3月, 2015
子どもと進学にかかる“投資”
こんにちは。シンカ代表の手島です。
子どもの進学、特に大学進学について、日経新聞の経済トピックス欄に載ってました。
エコノ探偵団 教育費は投資になる?
進学、子供に見返り大きく
我が家は、長女が小学校から大学まで繋がっている私立です…。ほぼこの通りなのでしょうか。
でも今日の記事はすごく違和感だらけでした。子どもに投資をする、お金をかけることをどう思うかということについての、この記事の言葉の端々です。
子どもが親の面倒を見てくれると思っている?私はそんなこと思ったことありませんでした。
いまの子育て世代の人たちの実感は同じだと思いたいですが、いかがでしょうか。
私たちの親は、これから子どもが(金銭的に)面倒見てくれると思っているのでしょうか?
本当ですか?誰でも入れる全入時代に、本当に大学に進学しないリスクがあるのでしょうか。
社会に出ても身に付くものを得られない大学生活だったら行かない方が良くて、はやく社会人としてのスキル、実践を積める方が良いというのが私の実感です。
議論は別観点にはなりますが、“天才プログラマー”なんて言われるような少年少女が学歴関係なく起業したり、世にサービスを出して対価を得るような世の中になることのほうが大事で、よっぽどイノベーティブだと思います。
かたや記事の後段でこんな記述も
それなのに大学で学ぶってなんですか?何を学ぶのでしょうか。
大学卒というラベルを得たところで、生涯賃金は平均的には高いのでしょうが、平均を下げる層に入ってしまったら目も当てられないと思っています。
今回の記事、いったい何が言いたいんだ?かなり疑問符なことが多かったです。
子どもの教育にかかるお金は多くなります。ちゃんとそれぞれの価値観に照らして妥当かどうかを考えたいです。
3/30ニュース:イオンショッピングセンターに学童保育
こんにちは。シンカ代表の手島です。
イオン、駅前で学童保育 千葉のSC内に最大200人
英会話や体育など教室100種類提供 2015/3/27 2:00[有料会員限定]
先週末の日経新聞の記事にありました。
イオングループが、その立地はじめ資産的なもの、グループの知名度を活用すればたくさんの家族に恩恵があるのだと思います。
ただ、詳しく書かれてないので、何とも言えないのですが、個人的には懸念があります。
ショッピングセンターに、学校から子どもを向かわせる。
子どもが学童を出たあとにショッピングセンター通り抜けて家に帰る。
親として、かなり心配な状況です。
端から見ててもランドセルを背負った子どもたちが、子どもたちだけでショッピングセンターに入ることに違和感がありますし、子どもたちが、行き帰りに寄り道して遊んで帰る、ともすればお金を使う…ことになってしまうことをとても心配します。
ただでさえ“マイルドヤンキー”家族の「憩いの場」となっているショッピングセンターでゲームコーナーやフードコートで過ごすことが日常になっている子どもたち。このあたりの線引き、自制心がきちんと養えるかどうか。
そのショッピングセンターのスタッフさんたちが「君たちは真っすぐ帰ってね。お家の人とおいて」っていう“良きおせっかい”ができれば良いのですが。
私の考えが古いのでしょうか。
「壁」を取り除くためのせっかくの取組みですから、ぜひ良い方向に向かってくれるよう、注意深く推移を見守りたいと思います。
「ワーク・ファミリー・エンリッチメント」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリで取り上げた日経ビジネスのコラムの、その後半の話題を取り上げさせてください。
「変わるべきは男じゃなく女!?」 “家庭と仕事の両立”を阻む壁
家庭の大変さを仕事の肥やしにする強かさを持とう
河合 薫 2015年3月24日(火)
仕事と家庭の両立を目指して「幸せのタネ」を感じるようになるという話しの続きに
ワーク・ファミリー・エンリッチメント
という言葉が紹介されていました。
のだそうです。
ここまで聞くと、何でもポジティブシンキングで乗り切れ!という論調に聞こえます。
子育てで得られたポジティブな経験(エンリッチメント)とコンフリクト(葛藤)は表裏一体だということを自覚して、ネガティブなスパイラルに陥らないようにすることが大事だということでしょうか、
「何で両立できないんだろう」と悩みすぎず、“切り抜ける”、時には“やり過ごす”こと。“自分の経験値が上がってるんだろう”と思って大らかに対処すること…でも自分で書いてても「当事者になってたらそんな余裕ないよなぁ」って思うのですが…言うは易しですね。
