11月, 2014
2人いると喜びは倍以上だと思うのだけど
こんにちは。シンカ代表の手島です。
以前も取り上げたことのあるコラムですが、
スポーツライターの方の育児にまつわる連載です。少し前の記事ですが紹介します。
記事の前半部分は読み流していただいて、後半部分が面白いのでぜひ読んでみてください。
2人の子どもを育てることにとても臆病になっている様子です。友人の「2人目が」という告白に驚いています。
同じ年頃の子どもがいるというだけで、わたしは新米パパに親近感を抱くようになっていた。それは、サッカーがマイナーだったころ、このスポーツをやっているというだけで共有できた感覚と少しばかり似たところもあった。
だとすると、2人目ができましたと聞かされた時に沸き上がってくるこの感情は、そう、大学に入っても体育会でサッカーを続ける仲間に対して抱いた思いとよく似ている。なんていうか、掛け値なしのリスペクト。
とても面白い表現です。自分ができなかったこと、進めなかった道に歩んだ人に対する感覚は私も同じです。
確かに大変ですが、その1人で味わった喜びが2倍になり、さらに兄弟の絡むので3倍4倍にもなるのが子育ての楽しさだと…2人の娘の父親である私は思います。
記事の“後記”に奥様のコメントに次のような言葉があります。
こんな言葉を奥様は言っているのですが、旦那様の本文中には
へんな意地を張らずに、まずは家族を頼って協力すればいいのに、と思いました
3世代がワイワイやるのって楽しい!って思える環境づくりができるといいのに。せっかく子どもが大好きなのにもったいない話しだなと…老婆心ながら。まさに少子化(望むだけの子どもが持てない)の縮図ですね。
ニュース「11/24衆院選の子育て関連」後編
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリの後編です。
日経新聞の11/24の記事の中はこんなことも書いてありました。
別にたてつくわけでも、この人が悪いわけでもありません。
ただ、この発言にも違和感が残ったというだけですが…
「働く母親の環境は」っていうことですが、これを母親と思うからいけない。
なんで預けるのに母親である必要があるのですか?確かに産むのは女性にしかできませんが、その子を育てる時期において、男性が「働きながら子育てする」ことだって普通になって良いと思います。いっそその方が「男性が輝く」社会なのではないでしょうか。
昨今の安倍首相の「女性が輝く」のスローガンへの違和感を感じるのも同じです。
保育園は働く女性だけの問題ではなく、また働く男性のものでもなく、すべての家族のものであり、経済と家族(=人口)を維持するためのものという捉え方をすべきだと思います。
家族ごとの事情で夫婦の分担を決めればいいじゃないですか。母親ばかりが大変ってなるのがおかしいです。
記事の中の話なら、この女性がPR会社を辞めなくてもよく、その代り男性が仕事を辞めて子供の世話をすることでも良いのです。だとすると、論点は待機児童ではなくて、「雇用の流動性」だったり、再雇用のしやすさ・されやすさということにもなると思うのです。
「輝く女性」のスローガンが、ただ女性も税金(=源泉所得税)を払ってほしいこと、配偶者控除をなくしたいこと、だけではない議論に広がることを切に期待します。
ニュース「11/24衆院選の子育て関連」前編
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先週末の連休中の日経新聞の記事で選挙に関する話題に子育て関連の話しがありました。
問う2014衆院選(中)子育て 不安との闘い 保育所入れず会社辞めた 「誰が熱心?見極める」
2014/11/24 3:30日本経済新聞 朝刊[有料会員限定]
この記事で印象的な部分に次の言葉がありました。
「受かる」という表現になることに驚きました。
何か選抜されるということ。だから点数を稼ぐためのテクニックを覚えないといけないということ。
すごく違和感を感じたのですが、次のことが書いてありました。
1,400人定員に対して1,800人が入れないとは…定員の倍以上の需要があるということです。
受験の言葉に置き換えても「2倍以上」ということ。それならば「受かる」という表現も妥当なのかもしれないと思いました。
それなのに一部では設置しようとすると反対が起きるとか…世の中どうなっているのでしょう。
単純に消費財やサービス業でいえば、「満員です。並んで待っててください。」という場面でしょう。
もしくは「うちはだめなので他を紹介しますので、そちらへどうぞ」…ということもあるかもしれません。
極端な例えですが、市場経済、自由経済を標榜するのならば、
