東京大学大学院准教授
「21世紀型スキル」が紹介されています。
・思考の方法――創造性、批判的思考、問題解決、意志決定と学習
・仕事の方法――コミュニケーションと協働
・仕事の道具――情報通信技術(ICT)と情報リテラシー
・世界で暮らすための技能――市民性、生活と職業、個人的および社会的責任
僕たちはどう働くか
若者よ、君の20年後の飯の種は「今存在しない仕事だ」
NPO法人フローレンス代表理事 駒崎弘樹(6)
■課題に気付き、試行錯誤する力
3つ目は「問題を見つけて試行錯誤する力」です。仕事でやることは20年後、100年後も「問題発見」し「問題解決」をすることです。これは不変です。
昨日のこのBlogで取り上げたのは、働き方。そして、子どもたちに突きつけられているのは職業というか仕事のそもそもの部分。
どちらにしても、今の時点で見本が無いことにチャレンジしろと言っています。
なんか、こうやって書いてて大人の無責任じゃないか?と心配になってしまいますが。そういった世の中を、地に脚付けて、しっかりと歩んで欲しいと思います。
幸いにも長女は、新生活、新しいステージでの勉強にウキウキしている様子。
入学式の式辞で大学の総長さんがお墨付きを与えているようで驚きました。
「君たちは、受験勉強に明け暮れるのではなく、物事の本質に迫るための学習をしてもらいたい」と。
そんな恵まれた環境の中高時代を、実りある学びの6年間にしてもらいたいものです。
子どもとスマホ。子どもとLINE。
こんにちは。シンカ代表の手島です。
子どもにスマホ子どものSNSに関する話題で、日経新聞にあった記事を取り上げようと思っていたのですが、たまたまネットで中学生のLINEイジメの実話レポートがあって、非常に怖かったので取り上げます。
まずは日経新聞の記事から。ルール作りのための話しに、良い具体例がありました。
SNSで「友達の友達」はNG スマホっ子 悪者から守る
使う場所と時間、親子でルールを
2015/7/15付日本経済新聞 夕刊[有料会員限定]
具体的な例を挙げましょう。夜遅くまでにぎわう繁華街の入り口にあなたの子どもを立たせたら、無事に帰ってこられますか?
子にスマホを持たせるのは、一人で繁華街の入り口に立たせるのと同じ。知らない人に声をかけられたとき、適切に対応できるか。警戒心が十分ある子なら無視できるので大丈夫。反対にだまされそうな子は一人で繁華街には行かせられません。スマホも渡さないほうがよいでしょう。
この例えはなるほどなと思いました。
そうですよね。まずリアルでいろんな体験をし、それこそいじめる・いじめられることも学んでおいてからじゃないと分からないのかもしれません。もちろん、そんな体験は避けたいところではあるのですが。
と、ぐるぐる考えていたら、こんな話題の記事を見つけました。
ノンフィクション作家・黒川祥子さん取材
中学男女24人『集団LINEいじめ』解決に立ち向かった父の奮闘実話
2015年07月18日(土) 05時00分
〈週刊女性7月28日号〉
興味ある方はご覧になってみてください。これ実話??というような内容です。
LINEにかきらずチャットツールは裏で(陰で)つるむことが容易な道具ですが、中学生くらいだとここまでエスカレートしてしまうのですね。歯止めがきかないのでしょう。今回の例は親が介入できた稀なケースだとは思うのですが、親離れしていくはずの年頃のときに、どう感づくことができるのか…すごく難しい問題です。
学校司書
こんにちは。スタッフKです。
小中学校に配置されている司書は「学校司書」と言い、国家資格の司書とは異なるそうです。本の管理や選定をしたり、子供達の本選びのお手伝いをしたり、読み聞かせ等を行っているようです。
私の住む地区では、全小学校・全中学校に学校司書がいらっしゃいます。読みたい本があってもなかなか見つけられなかったり、本はあまり好きではなくても誰かに勧めてもらうことで読んでみる気になる子も多いと思います。手助けをしてくださるプロが身近にいることは、子供たちにとって良い環境だと思います。
文部科学省によれば、「学校司書を配置していた小中学校の方が全国学力テストの正答率が高い」というデータがあるそうです。今まで、自治体任せだった学校司書の配置が、来年4月からは「専ら学校図書館の職務に従事する職員」として学校司書の役割が明記され、配置が学校の努力義務と定められました。
これによって、全国の小中学校に読書好きの少年少女が増えるでしょうか?読書大好きだった私自身の子供の頃のことを思うと、是非、増えてほしいと思います。
参考:学校司書法改正
http://www.j-sla.or.jp/slanews/post-117.html
台風8号
こんにちは。シンカ代表の手島です。
台風8号が沖縄を巻き込んで北上し、これから九州西岸から関東地方まで東に移動する予想進路になっています。
7月としては過去最大と言われていて、実際に昨日その猛威にさらされた沖縄では被害が出ているようです。
そんな中、台風の進路に当たる地域で早々と「学校は休校の措置」というようなことも報道されています。
もちろん子どもの安全には当然の措置なのですが、共働きの家族にはこういう時だって”悩みのタネ”になってしまいます。
急に学校休みと言われてどうする?