「幸せのタネ」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ビジネス誌の記事からの話題です。
「変わるべきは男じゃなく女!?」 “家庭と仕事の両立”を阻む壁
家庭の大変さを仕事の肥やしにする強かさを持とう
河合 薫 2015年3月24日(火)
朝日新聞の特集記事にワーキングマザーの仕事と家庭の両立について考える記事があったそうです。「仕事と家庭の両方で役割を果たそうとすること」への特に女性の悩みについて書かれています。
いつも言うようですが、この上の文章の“女性”を、女性に限らず男性に置き換えて考えてもいいと思います。この河合さんが言っています。
「幸せのタネ」という言葉は良いなと思いました。
正にそのとおり!そして「幸せのタネ」のその「幸せ」は人それぞれです。
でも特に子育てと言うか、わがまま・やんちゃな子どもと過ごす日々は辛いから、それを「幸せのタネ」と思えるかどうか、この余裕が無くなってしまうんですよね。以前、このBlogでもとりあげましたが、あとになって、もう戻らないあの頃、子どもが小ちゃくて可愛い時期を回想して「あれが幸せのタネだったんだな」と思うことがとても多いのではないでしょうか。
★参考エントリ
日経DUAL「今が一番かわいいでしょ?」に思うこと…に思うこと
3月 10th, 2015
「3歳の壁」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の日経新聞の夕刊の記事に「3歳の壁」という言葉がありました。
0~2歳児の保育園増えたのに… 3歳になると預け先ない?
自治体 幼稚園に受け皿期待
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私の友人のFacebookの投稿にも「まさかの保留通知!春からどうすればいいの?」と既に預かってもらっていた子どもが次年度に同じ保育園に通えないことを嘆いていたことがありました。川崎市の話しでした。
我が家の娘が通っていた保育園も0-2歳の“乳児園”を増設していたのですが、ここから本園に進級できない子がほとんどで、他の保育園に移る必要があると聞いています。
何とか保育園に預けることができても、毎年不安になるなんて、本当に不憫でなりません。
この記事では、幼稚園で受け入れる例や、こども園制度を活用するなどの自治体の例が紹介されていますが、制度と運用がきちんと実態に即したものに成ってもらいたいです。
それにしても「3歳の壁」って…どれだけ壁を増やすのでしょうか。
結局、育児の全部が「壁」ですね、どうにかしないと。
脱・三歳児神話
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今日は次女の修了式。元気に出掛けていきました。
先週一足先に修了した長女とともに、1年間が終わりました。
どちらも1年間皆勤。とても嬉しいです。何より、友だちと学ぶこと、過ごすことが楽しくて毎日学校に行きたくてたまらない…という気持ちに真っすぐ育ってくれていることに幸運と感謝を感じずにはいられません。
我が家は共働き。良く紹介する日経DUALにも出てきますが、今風に言うと“デュアラー”です。
それでもいわゆるお受験をし、朝7時過ぎには電車に乗る小学校まで通い、しかも姉妹で真逆の方向の小学校…など、世間的にはだいぶ常識はずれな家庭とも言えるかもしれませんが、ここまであまり大問題を起こさず平凡に過ごしてくれていて、キチンと育ってくれて、本当に良かったです。
たまたま図書館の新刊の棚で見つけた乙武さんの著書にしきりに『三歳児神話』という言葉が出てきました。乙武さんは、「三歳児神話」なんて言ってるとみんなダメになっちゃうよ。ということで引き合いに出していました。我が家なんて、この言葉とはまったくもって逆行した家庭でしたから、乙武さんには賛成です。
※Wikipediaより 三歳児神話
三歳児神話(さんさいじしんわ)とは、子供は三歳頃まで母親自身の手元で育てないとその子供に悪い影響があるという考えを指す。
次女は、生後11ヶ月。ゼロ歳児クラスから保育園に通いましたが、そのときから父親の子育て。夕方は夜7時に迎えに行って9時に寝る…とすると、本当にあっという間で、親子のスキンシップなんていえることはほとんどなかったと思えます。
一緒にお風呂に入る、一緒に布団に入って絵本を読んで電気を消して一緒に寝る。これだけでした。でもこれだけでも十分に伝わった、繋がったなといまでは思えます。
