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ダイヤモンドオンライン『残業を減らしたければ部下の「頑張る姿」を評価するな』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
ダイヤモンドオンラインにこのような記事がありました。
DOL特別レポート
残業を減らしたければ部下の「頑張る姿」を評価するな
いまさらですが、改めて言葉にされると重たいですね。
言うは易し…なぜこれまでこれが実現できないのでしょうか。
きっと若い世代やこれから社会に出て行く世代はこの考え方を受け入れられると思います。もっとドライに割り切ってやってもいいとさえ思うでしょう。当然、その適用は上の世代にも当てはめてもらいたいと考えるでしょう。
それに対して、これまでずっと上記悪しき習慣で過ごしてきてしまった既得権益世代は、絶対に守りに入ります。世の停滞、会社の停滞などは気にもせず、自分自身の安寧のみを守ろうとするわけでしょう。
こうしていつまでたっても理想はわかるが現実は変わらない。ということなんだと思っています。
この既得権益層が「これではダメだ」「次世代に希望を渡さないと」と思ってくれるような、何か良い方法はないものでしょうか。
ニュース「りそな銀、残業なし正社員導入」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日(6/22)の日経新聞の夕刊にあったこの見出し。
りそな、残業なし正社員を導入 大手行で初
2015/6/22 13:37[有料会員限定]
だそうです。こういう制度にしないとみんな残業するんですよね、きっと。
どうしてもやってくれってお願いする”場合”があるのかもしれませんが、残業が常態化していたり、そもそも大前提だったりするのがおかしいんじゃありませんか。時短もあって、“定時”固定があって、残業大前提の3つの職種になるってことですか??
逆に、長くいることが頑張ってるという評価につながり、残業代を含めた報酬があがるということで、ちょうど最近のエントリで取り上げたように、結局のところ仕事と子育てを両立させようとしている人にしわ寄せがいく…ことになるのではと、とてもとても危惧します。
そんな暗い気持ちで記事を眺めていたのですが、記事を読み終わったその下に関連記事として次の見出しが目に入りました。日経産業新聞のコラムのようです。
「働きすぎ」の日本人、無価値な仕事が多すぎる
インテカー社長 斉藤ウィリアム浩幸
2015/4/17付
耳が痛いというか、“おっしゃる通り”です。
企業が生産性を高めるとどうなるのか。
優秀な人材の確保が必要になるのではなく、不要な人材の配置に問題が出てしまって(ようは求められる生産性を出せない人は切らなきゃいけない)、いろんなところに軋轢がおきてしまうから、この手の話しは笛吹けど踊らずになっているのではないかと、確信を持っていたりします。
冒頭のりそな銀行が「制度作りました」ということが賞賛として受け取られるのではなく、取り上げて恥ずかしいくらいの世の中になりたいものです。
時短のメリット享受は相手方に!?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリの続きで6/17の日経新聞夕刊の記事にあったことについて。
産後の職場復帰 成功の心得
時短勤務3年内がベスト
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今回の記事は時短の人向けの文章ですけど、この言葉に付いては、結局のところ社員のみんながそう思わないとダメだということですよね。遅くまでいることが頑張っていることになっては行けません。
実感としてよくわかります。ただ、これを是としててはいけないですよね。社会全体として。
この考え方には溜飲下がりました。なるほど!
究極は「時短勤務は夫婦とも同じ会社じゃないと認めない!」ということですね。
時短しなきゃならない、それでも大変でパフォーマンスが落ちたというときには、相手方の会社に損害賠償請求しましょうか。なんて。
時短のメリットが相手方に行ってしまっては本末転倒ですよね。軽く考えてはいけないことなんだなと改めて思いました。