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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

8月, 2015

SNSヘ子どもの写真を投稿しますか?

こんにちは。シンカ代表の手島です。

我が家はようやく今日で子どもたちの夏休みが終わります。
もう始まっている学校も多いでしょうが、我が家は8月いっぱい休みでした。今年はずいぶんと長い休みに感じました。

さて、それぞれの家族・親子によい夏の思い出が出来たと思うのですが、そんなこの時期に、私のプライベートのFacebookで気になることがありました。

私の知人が、その友人(私はまったく知らない人)の投稿写真に「いいね!」をしたことを知らせる表示ですが、その人は、ご自身の娘さんがオムツからトレーニングパンツに変わった(進んだ!)ということで、そのパンツ姿を上半身は裸のまま、顔も隠さず全身の写真を掲載されていました。

幼児ポルノを掲載していると言われてもおかしくない写真、私自身も(イヤらしいという意味ではなく、危ないなと思って)正視できない写真でした…。

お友達限定でUPしたとしても、何かのつながりで赤の他人に見せてしまうことが当人は理解できていたのでしょうか。

「子ども 写真 SNS」のようにGoogleで検索して、主に反対意見ばかりになるのですが、以下、検索して上位に出てきたサイトのいくつかのリンクを掲載しておきます。

血眼(ちまなこ)になって「止めるべき!」とは言いません。私も子どもの顔や名前も出して載せることはあります。ですが、やはり載せてはならない写真、ちゃんと考えてあげるべき場所だということは理解してSNSを使いたいと思います。

facebookやSNSに写真を投稿する危険
4月 13, 2012
なぜSNSに我が子の写真をアップしたら危険なのか?写真データの怖さ
2014年3月21日 10時0分 livedoor
危険は親が作っている SNSで子どもの写真投稿が減らない理由とは
2015年1月13日 10時0分 livedoor
いつか親子トラブルになるかも?「SNS晒されチルドレン」の将来を心配する声
投稿日: 2014年09月05日 16時10分 JST 更新: 2014年11月02日 19時12分 JST
facebookに自分の子どもの写真を頻繁に掲載することはありか?
2015/5/9(土) 午後 0:05

我が家のシッターさんの思い出

こんにちは。シンカ代表の手島です。

ベビーシッターの話題について取り上げていますが、そのシリーズ最終回(?)として、私が実感したことをいくつかあげておきます。これは私の家族が利用したシッター会社さん個別の方針なのか、それとも業界標準なのか、調べたことはないのですが。

■ベビーシッターは食事を作れない

夕食も作ってほしかったのですが、子どもを面倒見るためのシッターさんは目を離して(手を放して)食事を作るわけにいかないということで、食事を作るための人をお願いするか、子どもを見る時間よりも前からシッターさんをお願いして料理を作ってもらうか…ということでした。「温めて盛り付けて出す」は可能ということでした。
ですので、基本的には前の晩かその日の朝から支度をして、冷蔵庫に入れて置手紙でお願いする…スタイルでした。鳥そぼろ丼をお願いすることが多かったのですが、鳥そぼろを作っていると娘が「今日はシッターさん?」っていう条件反射をするようにもなりました。

■保育園のお迎えはいきなりお願いしたシッターさんは行けないので面通しが必要

保育園にお迎えに行ってもらうわけなので、保育園も何処の誰を知っている必要があり、まずは親がシッターさんと一緒に行って園と話を付ける必要があります。子どもとの相性は事前の面談、面接で話し合いますが、保育園だっていきなり来て「シッターです」と名乗る人に引き渡すわけにはいきません。
当然、その面通しの日のシッターさんの拘束時間も費用は発生します。自分は仕事の時間を確保するためのシッターさんを利用したいのに、その面通しの時間は自分は仕事もできずシッターさんのお金がかかることになります。必要とはいえ、うーん。
我が家の場合は、面接の結果、最初はお2人を決めさせていただいて、保育園に事前にお話しをしておきました。その後、シッターさんの都合が合わなくなり3人目の方をお願いすることになりましたが、3人目のときはシッターさんの会社も事前に会うことなくこれまでの我が家の情報を踏まえて派遣してください、私たちも経歴書等の情報だけで信頼でOKとしました。そしてなんと保育園も送り迎えの時にそのコピーを渡して話をする…だけで面通しなしで利用した記憶があります。いま思えば、子ども達も「今日のシッターさんはどんな人なんだろ」ということですよね。それで一緒に家に帰って過ごしていたと…。よく頑張ってくれました。

