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代表 手島 プロフィール
手島 正陽
シンカ株式会社 代表取締役

小規模のシステム開発会社に勤務していた2007年4月〜2011年10月の4年半、「時短勤務」として3歳長女・0歳次女の2人の娘の保育園送り迎えと家事一切を経験。(妻はプロジェクトが忙しい時期は毎日終電で帰宅) ワーキングマザーの大変さをまざまざと知りました。

そしてまた、2015年4月からフルタイムで働きながら夕方の家事も全部行う…生活に再挑戦中。学童保育も卒所した娘2人と日々奮闘中です。

この経験から、「子育てはもっと便利にできるはず」 「子育て本来の"楽しさ””充実感”が得られないのは残念すぎる」 という思いで、シンカとして独立した後は、『働きながら子育てすることを頑張っている人の役に立ちたい』という思いで日々サービス化を模索中。

シンカという会社名には「親になる=親化」の当て字も期待しています。 子育ては、親自身が学び、育っていく過程だと思っています。 私自身が子どもたち、子どもたちと接した時間から教わったことを世の中に還元できれば嬉しいです。

ちなみに、世間で言われるのは「ワーク・ライフバランス」ですが 私たちは「ライフワークバランス」と呼びます。 これについては下記Blogエントリ参照のこと。
http://blog.synca-corp.co.jp/lifeworkbalance/life-work-balance/

12月, 2016

地球2.9個

こんにちは。シンカ代表の手島です。

少し早いですが、今日のエントリをもって年内最終とさせていただきます。今年一年ありがとうございました。
さて今年の最後の話題は、先日の朝日小学生新聞の1面にあった記事です。

環境にやさしくないよ
世界のみんなが日本人のように暮らすと地球が2.9個必要

ということでした。
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私たちの今の生活は、地球に大きな負担をしています。地球のためにできることは何なのでしょうか。
人間が使う資源の量は、こも数十年の間に急激に増えています。「未来の分を前借りしげいる赤字の状態」

食品廃棄物が多いのが特徴だそうです。

1個のリンゴを捨てただけでも、生産に必要な土地や水、輸送や販売に関わるエネルギーをむだにしたことになります。その『資源』がどうやって自分のもとへたどりついているのか、考えてほしい。

「地球の使いすぎ」を防ぐために、私たちにもできることは「減・選・新」だそうです。詳しくは写真の記事、その中のイラストもご覧ください。

食品ロスをなくすこと(必要なエネルギー減)
環境に配慮した製品を選ぶこと
再生可能エネルギーなど技術革新

「今あるものすべてが地球にとって『いいもの』とは限りません。
 地球のために、これまでの発想を転換していくことも必要ではないでしょうか。」

“地球に優しく、資源を無駄遣いしないために少子化か”なんてそんなジョークはいいたくありません。

社会風刺するマイケルムーアさんの主張だったと記憶していますが、戦争したり資源の無駄遣いをしたり、少子化だったり…地球が天が“バカな人間を少なくする”ように仕向けているんだなんていう意見に触れたこともありますが、そんなことでは寂しいです。

子どもたちが希望に溢れる未来を思い描けるように。その子どもの数が溢れるように。いまの大人たちが考え、行動しなければならないと思います。

私のblogが取り扱う領域は明るい話題が少なくなっています。本当はそんなんじゃいけないのに。

来年は明るい話題が多くなりますように。良いお年をお迎えくださいませ。

12/22日経TOP「出生数、初の100万人割れへ 少子化止まらず 」

こんにちは。シンカ代表の手島です。

今朝の日経1面は大きくこのような見出しでした。

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出生数、初の100万人割れへ
厚労省16年推計 少子化止まらず
[有料会員限定]