『ウチに転居してもらっても、ウチで産んでもいただいても育てる環境は無いですよ』
と宣言してしまえば済むのではないでしょうか。
中途半端に期待させたり、基準の点数を規定するから、反感を買ったりテクニックに走る人が出てくる…なんていう思いもよぎります。
今回の記事は選挙に関することでした。ならば候補者、候補政党が「待機児童減らします」という言葉だけでは何にも効果がないということはよくわかりました。具体的に何をしようとしているのかを見極める必要があります。
行列の順番待ち
こんにちは。スタッフKです。
日本人は、行列が好きだと言われていますが、小さな子供を連れて長時間並ぶのは難しいと思います。
先日、藤子・F・不二雄ミュージアムに行って来ました。
一緒に行く友人から、どうやらカフェは2時間待ちになることもあるらしいという話を聞きました。
私は、アレルギー対応について事前に確認する為に、問い合わせをしてみました。その際に待ち時間について確認したところ、やはり休日は待ち時間が2時間になるようなこともあるそうです。
しかし、「カフェでは整理券を配布していますので、入館されたらすぐにカフェで整理券を受け取ってください。」とのアドバイスをいただきました。
私たちは入館するとすぐに、カフェへ直行しました。
カフェの入り口にはモニターがあり、入ることができる整理券の番号と待ち時間が表示されていました。
友人と「どれくらい待つのかがわからないと何時に戻ればよいかわからないよね」などと話しながらスタッフから番号が記載された整理券を受け取りました。
受け取った整理券にQRコードが記載されていたのでアクセスすると、現在何組待ちかを表示した画面が表示されました。
更に、その画面から携帯電話番号を登録すると、順番が近づいたことをお知らせする電話がかかってくるというシステムでした。早速、携帯電話番号を登録し、待ち時間を気にせずに見学することができました。
ちなみに、かかってくる電話の音声は、自動音声の女性の声でした。これがドラえもんの声だったら、聞いた子どもは喜んで、長い待ち時間も楽しくなるのではないでしょうか。確かに大人が使うサービスですが、そんな遊び心も欲しいと思いました。
11/21ニュース『妻が長く働いても 家事・育児時間、夫は短いまま 』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経の記事にこういう記事がありました。
非常に興味深い内容なので、全文引用します。
一方で夫の仕事の時間は3分増の9時間53分、育児・家事が2分減の41分とほぼ変化がなかった。通勤は往復1時間7分。長時間の仕事や通勤で、平日に家事や育児に関わる余裕のない現状がうかがわれた。
212人の女性の平均年齢は43歳で、子供の数は1.9人。雇用形態はパート51%、正社員27%などで、夫は78%が正社員だった。妻の働く時間が1時間以上増えたのは、子育てが一段落し、働く時間を増やすなどした影響が大きいとみられる。〔共同〕
“共働きの女性683人のうち、2012年と13年を比べ、働く時間が増えた212人の回答結果を分析した。”とのこと。
この母数で日本全体の傾向と言えるか…コメントが難しいですが、このそもそもこの調査は何のため?
言葉が汚くて失礼なのですが「で、どうしたいの?」と私の頭の中はクエスチョンマークだらけです。
この『公益財団法人・家計経済研究所の調査』の元の情報を見てみて、後日感想をエントリしたいと思います。
7つのパイプ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
今日も日経DUALの記事の紹介です。
「心が安定している子」をつくる7つの人間関係
母からは愛情や感情を、父からは理性や自律を、きょうだいからは理不尽や社会性を、友達からは共感や友情を学ぶ
7つのパイプ理論というのがあるそうです。
何とはなくわかる気はしますが、正式には初めて知る考え方でした。
以下に、同サイトの画像を引用します。
私は長男で妹が2人います。理不尽さは自分が学ぶより妹たちに体感させてしまっていたのでしょうか。
私の長女・次女のそれぞれの長所・短所(=もう少し変わってくれるといいのになと思うところ)についてなるほどなと感じるところも多いです。
みなさんもご自身、お子さん、ご家族で考えて、その育った環境に照らしてどうでしょうか。
日経DUALの記事の絵本作家の中川李枝子さんのコメント
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経DUALの記事に絵本作家の中川李枝子さんの記事がありました。
中川李枝子 保育園を選ぶ時に忘れないでほしいこと
保育園より幼稚園のほうが教育上いいって本当ですか?