■余談

シッターさんを利用し始めた最初の頃、そのシッターさんは確か20歳くらいの看護学校生だったのですが、「お風呂に入れておいてください。自分たちで入れますが、シャンプーだけはしてあげてください」とお願いをしていました。私が帰宅すると、お風呂場からキャーキャーいう楽しそうな話声が聞こえるんです。あの若いシッターさんも入っちゃってるの??「ただいまー」とも声を掛けられず勝手にドキドキしてしまいました。もちろん、一緒に入っているわけではなく、裾をまくって洗い場に行ってシャンプーをしてくれていただけなのですが。勝手にドキドキしてすみませんでした。
途中から彼女の学校が忙しくなったのか、時間が合うことがなくなってしまって来てくれなくなってしまったのですが、子どもたちにとって、保育園の先生(よりも若い)年頃の女性が最初担当してくれたこともシッターさんの免疫をつけるのに役立ったのかもしれません。

特に金銭面でシッターさんを使うハードルは高いかもしれませんが、利用してみることは良いこと、とてもメリットがあることだとは感じています。みなさんももし迷われてるのなら一度利用してみることをお勧めします。

当時シッター代が“経費”になっていたら

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日のエントリでベビーシッター代の所得控除に関するニュースを取り上げましたが、私自身がベビーシッターを利用していたときのことを思い出しました。

2009〜2010年ころでしょうか、姉妹2人が保育園から長女が小学校にあがったころ、我が家は妻がフルタイムで仕事をしていて私が家事を担当でしたが、どうしても週1日は私が定時を気にしない日が欲しかったのでシッターさんを利用していました。

いくつか情報収集をした結果、東京都下にある派遣サービスの会社を利用しました。シッターさんと直接連絡をとって、実費分で済むので安いですよという仲介サービスもありましたが、「ビジネスライクに割り切って、相性の良くない人は断れる関係がよい」との妻の進言もあり、派遣会社を利用しました。

当時の料金表を改めて確認したらこんなメニューでした。

平日1,680円/時間(17時以降+300円/時間)、送迎+3,000円、2人目基本料金半額

確か毎週金曜日、18時〜21時の3時間。姉妹が通う保育園のお迎えから自宅で食事をさせてお風呂まで入れてください。ということで利用したはずです。

ですので料金は3時間+お迎えなので

1,680円×3 + 840円×3 + 300円×6 + 3,000円 = 12,360円

これだけの費用が1回のシッターさんに必要でした。

妻の会社の福利厚生のクーポンを使ったので全額を払うことは少なかったですが、それでも少なくない出費です。

ここまでして共働きを続けなければいけないのか…とも思ってしまいましたが、当時は「一時的なものだから今を乗り切れば…」のように思って過ごしていました。

昨日取り上げたニュースのようにこういった”経費”が国も認めるところとなると助かりますね。あとは世の中が「わざわざシッターさんを使うなんて」と感じる人が少なくなることも合わせて期待します。

 

 

シッター代 所得控除!のぬか喜び

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日(8/25)の日経新聞の朝刊一面にこんな見出しがありました。

シッター代 所得控除 仕事・育児両立、税で支援 厚労省検討[有料会員限定]

そうでなくっちゃ!とようやく国が本格的に支援するつもりになったのか!と嬉しくなり記事を読み進めましたが、すぐに萎えました。

ベビーシッター費用の税負担軽減は特定支出控除と呼ばれる制度を活用する。特定支出控除は会社員が支出する交通費や交際費などの経費のうち一定額を所得から差し引いて課税対象額を少なくする仕組み。合計額が自身の給与所得控除額の2分の1を超える場合に適用が受けられる。

どういうことかというと、例えると医療控除と似ています。
ようは、いっぱい経費がかかったときに、一定額以上の経費分を所得から控除しますよということ。なので、「ちょっとシッターさんを利用しました」だけでは控除されません。なおかつ、会社の証明や確定申告が必要となり、かなりハードルが高いと言わざるを得ません。

減税規模は数十億円から数百億円になる見通しだ。

これ、いったいどこの誰がこれだけの税金が減る(=ベビーシッターの利用とその控除申請をみんなが行う)と思っているんでしょうか…。記事でもこういってます

ベビーシッター費用の税優遇を受けられるのは高所得者が中心になりそうだ。

そうなんだろうと思います。年間100万円以上も会社が認める「経費」を使える人ですから。
そういった人たちも必要性があるからシッターを利用するのでしょうが、“ちょっと利用したい”と考える人たちに減税の恩恵が少ないのだろうなと、がっかりしてしまいました。