「団塊の世代」で出生数が最も多かった1949年の4割に満たない。規模としては100年超前の水準だ。

どうするんでしょう。衝撃的な事実です。
失われた○年といろんな方面で言われますが、少子化問題については本当に取り返しのつかないことをしてしまったんだと思います。

それでも出生数が、子どもが増えて行く未来を描くのでしょうか。政治家に、リーダーたちにその気概が全く見られません。

そして同じ日の夕刊TOPはこんな記事でした。

社会保障費やまぬ膨張 17年度予算案決定
歳出最大の97兆4547億円
[有料会員限定]

高齢化で医療や介護などに使う社会保障費が膨らみ、16年度の当初予算から7329億円増える。税収は景気の足踏みを反映して1080億円増にとどまる。
税収は57兆7120億円と見積もる。

この収支の差がどうなっているのか。本当にこの国はどこに向かっているのでしょうか。
もう日本は縮小すること前提でいろいろ組み立てなければばらないのではないでしょうか。

子どもたちが希望を持ち続けられるために

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日おとといと続けたエントリですが、この記事が隣同士だったことが驚きでした。

本当に「日曜に考える」紙面。考えされられました。

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空き家問題。人口が減るのに供給するというに、明らかに結末がわかっているのに止められない。会社が後押ししないと結婚できない。

未来に希望を持てればほとんどのことは解決に向かうはずです。賃金しかり、年金などの社会保障しかり、子育ての環境しかり。

これらがしっかりしていると実感できれば自然と前向きに、外向きにできるのではないでしょうか。不安ばかりだから、内向きに守りに入り、チャレンジできない人が多くなるのだと思います。

我が家の娘たちが、今はまだ自分の将来にとても希望をもっていてくれています。成長するにつれ、その希望が薄れないように、希望がなくならないように
親として、社会人の先輩として何をしなければならないのか、とても考えさせられました。

企業が社員の婚活支援という記事

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日のエントリで日経新聞の日曜日の紙面「日曜に考える」の1つを取り上げましたが、その同じ紙面にこんな記事もありました。

かれんとスコープ
社員の婚活、企業が縁結び
人手不足で離職対策
[有料会員限定]

会社が婚活に力を入れている(ところもある)というお話し。
そんなプレッシャーがあるから尚更若い人は内向きに、目を背けてしまうのではないでしょうか。婚姻数増加という目標に向かってということだとすると、この直接的なアプローチはまったく向いていないと思います。

ただ、記事の冒頭でも

婚活パーティーなど社員の結婚支援に力を入れる企業が増えている。ただ結婚は個人の価値観に関わるデリケートな問題。企業がどこまで関わるべきかという課題も抱えている。

ということが書いてありましたし、脇の記事で

ネットをのぞくと
「職場主催は苦行」「余計なお世話」 社員に冷ややかな反応目立つ
[有料会員限定]

ツイッターでは「職場主催の婚活イベントという苦行」「会社からお見合いの話を持ってこられたので丁重に断った。心配はありがたいけど、余計なお世話」など否定的な声が圧倒的に多い。
幸せの形は人それぞれであることを忘れてはいけない。

ということで、片方の視点だけではなく安心したのですが。

論点が変わってしまうので、明日へ続けます。

空き家を生む訳は?

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日曜日の日経新聞の紙面「日曜日に考える」が本当に考えさせられる内容でした。

日曜に考える 時流
中外時評 空き家生むもう一つの訳 住宅の立地誘導が必要
論説委員 谷隆徳[有料会員限定]

全国で空き家の増加が問題になっている。人口減少社会に突入し、住宅に対する需要が徐々に減ってきたことだけが理由ではない。供給面からみると、もうひとつ別の理由が浮かび上がってくる。
ここは開発を抑制する市街化調整区域だが、市が条例で規制緩和し、建設が可能になった物件だ。