一緒にいる時間の長さじゃない、ということは、実感として持っています。いま色々大変な時期にある人たちにも、いろんな情報に惑わされずに、普通にしているだけで大丈夫だよ、と伝えてあげたいです。
★このエントリ中の乙武さんの著作
なぜ変わらないかを考えないと
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞に長時間労働に関する記事がありました。
長時間労働ニッポン 欧米にない3つの土壌 14年の正社員残業、173時間で最長に
2015/3/23 0:00
景気がいいと労働時間が長くなる…「日本的雇用」を最も表している事象ではないでしょうか。
この記事には、もう言い古されている言葉がたくさん並んでいました。
前から言われいるこういう状況がなぜ変わらないのか?変えられないのか。
長時間労働に限らず、年金・社会保障・子育て・待機児童…どうやったら変わるのか、変わらないのはなぜなのか、こそ考えないと変わらないんだと思いました。
『なでしこ銘柄』だそうです
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日の日経新聞のニュースで『なでしこ銘柄』という聞き慣れない言葉がありました。
「なでしこ銘柄」に日産や東芝など40社 経産省と東証が選出
2015/3/18 19:33
この取組みのすべてが悪い…わけではないですが、いまやることか?国がやることか?…個人的には納得ができません。
経済産業省のWebサイトにありました。
また派手なロゴデザインが載っています。これらに大事な大事な税金を投入しているんですね…。
昨日取り上げた新聞記事にあるように、後先考えずにマンション建てて働く女性が困るような状況を「我知らず」な態度な企業は含まれていませんか?ざっと見る限り、マンションの建設施工会社、ディベロッパーは入っていなかったようですが、この取組みが得る“何か”は何でしょうか。
東京・臨海部の待機児童と園庭事情
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今朝の日経新聞の社会面に大きく割いて報じられていました。地価上昇の話題に関連してという扱いですが。
園児の遊び場足りない 東京・臨海部の地価上昇
2015/3/19 0:35[有料会員限定]
湾岸、ウォーターフロントと言えば聞こえはいいですが、ようは海を埋め立てて人工的に地面を作って、そこにマンションをたくさん建てる…行政と企業がそれぞれ何かを求めた結果であるわけなのですが、
すごいですね。
こういうことになることを本当にわからなかったのでしょうか。建築許可を出し、マンションを建て、煽るように販売する…それでいて「女性が輝く」とか、マンション建設したり販売している企業が、まさか「女性活用が進んでいる」なんていう企業リストにところに入ってるんでしょうか…
会社に近い、近代的で奇麗なマンションという言葉だけで住んでしまうと、あとが大変ということでしょう。こういった実情を知ったら子育て世代は新しく入ってこないのではないでしょうか。
大きなビルの1室が”遊び場”になっている例もあるそうで。
行政が解消に取りかかったとしても10年単位でかかるのではないでしょうか。子どもを持っている方の流入禁止しか策は無いように思ってしまいました。
日経DUAL「家事する夫はロマンチック」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日、日経DUALの記事を取り上げていますが、その奥様のお話しになります。
フェイスブック社COO 家事する夫はロマンチック
シェリル・サンドバーグ「母親にとって罪悪感のマネジメントは時間のマネジメントと同じくらい重要だ」
Facebook社のCOOを子育てしながら…とは想像つかないです。
ただ、想像つかないと言っている時点でダメだということなのでしょう。著作も昨日Amazonでクリックしました。今度読んでみます。
Webの記事の中でも”モーレツ”ぶりが垣間みられます。
アメリカと日本で違いはないのですね。やはり男女差が最初から存在しないところはないということなのでしょうか。
前人未到の地をフロンティアとして切り開くには「試行錯誤」しかないのだと思います。その中で、自分の立ち位置というか続けられるバランスがわかってくるのでしょう。
最後の言葉は、夫を子どもに置き換えても同じだな…と笑ってしまいました。私は妻にはそのように接しているつもりでしたが、子ども扱いだったのでしょうか。そんなはずはないと思っていますが…。