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企業が社員の婚活支援という記事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリで日経新聞の日曜日の紙面「日曜に考える」の1つを取り上げましたが、その同じ紙面にこんな記事もありました。
かれんとスコープ
社員の婚活、企業が縁結び
人手不足で離職対策
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会社が婚活に力を入れている(ところもある)というお話し。
そんなプレッシャーがあるから尚更若い人は内向きに、目を背けてしまうのではないでしょうか。婚姻数増加という目標に向かってということだとすると、この直接的なアプローチはまったく向いていないと思います。
ただ、記事の冒頭でも
ということが書いてありましたし、脇の記事で
ネットをのぞくと
「職場主催は苦行」「余計なお世話」 社員に冷ややかな反応目立つ
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ということで、片方の視点だけではなく安心したのですが。
論点が変わってしまうので、明日へ続けます。
キャリアと子育ての両立に大事なこと
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週末から出生率の話題があがっていますが、6/9火曜日の日経新聞の夕刊の中ほどにこういう記事がありました。
結婚の壁越えろ 出生率低下、国が婚活支援
2015/6/9付[有料会員限定]
結婚の組数が少ないから子どもが少ない。晩婚化で産むことの出来る子どもの数が少なくなる…確かにそうなんでしょう。でもこの議論だけだと、フランスでしたでしょうか、未婚のカップルの子どもが多いということを聞いた記憶があるのですが、そういった結婚してなくても子どもを産んで育てられる環境を作る…という議論も必要になったりするのではないでしょうか。
今回気になったのは、この記事に付記される形で囲んである、この見出しにあるコメントでした。
キャリアと子育て、二者択一ではダメ
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そうです、その通りなのですが、
うーん…どうなんでしょうか。
この言葉だけとらえると、「やっぱり会社選びが大事」って言ってませんか?大事なのは、会社を選ぶことではなく、どんなスキルを得て、どういうキャリアを目指すのかということだと思うのですが…。
就活する人たちが「育休や育児勤務の制度は整ってますか?」とか「そういう前例はどのくらいありますか?」みたいなことばかり気にして”会社選び”をしてしまいませんか?
出産や育児という時期を持ったとしても、「マミートラック」にならずに、納得する仕事に復帰できるかどうかが大事なのでないでしょうか。
そしてそれは女性に限らず、男性にもあてはまるはずです。
そう考えると、一定のスキルを磨きキャリアに自信を持とうとすると、社会に出てからいくらかの時間はかかるはず。産むのは女性しか出来ないので、婚活を奨励したところで、出産の高年齢化は避けられないと思っています。
「2014年度中に閣議決定する新たな少子化社会対策大綱」だそうです
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝のニュースにありました。今年度中にまとめる?政府の対策骨子だそうです。
「子ども3人以上」負担軽く 少子化対策の新大綱骨子 2015/1/28 0:30[有料会員限定]
とっても気になるのが「結婚支援」という言葉。
結婚、出産ということでは、女性だけではなく男性にも同様な変化が起きないと数(婚姻数、出生数)は増えないと思っています。
この大綱を受けた具体的な施策はどんなことになるのでしょうか。非常に興味深いです。国が結婚の後押し…そもそも結婚という形を取らなくても出産、子育てが出来ると言う環境だって取り得るでしょう。ポイントは出生数が減り続けると社会保障費が破綻するということだったのではないでしょうか。
以前もこのBlogで主張したことがありますが、現代では結婚という形を取るには我慢が多すぎると思っています。盛り場(言葉が古いですが)や、友だち付き合い、ネット・チャットなどの1人の時間…これらの“誘惑”が多い中で結婚することは我慢の連続のように感じるのではないでしょうか。
これらを我慢と思わないくらいのパートナーと出会えなければ結婚はできない…というとで、とてもハードルが高いものになっています。
まさか国主導で婚活とかお見合いパーティー奨励…なんてことではないと思いますが、どんな施策が打ち出されるのか、興味深く見守りたいと思います。
「結婚の数を増やす」のがポイントだとすれば、少々ふざけた持論、暴論ですが、
・夜の盛り場を20代、30代は利用禁止。
・ネットも接続禁止。
とすれば、自ずと異性との対面のコミュニケーションの時間が増えるはずで、その結果、結婚数や出生数は上がる…と思います。まったく現実的ではないですが。それが出来ないのであれば、結婚数はあがらないと思います。
でも結婚数が問題ではないですよね?社会保障の制度の破綻を防ぐのであれば、出生数を上げるのか、出生数が上がらない中での社会制度設計を変えるのか…だと思っています。社会制度を変える…例えば、高齢者にもっと自己負担をお願いする…ような方向に向かないのでしょうか。それが国のリーダー、政治家だと期待したいのですが。