川越市を例として規制緩和が一因だとのこと。そしてもう一つがこう書いてありました。

人口減少で住宅需要が伸び悩む一方、供給面では古い物件をそのまま残して、新規供給が続く。これが、空き家が急速に増えている、もうひとつの理由だ。

…当然のこと言っていませんか?なにも目新しくないと感じてしまいましたが。

中川教授は10年後の着工数について「現在の3分の2から半分程度が妥当な水準ではないか」とみる。
人口に続いて20年ごろには世帯数も減少に転じ、住宅需要は本格的に減り始める。空き家の増加、それに伴う街の荒廃を防ぐためには、住宅を誘導する区域を都市計画でしっかりと定めることが欠かせないのだろう。

何を今更言っているのかと、なんと長期的視野が苦手なことだろうととても悲しくなりました。

実はこの記事だけで”本当に考えさせられる内容”ではなく、明日へ続きます。

保育園の建設に反対する人はどんな人?という記事

こんにちは。シンカ代表の手島です。

インターネットのニュースの記事にこういうものがありました。

保育園建設、反対するのはどんな人? 近所のお年寄り…じゃなかった調査結果 一番の原因は「不安」
withnews 12/13(火) 7:00配信

「不安を感じる人」が反対に
 ではどういう人が反対するのか。「強く反対」と答えた人の全員、「反対」と答えた人の9割超が、「自宅の横に保育園ができると騒音に対する不安を感じるか」との質問に「感じる」と回答しました。

エビデンス(=具体的数値)に基づいて評価、判断をしなければ感情論になってしまう…ということで今回は具体的にアンケート調査を行なった結果の数字で論じられているようなのですが、どれだけ信じていいものなのかという疑問が残ってしまいました。

質問のバイアスがかかると思うんです。
どういう聞き方をしたか、回答者がどういう回答を求めれていると感じながら答えたか…もちろん、集計して結論づけるにはそういったゆらぎを排除するようなものもあるでしょうが、母数や質問形式を確認しないとどうしても信じられないと思ってしまいました。

もちろん、誠意を尽くしたと思っても解決が難しいケースもあるでしょう。高層マンションの建設は、事業者が住民に説明し、まとまらない時は第三者が加わる紛争調停委員会が和解案を出す条例を作っている自治体がある。保育園建設にも、第三者を入れる仕組みが必要ではないでしょうか。

最後の部分は大賛成なのですが。
利害関係者が多岐にわたるので本当に難しい問題だと思いました。

根拠レスからの脱却が必要 | Synca Blog

すかいらーくも深夜営業縮小

こんにちは。シンカ代表の手島です。

日経新聞web版にこんな見出しの記事がありました。

すかいらーく、深夜営業を大幅縮小
2016/12/15 12:55

従業員らの職場環境を改善するとともに、人手不足感の高まりにも対応する。

先駆けてロイヤルホストのロイヤルが取り組みを発表していましたね。

朝日新聞digital版より
ロイヤルホスト、24時間営業廃止へ 定休日も導入検討
湯地正裕2016年11月17日21時13分

外食業界は、深夜営業を減らす傾向だ。人手不足で賃金が上がり、売上高がコストに見合わなくなってきているためだ。また人が集まらない中で無理に営業すれば、従業員に長時間労働を強いることにもなる。生活習慣の変化で、深夜の利用客が減っているという事情もある。

非常に良い傾向だと思っています。
過剰なサービスで勝手に自分たちの首を絞めていませんか?頑張りすぎないことも大事です。
豊かな生活を送るためにということであれば私は大賛成です。