※「特定支出控除」についての説明記事もありました。記事リンクは有料会員限定なので、興味ある方はGoogleなども利用して確認してみてください。

特定支出控除 会社員の経費、税負担軽く
[有料会員限定]

認知度が低い制度で毎年、数人しか利用していなかったが、2013年度分から対象経費に書籍や新聞、交際費、衣服費が新たに対象に加わり、同年度は利用者が1430人に増えた。
厚生労働省はベビーシッター費用も会社の証明があれば、業務上必要と認定できると考える。ただ、「特定支出控除は認定基準が厳しすぎる」(税理士法人A・Iブレインの伊藤謙信税理士)との声は多い。

『定時職場を求めるのは甘え?』か

こんにちは。
シンカ代表の手島です。

週末の夕刊の中ほどには「女性」面があります。主に働く女性に関連する話題が取り上げられています。

先週末8/22の紙面には読者のQAという形でこんな記事がありました。

定時職場を求めるのは甘え?
 仕事のやりがいはあるが残業が多いです。出産後を見越して定時で帰れる職場で働きたいというのは甘えですか?(28歳女性)

識者のコメントとしては

「自分が勝負できる会社を選ぶことは後ろ向き転職とは違う」と水沢氏。働き続けられる環境を選ぶのは重要だ。

とのこと。ここで「後ろ向きだ。今のところで頑張れ」とは言えないですけれど。

転職する場合、妊娠のタイミングは重要な要素だ。ライフプランから逆算して、妊娠の2~3年前には転職しておいたほうがいい。20代後半が動きどきだ。

女性面ですから、女性向けのメッセージとしてはこうなります。でも本当に女性って大変なことになりました。いったいどこまで計画立てて、その通りにしなきゃならないのでしょうか。人生すべてプレッシャーって感じてしまいます。

ただ、現在の職場で先輩が育児休業から復帰していたり、働きぶりが評価されていたりすれば不安がらずに働き続けた方がいい。「自分の状況と6割程度重なる人がいるなら、参考になる先達と考えていい」と水沢氏は話す。仕事が評価されていれば、働き方に融通を利かせてもらう交渉の余地はある。

今の世の中、何かと「マタハラ」と言われてしまうので、前向きに・お互い様の精神で・一緒に考える姿勢で…ことにあたれば、打開できる可能性は高いと思います。

転職先として制度面の不安から中小企業を外す女性は多い。水沢氏は「制度の運用はトップの考え方次第。中小はトップの理解があれば柔軟に対応できる」と選択肢を広げるようすすめる。

中小を選択肢にいれることについてのこの意見には賛成です。”柔軟に”対応できるのは良くわかります。
でもやはり中小企業はトップの頑張りで存続していて、大手との戦いは「寝る間も惜しんで仕事しろ」というところが大半でしょうから、この「トップの理解がある/ない」がとても重要でしょう。

以前、モーレツ経営者の話題もとりあげたことがありましたので参考に紹介しておきます

モーレツも変わらなきゃ | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/moretsu/

「自由な時間」よりももっと得難いものがあるのに

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今朝の日経新聞には、厚生労働省の調査ということで、次の数字が載っていました。

21~30歳独身男女「子供ほしくない」10%超
「自分の時間優先」最多 厚労省調査
[有料会員限定]

厚生労働省が2013年に21~30歳の独身の男女を対象に行った調査で、将来的に子供を希望しない人の割合が男女とも10%を超え、10年前に比べて増加していることが23日、分かった。自分の時間を優先し、子供に対する関心そのものが薄れている傾向が浮かび上がった。
子供を希望しないと答えた人に子供観を尋ねたところ、「自由な時間が持てなくなる」との回答が最も多かった。「感じていることは特にない」「出費がかさむ」が続いた。厚労省は「結婚意欲の低下もあり、子供への関心が低くなっている」と分析している

マタハラ、待機児童の問題…などこれだけ子どもを持つことの大変さばかりがクローズアップされていれば無理も無いと思います

さらに身の回りではお金を使って(主に遊んで)下さいと言わんばかりの楽しいサービスが氾濫している…このBlogで何度も書いていますが、現在の世の中は子どもを持つと我慢することが多くなるようにできてしまっています。結婚して子どもを持とうと思ってというほうがおかしいといわんばかりの社会です。

