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カメラ生産の完全自動化と学習指導要領改訂のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今週のニュースの中で、次の2つが気になりました。
キヤノン、国内カメラ生産を完全自動化 費用2割減
2015/8/4 2:00[有料会員限定]
国内回帰を喜ぶべきなのでしょう。例え全部機械化されたとしても。
「日本はモノ作りの国」「技術に長けている」というように思い込んでいますが、やはりこれからは(というか今も?)機械で出来ることは機械がやった方が生産性が高いわけです。
技術は盗め、背中で教える…という価値観が通用する領域はどんどん狭まっているのではないでしょうか。熟練工がいなくならないように育てるだけではなく、機械に任せることも含めて最終的な製品のクオリティの継承には何をすべきか?ということで重要な方針決定でしょう。
※工業製品ではなく“職人技”が絶対必要なモノは残ると思っています。
機械を使う前提で、機械には絶対にできないことにフォーカスする。その精度を高めていく。これから生き残っていくためにはぜったいに必要なことです。
そんなことを考えているとこんなニュースもありました。
高校で近現代史必修に 文科省、次期指導要領で骨格案
2015/8/6 1:01
NHKニュースサイトより
学習指導要領の全面改訂へ基本方針示す
8月5日 17時21分
何年後かの小学生は英語が必修になるようです。中学生から英語を習った我々がしゃべれないわけですが、小学生からはじめればグローバルな人材になるの??なんか学び始める年齢の問題よりも、教え方・学び方が問題なような気がしてなりません。
…と、英語の話しが本題なわけではなく、“「どのように学び、どのような力を育てるのか」も重視”ですよね。先生方だって、何十年も前の教育を受けて育ち、その流れの教師としての育成をされているのですから、すぐに変わることは難しいですが、ぜひ変わっていってもらいたいと思っています。
日本の経済成長に寄与した産業が海外に出て行き(そして空洞化もおき)、また国内に回帰する。人間の作業でしかできなかったものを機械に置き換える…いままでの価値観、考え方は通用しない世の中になっていくことは確実です。
10年後、20年後に社会にとってどういう人材になってもらいたいか。そういう視点で子どもと向きあうことは本当に大変です。