サービス受益側の我々の意識が変わらなければならない | Synca Blog

流通業界の大いなる期待

こんにちは。シンカ代表の手島です。

昨日に引き続きになってしまいますが、プレミアムフライデーは流通・サービス業界には福音となりますよね。
日経MJ(日経流通新聞)にもこの話題が載っていました。

fullsizerender長時間労働の見直しなど働き方改革とも連動しており、買い物や観光、家族とのだんらんといった「生活の豊かさ」を消費につなげる狙いがある。

「参加各社はセールよりも、少し贅沢な買い物や食事、旅行を楽しむといった需要を掘り起こしたい考え」

とのことですが、今の若い人がどれだけ消費にお金を使えるのでしょうか。

働き方改革として、「もっと短い時間で高い成果を」目指すということについては
まったく依存ありません。大いに取り組むべきです。

ただ国がとやかくいうことではない領域だと思っています。

その結果、高い生産性で仕事以外の「余暇」ができたとして果たしてそれが消費に回るのか?がとても疑問です。

消費に回せるのは、年功序列の時代の恩恵を受けた団塊の世代、ベテランの世代ではないでしょうか。

時間があるから飲みに行く、趣味に使う。
子育てもひと段落し、”悠々自適”な時間を過ごせる層であるはずです。

それに比べて、若い世代は昔のように「長く働いていれば給料が上がる」なんてまったく思えず。それでいて結婚しろだの子ども育てろなどとも言われ。

余暇とか趣味とかレジャーなどというものは、本当に好きなことだったらお金も時間もなんとか工面するものなんだと思っています。今の若い世代は「余暇?レジャー?そんな余裕ないです」というのが大半なのではないでしょうか。

プレミアムフライデーの本当の意義が達せられる日が本当にくるのか。
若い世代の多くの人に“生活の豊かさ”を感じられる日が来るのか。
期待を持って見守りたいと思います。

プレミアムフライデーは何のためか

こんにちは。シンカ代表の手島です。

こんなことになるとは思いませんでした。

日経新聞より
「プレミアムフライデー」来年2月から
経産省と経済界「月末金曜、仕事は午後3時まで」
2016/12/12 19:14

NHKのニュース
消費促進の「プレミアムフライデー」午後3時の退社を呼びかけ
12月9日 1時41分

Yahooニュースのリンク
「プレミアムフライデー」の日は午後3時から本当に遊べる? 政府と経団連に聞いた
BuzzFeed Japan 12/13(火) 6:00配信

結局、お国主導で上からやれってことになるのでしょうか。クールビズ然りですよね。

早く帰ることは良いのですが、それ目当てのビジネスだったり変なところに税金が使われるとか飲食や小売業が休めないとか…大丈夫なのでしょうか。気にしても仕方なく始まっちゃうのでしょうが。

いっぺんに休むと、結局混むところがあり、サービス提供者が「こなす」ことになるということで、真の豊かさには程遠いと思うんです。

参考エントリ
お盆の混雑を是としてはいけないはず | Synca Blog

日本が祝日大国から休暇大国になるために | Synca Blog

ばらばらに休めばいいのに。ちゃんと生産性上げて仕事して、個々の裁量とチームの補完でいつでも休めるようにすればいいのに。
このプレミアムフライデーを実施する本当の目的を見失わないでいたいです。

働き方改革が目的ではないはず

こんにちは。シンカ代表の手島です。

週末の日経新聞の総合面(2面)にこんな記事がありました。

働き方改革、本丸はどこ(風見鶏)
2016/12/11 2:30[有料会員限定]

この中のこの部分

 ワーク・ライフバランスの小室淑恵社長は穴見氏らの動きに期待する。優秀な人材ほど海外流出しかねないとの危機感に加え「残業が男性の育児参加を阻み、第2子をあきらめる夫婦が多い。少子化対策は団塊ジュニア世代が出産期を過ぎるまでのあと数年が勝負」と説いて回っている。

確かに「座して死を待つ」わけにはいかないのですが、もう手遅れ…だと思っています。
あと数年で出産期の最後の段階の団塊ジュニアが子だくさんになるでしょうか。

 首相は周囲に「働き方改革はもっと早くやっておかなくてはならなかった。一番のポイントは世論の盛り上がりだ」と語っている。まもなく5年目に入る安倍政権には本気で取り組む覚悟があると信じたい。

働き方の改革として上から押さえつけるということではないと思うのです。
目的が「家族を持ち子供を育てる事に希望が持てること=将来の人口、国力キープ」ということであれば長時間労働の是正もただの手段です。その1つの手段ですらこの有様ですから…残念です。

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