私としては、子どもを育てることを自分が自由に使える時間が無くなることと比べてしまうこと自体、とても悲しいのです。

一方、既婚の男女が希望する子供の数は、10年前は「2人」が最多だったが、今回は「3人」が多数派となり、男性で46.2%、女性で47.4%を占めた。

ある時点からは子どもが多い方が良いと思うという結果がでているのは、嬉しいニュースです。結果的にいろんな理由でそ人数に満たなくても、子どもを育て子どもと過ごすと、もっと賑やかな方が良いという実感があるのはとてもよくわかります。
私も子どもをもって、2人の娘を育てて、人生観・価値観は変わったと思ってます。「自分の自由な時間がもてない」なんて悩みよりも、とんでもなく大きなものが得られます。できるだけ多くの人にこの経験をして欲しいと、心から思っています。

◆参考エントリ

子どもを持つことの障壁の根底 | Synca Blog
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/tokyo-yofukashi/ ‎

親子で上手な片付けのために

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞の夕刊の記事にこんなものがありました。

親子で楽々、上手な片付け
置き場は低く/持ち物を厳選
[有料会員限定]

この記事の最後のまとめが

子どもがいる家といっても、それぞれ事情は異なるはず。どのような暮らしにしたいか、明確な目的を持つことが重要と、収納のプロは力説している。

ん?万能の解決策は無いということでした。個々人の価値観が違えば、片付け、収納に1つの答えがあるものではないのですね。

五箇条としてこんな表が掲載されていました。

96959999889DEBE2E4E4E4E3E2E2E3EAE2EAE0E2E3E79C88E382E2E2-DSKKZO9066613018082015NZ1P00-PB1-1

我が家が一番出来てないものは…「持ち物の管理は持ち主に」が今一歩でしょうか。

親が「これは捨てるよ」もしくは「捨てなさい」って言ってしまいます。収納スペースを決めた上で、それに収まるかどうかが基準で、何を捨てるかは子どもに考えさせたいのですけどね。それでも結局、取っておきたいことのほうが多いのであふれちゃうんですよね。

収納計画を考える前に、不要な物を除くことは欠かせない。持ち物を定期的に見直し、「1年間全く使っていない物は手放したい」と梶ケ谷さん。米軍基地勤務の経験から「使う物を出し入れするための収納なのに、日本人は使っていない物を収納し、使っている物は出しっ放しの傾向がある」と指摘する。

なるほど。こんなころに「日米差」があるんですかね。私には図星でした。みなさんはどうされていますか?

ニュース『ユニクロ週休3日制』

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今朝の日経新聞の一面はこんな見出しでした。

ファストリ、週休3日制導入 地方の正社員1万人対象
2015/8/20 2:00[有料会員限定]
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とても興味深いニュースでした。

ざっと概略は次のようなものです。記事中から引用します。

  • 国内の約840店で働く転勤のない「地域正社員」約1万人のうち、本人が希望すれば週休3日を選べる。
  • 1日8時間の勤務時間を10時間に延ばすため、1週間あたりの給与水準は変わらない。1日8時間の法定労働時間の適用を受けない「変形労働時間制」という制度を活用する。
  • 店がにぎわう土曜日と日曜日には出勤してもらい、平日に休んでもらうようにする。

だそうです。給与も下がるのかな?と思いきや、勤務時間は維持することで給与も維持ということなんですね。

勤務時間帯や曜日の調整といった管理業務の手間は大幅に増えるが、現場社員の希望と混雑時の人手の安定確保を両立できる利点は大きいと判断した。

販売業など固定時間ではなく「シフト」で働くことが慣れている人たちは、こういった調整は苦にならないのではないでしょうか。必要な作業ですから。

世界展開を加速した時期に当たる09年に入社した新卒社員は3年以内に5割が退職した。

離職5割ということは、何か手を打たなければならなかったということではあるのでしょうが、基本的には「きちんと時間の中で成果を上げ、その価値で処遇する」ということで大賛成です。

子育て視点で考えると、平日休みは、子どもが就学前だとすごくメリットがありそうです。東京近郊の人でしたら、気兼ねなくディズニーランドもいけますよね。

小学校にあがってしまうと、休みがすれ違ってしまうのがつらくなります。土日の行事にちゃんと休んで出かけられるかどうか気になります。未就学の子どもの人と、小学校低学年の子供を持つ人がそれぞれ分担しあえる風土ができると尚良いと思いました。