保育園に勤める保育士さんから絵本作家になられたんですね。
となりのトトロの「さんぽ」の作詞をされたことまでは存じ上げませんでした。
この記事の中の印象に残った部分です。
その下で働く保育士も幼稚園教諭も園長が採用しているし、その園長の考えがトップダウンで下りていきますから、園長が良ければ、現場の先生達も良い。私が勤めていた「みどり保育園」もそうでしたが、園長は先生を採用するときには、実に慎重に選んで決めますからね。だって子どもの命を預かる仕事でしょう。
「だって子どもの命を預かる仕事でしょう」という言葉が重いです。
このような覚悟で接していただいている運営スタッフ、先生方には頭が下がります。
この思いをわかっていれば、モンスターペアレントのように「我々は客だ」という態度では接していられないと思います。こういった方々への尊敬は失ってはいけないと思いました。
今回の記事は、どうやって保育園を選ぶのか?選ぶ基準は?というような質問に答える記事ですが、ダメなところ探しをするものではなく、自分の希望がすべて叶うものではない前提の上で、結局はお互いを尊重・尊敬し合って、良い関係を作るしかないということだと思っています。
中川さんと聞いて私が思い出した絵本は「おひさまおねがいチチンプイ」でした。
保育園に迎えに行って寝かしつけまでやっていたころ、
寝るときに読む本として娘たちを両脇に抱えて良く読んでました。
パトロール
こんにちは。スタッフKです。
娘の小学校では、地区班ごとに当番制でパトロールをします。
二人一組で決められたエリアを、パトロール用ベストを着用してパトロールします。
パトロールの時間帯は、基本的に子ども達の登校時間帯か下校時間帯で、組になった二人で相談し、どの時間帯にパトロールをするのかを決めます。
私は、いつも登校時間帯にパトロールををしています。
下校時間は学年により異なるので一斉に下校しませんが、登校は比較的決められた時間帯で通学するので、不審者は少ないかと思いがちですが、実はそうでもありません。
自治体から届く不審者情報のお知らせメールを見ても、朝の時間帯に不審者が現れていることが多くあります。
先週も、娘の同級生が登校途中に不審者に声をかけられるという事件がありました。
定期的に各地区班でパトロールをしたり、自治会でもパトロールをしたりしていても、残念ですが不審者の出没情報がなくなることはありません。
子ども達は不審者情報を聞くと、必要以上にすれ違う人を疑いの目で見てしまうことがあります。注意をして欲しい反面、誰でも疑ってしまうというのも寂しいことではあります。
親になって初めて知った言葉「病後児保育」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末にこういうニュースに接しました。
私が親になって知ったことの一つが『子ども(特に小さいとき)はすぐ熱を出す』ということでした。
私がそれまで周りのワーキングマザーを知らなかったからだとは思うのですが
こんなに頻繁に熱が出て、1人で保育園に居られないことが多いのは驚きでした。
朝起きたら少し熱がある、保育園に通常に登園したのに熱が出たと保育園から呼び出し…が思いのほか多かったです。
日経DUALなど情報サイトでは、
初心者ママに向けて“急な病気で仕事にも穴をあけることがある…”ということが描かれているので、そういったところを見聞きしていれば予備知識として持てるのでしょうが当時の私はまったく「晴天の霹靂」でした。
そんなときにお世話になったのが病後児保育室。
我が家の場合は市の施設が自宅近くにあり、それこそ普段通う保育園よりも近い場所だったこともあってよく利用していました。
病気の子を預けてまで仕事だなんて…という思いはあれど、全部いっしょに休んでいるわけにもいかないですし、
素人の親が付きっきりよりも、小児科医のかたが回診してくれる施設に居た方がよっぽど身体にもいいと思い預けていました。
※娘を預けた施設は市が民間病院に委託して開設したところでしたので、看護師さん、医師の方が必ずついてくださいました。
定員3人だったと記憶していますが、いまではこの人数だと定員を超えてしまうことが多々あるのではないでしょうか。
この事業は施設を開設すれば必ず需要があるものでもない(誰も預ける人が居ない日もある)でしょうが、無いと困る施設です。
少なからず公的サービスである必然性があるものなので、自治体の、世の中の理解が広がって利用しやすい環境が整備されることを願います。
日経DUAL記事“「弱い親は罪」”(後編)
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日紹介している記事の後段にこういったくだりがありました。
イ クメンという言葉だけ一人歩きすることに違和感を感じているというエントリを何回かしていますが、「偉い旦那さんね」という価値観は確かに古いと思いま す。徐々に変わる、彼女は「そういうところから少しずつ自由になれたら」という言葉で表現されていますが、変わっていくことを切に望みます。
“価値観”という言葉がでてきましたが、この価値観という言葉も非常に重要だと思っています。
子育てに関して、その価値観というと、やはり自分が育った環境、育つ家庭で感じたことが土台になるはずです。
今の子育て世代、特に団塊ジュニアより上の世代については、その価値観というのは親である団塊世代が求めたものになるはずです。
私も育児をしていて特に思うことは『自分が育ったときの価値観を子どもに求める、与えるということは、それは3代前(1代め:自分の親、2代め:自分、3代め:子ども)の価値観を与えることである』ということです。
このことは特に意識しておきたいと思ってます。
いまの子どもたちが成長したときに生きていく時代は、私たちの親が子育てをしながら描いた時代とはまったく違うものです。
子どもたちが自分自身でよりよい生き方を得るためには、親である私たちが自分の幼少期の価値観に縛られていてはいけないのだと考えています。
もちろん当時の価値観を否定しているものではなく、時代が違えば価値観も生き方も違うということを認め、これからの価値観についてはそれぞれが考え、信じて実践していくのだということです。
ちょっと話しがずれてしまいました。
元々のDUALの記事は映画に連動した記事です。今回の記事にある映画を是非観てみたいと思いました。