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働き方改革は成るのか2017年
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の駒崎さんに続き、働き方改革での発言力No.1の小室さんの話題です。
日経web版に次の記事がありました。
日経産業新聞セレクション
「働き方改革で生産性向上を」小室社長に聞く
(1/2ページ)2017/1/12 6:30
記事全文のPDFファイルを添付しておきます。
――政府主導の制度で末端まで働き方の意識改革は進むのでしょうか。
「労働時間の上限をつくれば、時間あたりの生産性の高い人が評価される。日本では上司の指示に応えようと深夜まで働く部下は『よくやった』と褒められていた。しかし欧州では深夜まで残業すると法律的に翌朝出勤停止になるため別の仕事ができなくなる。結果的に時間内に仕事を終わらせる部下が評価される」
「インターバル規制」については、今朝の日経一面が取り上げていました。
インターバル制 導入機運
ユニ・チャームや三井住友信託 退社→出社に一定時間確保
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これとFacebookに投稿があがっているのをサイボウズの青野社長がシェアしているのを目にしましたので
その画像を貼っておきます。
いろんな側面から”改善”されていくことを期待しています。
でも忘れてはならないのは根っこにあるのは「ただ時間が短くなるだけ」なのではなく、生産性をあげて「これまで10時間かけてた仕事(もしくは同等の成果)をもっと短い時間で達成する」ということ。ただ短くするだけではなくって、その工夫の繰り返しで企業は強くなりサービス(製品でも同義)が磨かれる。そして個々人にとっては働きだけではなく豊かな社会生活を送るための時間が増えるということを意味しています。
このゴール、目的を履き違えないようにしたいものです。
ちょうどこの本を読んだところでしたので「生産性」という言葉を大事にしたいと思ってます。
新成人へのメッセージから
こんにちは。シンカ代表の手島です。
1/9は成人の日でした。私の誕生日は1/15で以前は晴れ着姿の女性が街に溢れる日でした。
いつの頃からか成人式の日ではなくなり、誕生日がなんだか普通の日に格下げされたようでさみしい思いをしています。
さてそんな成人の日に新成人に向けたいろんなメッセージが出てきていますが、NPOフローレンスの駒崎代表のblogにも心に響くメッセージがありました。
2017年1月 9日
新成人よ、大人の言うことを聞いてはいけない
すっかり若手代表のような立場な感じですが、積極的に発信して、自分ごととして感じられない重鎮たちに届くようにしてもらいたいと応援しています。
それにしても【ようこそ撤退戦へ】って書いてあることは「正にその通り!」としか言えないのですが現実が辛すぎて読むに耐えません。
2050年には高齢者は人口のうちの40%を占める。働き手は3分の2に激減する。今のままの社会保障は、持たない。
若者の◯◯離れっていうのは、全部責任転嫁の呪いの言葉だ。聞いてはいけない。
親だけに子育てを丸投げする、社会全体で子どもをネグレクトする呪いの言葉で、社会は溢れてる。聞いてはいけない。
こんな時代に、今の子どもたち、我が子たちにどう接し、どう将来に希望を持ってもらうのか。親である私たちがしっかりしないといけないと強く感じています。
2017年もシンカblogをよろしくお願いします。
こんにちは。シンカ代表の手島です。
このシンカblogは今年も「家族(子育て)と仕事の両立を目指す」こと、「ライフワークバランス」に関するニュース・トピックスを中心に取り上げていきます。
昨年は「日本死ね」に代表されるように、とても注目を浴びた年でした。
ただいつもの通り「すごく前進した」とも思えない年でした。
今年がどういう年になるか、日本はこのあとどこに向かっていくのか。
しっかりと見据え、考えていきたいと思っています。
本格的には成人の日の連休明けの1/10からスタートします。
2017年もどうぞよろしくお願いいたします。
手島 正陽
シンカ株式会社 Synca Corporation
http://www.synca-corp.co.jp
地球2.9個
こんにちは。シンカ代表の手島です。
少し早いですが、今日のエントリをもって年内最終とさせていただきます。今年一年ありがとうございました。
さて今年の最後の話題は、先日の朝日小学生新聞の1面にあった記事です。
環境にやさしくないよ
世界のみんなが日本人のように暮らすと地球が2.9個必要
食品廃棄物が多いのが特徴だそうです。
「地球の使いすぎ」を防ぐために、私たちにもできることは「減・選・新」だそうです。詳しくは写真の記事、その中のイラストもご覧ください。
食品ロスをなくすこと(必要なエネルギー減)
環境に配慮した製品を選ぶこと
再生可能エネルギーなど技術革新
地球のために、これまでの発想を転換していくことも必要ではないでしょうか。」
“地球に優しく、資源を無駄遣いしないために少子化か”なんてそんなジョークはいいたくありません。
社会風刺するマイケルムーアさんの主張だったと記憶していますが、戦争したり資源の無駄遣いをしたり、少子化だったり…地球が天が“バカな人間を少なくする”ように仕向けているんだなんていう意見に触れたこともありますが、そんなことでは寂しいです。
子どもたちが希望に溢れる未来を思い描けるように。その子どもの数が溢れるように。いまの大人たちが考え、行動しなければならないと思います。
私のblogが取り扱う領域は明るい話題が少なくなっています。本当はそんなんじゃいけないのに。
来年は明るい話題が多くなりますように。良いお年をお迎えくださいませ。
子どもたちが希望を持ち続けられるために
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日おとといと続けたエントリですが、この記事が隣同士だったことが驚きでした。
本当に「日曜に考える」紙面。考えされられました。
空き家問題。人口が減るのに供給するというに、明らかに結末がわかっているのに止められない。会社が後押ししないと結婚できない。
