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「独身組の不公平感」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経の夕刊の紙面あった見出しに目がとまりました。
独身組の不公平感なくせ
ママ社員のフォロー役 仕事の穴埋め、その日に評価
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職場では言いづらいことをズバッと言ってくれるような見出しに期待が高まります。引用が多いですが、以下のようなことが例としてありました。
「子どもがいるから」といって、それを盾にするような振舞はいけないですよね。独身に限らず、「急に他の人にお願いする」という機会を持てない人ばかりにしわ寄せがくるのはやむを得ないとも言えて、そのための準備とフォローが大事だと考えます。
記事に出てくる企業の例として、こんなことも書いてありました。
経理部の管理職、ファイナンスマネージャーの小川珠実さんは3月、2歳の子を持つ部下の亀井明子さん(37)と面談した。小川さんが「1日7時間の時短勤務でもリーダー業務をこなしているわね」と水を向けると、亀井さんは「チームに貢献できるよう仕事の速度を上げたい」と応じたという。 亀井さんが子どもの急な用事で早退し、独身の部下が仕事の穴埋めをした場合、小川さんはその日のうちに部下に伝える。「あなたの働きを見た。人事考課に反映します」
この記事のまとめは以下のような言葉でした。
結局のところ、「割を食う」という気持ちにならない、万が一そう思ったときでも、気兼ねなく「貸し借り」が出来るようなチーム作り(もちろんベースは個々人の意識作り)ということなのではと思っています。
「黒い本音」なんて言わなくても
こんにちはシンカ代表の手島です。
ダイヤモンド社の情報サイトを見ていたら次のようなタイトルの記事がありました。
育休明けの時短勤務をしている女性の仕事が、その上司(独身女性)にしわ寄せがいくというお話しです。
育休明けの人がいると、その分が周りにしわ寄せが…とか、独身女性が割を食ってつらくなるとか、そうであるから仕事が出来ない人は排除しよう…とか
そういう空気が醸成される…という記事のようです。登場する独身女性である上司の境遇がこう書かれていました。
結局のところ、女性課長が独身かどうかではなく、チームで仕事するときに、個々のメンバーのアウトプットの量は当然違うわけで、その「しわ寄せ」がどこに行くかということだと思いました。
育児や女性の問題にかこつけているだけで、根っことしては、チームで成果を出すこと、その中での処遇・評価が(当人たちにとって)適正か?というお話しだと思いました。
今回の例では、この部署を評価する人、処遇する制度が納得性のあるものであれば問題がないと言えます。もしくは、そういう問題があったとして、さらにその上司がきちんとアクションしてくれていればいいだけです。
育児に限らず、介護ももちろんですし、チームみんなの生活=ライフがあり、仕事とのバランスをとりながらやっていくわけです。
足りない分をみんなでフォローすることが当たり前のチームにする、フォローした人が校正に処される組織にする。ということが出来ていればよいのかと。
“女性が輝く”ばかりが言われていますが、男女の性別に限らず、働き方について制約を持った人材を束ねて、その仕事の分担、成果の測り方、評価の仕方(報酬の出し方)を変えていくことが大事だと考えています。