でも、「柔軟な働き方」=仕事以外の時間が増え、で家族と過ごす時間が増えることについては大賛成です。この取り組みがうまくいくこと、もしくは今後につながる発見があることをとても期待します。

日経コンピュータ「イクメンSEに会ってきた」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

IT業界のニュースサイトに、こんな記事がありました。

「イクメンSEに会ってきた」という連載のようです。
総論――意外に多い?男性SEの育休事情2015/08/17
井上 英明=日経コンピュータ

私も制度・保障内容については「給与の○%」という程度の言葉でしか分かっていませんでしたが、具体的な数字に改めて驚きました。

毎月の支給金額は最初の6カ月が上限28万5621円。毎月の賃金のおよそ67%となる。7か月目以降は支給金額の上限が21万3150円。毎月賃金の50%が支給される。育休期間は社会保険料なども免除になるほか、組織によって様々な休暇制度を用意している。
育休制度は各社によって細かくは異なるが、「子供が生まれて最大1年半取得でき、その間は無給」が基本だ。この間、国の雇用保険から育児休業給付金が支給される。

これだけの保障があるんですね。

さらに日本のトップ企業ということなのえ、その規模が圧巻です。

約2万5000人のSEを抱える富士通と約2万3000人のSEを抱えるNEC
日立は全社では2014年、男性社員2万64281万人のうち236人が育休を取った。人数が非常に多い。だがSE1万人に絞ってみると、これまでの累計で10人と、取得者が少ない。

分母が…すごい人の数ですね。

イクメンSEとのことですが、こんなに恵まれている環境はとても貴重で一握りです。大半はこんな恵まれてはいません。

今の時代、こんな大企業で身を粉にして働く必要はまったくなくて、ここまで手厚い制度・保障がある環境にいるひとは積極的に育児休暇をとって、子どもと家族と触れ合って、大事な絆を深めてほしいと強く思いました。

2人目不妊の根の深さ

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日、子育てとお金の話題のエントリを書きましたが、お金に関連して経済雑誌「週刊ダイヤモンド」のwebサイトにあった記事です。

DOL特別レポート
ああ、産みたいのに産めない!
「2人目不妊」が蔓延する子育て家庭の混沌
小林美希[ジャーナリスト] 2015年8月5日

読んでてこっちまで憂鬱になりました。「もっと子どもが欲しいのに」という人たちの足を引っ張る事例のオンパレードでした。

ここでもまず取り上げられているのが「非正規社員」の問題だったり「妊娠解雇」の話しだったり。

『2人目の壁』の主な要因としては、「経済的な理由」(86.5%)が首位となっている。

でした。晩婚・晩産になってしまっての第2子以降を持てないことも経済的な理由がほとんどでしょう。

例として出てくるご夫婦のこと

同じ年の夫は、システムエンジニアで長時間労働が避けられず、「子どもが産まれてからも働きたいのはいいけど、僕は手伝えないよ」と家事は一切しない。(中略)月給28万円の夫の就労が優先される。夫は連日、深夜に帰宅。土日も出勤しているため家事も育児もできないが、それも黙認状態だ。

連日深夜で土日もでて28万円…すごいブラック企業と言わざるを得ないですね。残業や休日出勤の手当てで月給以上の臨時収入は期待したいですが、そでれも月28万円だとしたら、どうやって子育てするのでしょう。

ただ違和感もあるのです。
もちろん、「欲しいのに持てない」は悲しむべき事態で解消されなければいけないですが、みんなが2人目を持たなければならない、少子化だから結婚して産まなければばらない…という論調は違うと思っています。

例えば、この記事でも紹介されていますが
一般財団法人1more Baby応援団
こちらの団体は、詳しくは知らないですが、「産めよ増やせよ」と余計なプレッシャーになっていないかは少し心配しています。

個人の価値観、ライフスタイルが変化(進化)してきているわけですから、その結果としての少子化でもあるわけです。少子前提での社会制度設計をもっと考えてしかるべきだと思っています。
国のリーダーたちは安全保障だのなんだのっていって議論しているようですが、そんなことよりも若い世代、これからの社会・経済を担う世代が希望を持てるような絵をビジョンを示して欲しいと切に願います。

個人情報保護方針