未来に希望を持てればほとんどのことは解決に向かうはずです。賃金しかり、年金などの社会保障しかり、子育ての環境しかり。
これらがしっかりしていると実感できれば自然と前向きに、外向きにできるのではないでしょうか。不安ばかりだから、内向きに守りに入り、チャレンジできない人が多くなるのだと思います。
我が家の娘たちが、今はまだ自分の将来にとても希望をもっていてくれています。成長するにつれ、その希望が薄れないように、希望がなくならないように
親として、社会人の先輩として何をしなければならないのか、とても考えさせられました。
企業が社員の婚活支援という記事
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリで日経新聞の日曜日の紙面「日曜に考える」の1つを取り上げましたが、その同じ紙面にこんな記事もありました。
かれんとスコープ
社員の婚活、企業が縁結び
人手不足で離職対策
[有料会員限定]
会社が婚活に力を入れている(ところもある)というお話し。
そんなプレッシャーがあるから尚更若い人は内向きに、目を背けてしまうのではないでしょうか。婚姻数増加という目標に向かってということだとすると、この直接的なアプローチはまったく向いていないと思います。
ただ、記事の冒頭でも
ということが書いてありましたし、脇の記事で
ネットをのぞくと
「職場主催は苦行」「余計なお世話」 社員に冷ややかな反応目立つ
[有料会員限定]
ということで、片方の視点だけではなく安心したのですが。
論点が変わってしまうので、明日へ続けます。
空き家を生む訳は?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日曜日の日経新聞の紙面「日曜日に考える」が本当に考えさせられる内容でした。
日曜に考える 時流
中外時評 空き家生むもう一つの訳 住宅の立地誘導が必要
論説委員 谷隆徳[有料会員限定]
川越市を例として規制緩和が一因だとのこと。そしてもう一つがこう書いてありました。
…当然のこと言っていませんか?なにも目新しくないと感じてしまいましたが。
何を今更言っているのかと、なんと長期的視野が苦手なことだろうととても悲しくなりました。
実はこの記事だけで”本当に考えさせられる内容”ではなく、明日へ続きます。
すかいらーくも深夜営業縮小
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞web版にこんな見出しの記事がありました。
すかいらーく、深夜営業を大幅縮小
2016/12/15 12:55
先駆けてロイヤルホストのロイヤルが取り組みを発表していましたね。
朝日新聞digital版より
ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討
湯地正裕2016年11月17日21時13分
非常に良い傾向だと思っています。
過剰なサービスで勝手に自分たちの首を絞めていませんか?頑張りすぎないことも大事です。
豊かな生活を送るためにということであれば私は大賛成です。
流通業界の大いなる期待
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日に引き続きになってしまいますが、プレミアムフライデーは流通・サービス業界には福音となりますよね。
日経MJ(日経流通新聞)にもこの話題が載っていました。
「長時間労働の見直しなど働き方改革とも連動しており、買い物や観光、家族とのだんらんといった「生活の豊かさ」を消費につなげる狙いがある。
「参加各社はセールよりも、少し贅沢な買い物や食事、旅行を楽しむといった需要を掘り起こしたい考え」
とのことですが、今の若い人がどれだけ消費にお金を使えるのでしょうか。
働き方改革として、「もっと短い時間で高い成果を」目指すということについては
まったく依存ありません。大いに取り組むべきです。
ただ国がとやかくいうことではない領域だと思っています。
その結果、高い生産性で仕事以外の「余暇」ができたとして果たしてそれが消費に回るのか?がとても疑問です。
消費に回せるのは、年功序列の時代の恩恵を受けた団塊の世代、ベテランの世代ではないでしょうか。
時間があるから飲みに行く、趣味に使う。
子育てもひと段落し、”悠々自適”な時間を過ごせる層であるはずです。
それに比べて、若い世代は昔のように「長く働いていれば給料が上がる」なんてまったく思えず。それでいて結婚しろだの子ども育てろなどとも言われ。
余暇とか趣味とかレジャーなどというものは、本当に好きなことだったらお金も時間もなんとか工面するものなんだと思っています。今の若い世代は「余暇?レジャー?そんな余裕ないです」というのが大半なのではないでしょうか。
プレミアムフライデーの本当の意義が達せられる日が本当にくるのか。
若い世代の多くの人に“生活の豊かさ”を感じられる日が来るのか。
期待を持って見守りたいと思います。
プレミアムフライデーは何のためか
こんにちは。シンカ代表の手島です。
こんなことになるとは思いませんでした。
日経新聞より
「プレミアムフライデー」来年2月から
経産省と経済界「月末金曜、仕事は午後3時まで」
2016/12/12 19:14
NHKのニュース
消費促進の「プレミアムフライデー」午後3時の退社を呼びかけ
12月9日 1時41分
Yahooニュースのリンク
「プレミアムフライデー」の日は午後3時から本当に遊べる? 政府と経団連に聞いた
BuzzFeed Japan 12/13(火) 6:00配信
結局、お国主導で上からやれってことになるのでしょうか。クールビズ然りですよね。
早く帰ることは良いのですが、それ目当てのビジネスだったり変なところに税金が使われるとか飲食や小売業が休めないとか…大丈夫なのでしょうか。気にしても仕方なく始まっちゃうのでしょうが。
いっぺんに休むと、結局混むところがあり、サービス提供者が「こなす」ことになるということで、真の豊かさには程遠いと思うんです。
参考エントリ
お盆の混雑を是としてはいけないはず | Synca Blog
日本が祝日大国から休暇大国になるために | Synca Blog
ばらばらに休めばいいのに。ちゃんと生産性上げて仕事して、個々の裁量とチームの補完でいつでも休めるようにすればいいのに。
このプレミアムフライデーを実施する本当の目的を見失わないでいたいです。