今回の様に「命に危険を及ぼすレベルなので控えなさい」と行政が声高に言えば仕事も行かない理由にはなるのですが、全員がそういうわけではないでしょう。どうしても当番や留守番として事務所まで行かなければならない人もいるはずです。
かたや、そんな日に保育園や学童保育所は開くのか?スタッフも出勤ができない、出勤しては行けないという状況ですし
…いろんな矛盾が出てきそうです。
「こんな台風なんだから、仕事もこなくていいから家族(子ども)を守ってあげようよ」とみんなが大らかに構えられるといいのですが。当然、留守番などで出勤する人が「何で自分だけ損な役回り」と思わないような空気作りと合わせて。
東京地方は明後日の金曜日に最接近の予報です。“猛烈な勢力”は衰えていて欲しいですが、台風直撃というインパクトは少なからずあるはずです。我が家の長女の小学校は広域から電車で児童が通う学校なので、急な休校もありそうです。かつもう学童保育は卒業しているので…台風の推移に注視しています。
壁かべカベ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日、小学校のことについてエントリしましたが、『小1の壁』とは良く言ったものです。
共働きをしていると、避けて通れない関門があります。
その後、地域差はありますが「小4の壁」、次に「中1の壁」が私には感じられます。
・保育園入園というハードル
一番認知度が高い問題だと思います。”待機児童”という言葉もすっかり市民権を得た感じです。
・小1の壁
学童保育に入れるかどうか、その地域の学童保育所の預かってくれる時間、内容が自身の仕事の時間とマッチしているかが問われます。結局、引っ越しを伴って学童保育所に入れることは現実的ではないので、学童の内容が合わないと大変です。また、日曜日に仕事に従事する必要のある家庭にはまだまだ不備だなと思うことがあります。
・小4の壁
私の長女は幸いにも4年生が終わるまで学童に行くことができました。なので、我が家としては小5の壁なのでしょうか。
地元の学区ではない私立学校に通っているので学校の帰りが遅いことと、このときのことを念頭にして小さい頃から習い事をさせていたのでその中でのやりくりです。自宅に1人でいる時間を極力少なくするようにしてしまっています。
来月後半からの夏休みは初の学童保育無し。ここをどう乗り切るか考えないと行けません。小4の壁は春ではなく、夏休みからはじまる気がします。
・中1の壁
世間では言われていませんが、私が感じます。毎日のお弁当です。
我が家の食事は私の担当です。決して器用でも繊細でもないのですが、いろいろ家事分担している中で食事は私の役割になっていて、これまで必要なときの子どもの弁当は全て私が作っています。
そんな私が毎朝お弁当を作ると考えただけでもぞっとします。
最後の壁は働き続けるかどうかを悩むものではなく、共働きを続ける上で一段負荷が上がる話しなので別の次元かもしれませんが
子どもが大きくなると嬉しい反面、節目節目で悩ましいことが起きるものです。