‘保護者’ タグ
保育士さんが辞めないためには
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリで保育士増員の政府案に付いて取り上げました。
その中で「増員してもすぐに離れてしまっては意味が無い」と書きました。
賃金アップが待遇向上を見せての「投入量を増やす」策だとすると、「増員した保育士さんたちが辞めない」「活躍できる場にする」という「量の維持」のことももっといろんなアイデア、対応策がでてきてもらいたいです。
そのなかの一つに、私は何度かこのBlogでも主張していますが、昨今の消費者王様風潮の中でのモンスターペアレントへの対応ももっと取り上げられるべきだと考えています。
先日のエントリで、ある大企業が個人向け営業を1人の担当者が行うのではなくチームで対応する話しを取り上げましたが、もっとチームで対応することも考えるべきだと思います。保育士さん側からすると担任が1人で責任まで被るのではなく、チームで対応するための制度作りが必要です。
保育士さんだって家族があります。年中無休ではないわけで、そういったチームで保育する体制作りへの援助などがあると良いのにと思いました。
また保護者としても、担任が…ということだけではなく、園として対応してくれていれば良し。という器量が求められています。保育園に対して、親が「完璧なサービスを求めこそすれ、実現できてないことが当たり前」として振る舞える社会にならないと離職率は下がりません。
そのために、チームで保育するために、ちゃんと情報が共有され、引き継ぎがされながらサービスが維持されていく…ことをの重要性、仕組みが整備されるように期待します。
人とのつながり方
よくこちらでも取り上げる日経DUALというサイトのコラムの中にこんな記事がありました。
子育てのパートナー 保育園との付き合い方
「わが家の子育て方針」と保育園の方針を擦り合せる
この連載の他の記事を読んだわけでもないですし、日経DUAL全体もくまなく見ているわけでもないですが、
こういった”初歩的”な情報もネットに頼らざるを得ないということなのでしょうか。
家族の縦のつながり(親子の世代間)が薄れていたり、地域のコミュニティの疎遠化が叫ばれて久しいですが、従来だったらそのような機構で継承されていった情報ですら、入手するためにはネットのこういった記事になるということなのでしょうか。
知らない人がどうにか知るための情報源としてのネットの必要性は理解しますが…
記事の内容としては、人と人とが交わって活動するということ、いわゆる学校と保護者的な関係で言えば常識的とも思えるもので、世の大人の人がこういう常識もわからなくなっている…という、言うなれば「大人が劣化している!?」ということを考えてしまい、少々複雑な気持ちになってしまいました。