11月, 2016
「資生堂ショック」と女性に優しいを考える
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリの最後に「マミートラック」という言葉を使いましたが、
その言葉に関連し、言葉自体も説明してくれている記事があったので取り上げます。
日経電子版にある、「資生堂ショック」を取り上げたものでした。資生堂ショックについても記事の冒頭部分に書いてあるのでご覧になってください。
若手リーダーに贈る教科書
本当に「女性に優しい会社」とは?
石塚由紀夫著「資生堂インパクト」
確かに、「厳しいな」という思いもありましたが、多様性を受入れるのなら、できるだけ公平に・平等にということを追求するのも真理だと思います。お互いが「向こう側は特別だから」みたいに思ってしまうのは不幸なことです。
マミートラックは仕事の軽減と引き換えに昇進・昇格のチャンスが減る。望まずにマミートラックに追いやられた女性は「頑張ってもどうせ評価してくれない」と仕事へのやる気がそがれ、それを見た上司や職場の同僚は「やっぱり子どものいる女性に仕事は任せられない」と女性社員への評価を一段と下げる。そしてそれが女性社員のやる気をさらにそぐ。子育て中の女性社員にまつわる負の連鎖は多くの企業でみられる。
(86ページ 第2章 「マミートラック」の罠)
資生堂ショックはあくまでも女性のライフワークバランスに特化した話のように受け取ってしまいがちですが、男性(=夫)も意識も行動も変わらなければいけないです。
「女性が輝く」だけのスローガンでは到底達成できないのだろうということを強く再認識しました。
このwebの記事に紹介れている書籍を今度読んでみます。
時短勤務をトライアルで終わらせないで
こんにちは。シンカ代表の手島です。
週末土曜日の日経新聞の女性面に男性幹部社員が時短勤務トライアルをしたという話がありました。
男性部長も体験 育児の時短勤務
初日は楽しかったが…1週間が限界!?
記事中にもありますが、こちらの会社さん、社長自らが率先して実行したそうです。
男性側は「トライアルだから」!?と思ってませんか。 何年も続くんですよ。これが。
私も通算で6年以上やってます。 朝も夜もあわただしく、最近、子どもからは「怒ってばっかり」と呆れられています。
でもとても大切な第一歩であることは確かです。「トライアルやってみました」だけではなく家庭の夫婦間、職場の同僚・上司との相互理解・相互協力の体制が早く気づけると良いと思いました。
記事の本論とは違うところで気になってしまいました。下世話で申し訳ありません。
・45才で5才と3才の子供。ようやく授かった子ども。子育ては体力的にきついはず。
・ご夫人が33歳。歳の差婚! 奥様のことをとても大事に思っているのでしょう。
・ご夫人が「マミートラック」にならずに生涯獲得賃金で考えると一番効果があるのだろう。
ご夫婦にとって、家族にとって良い関係づくりの一助になることを願ってます。
日経ニュース『シッター控除見送り』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
この週末に日経web版にあった記事です。
シッター減税見送り 17年度改正、政府・与党方針
2016/11/26 12:52[有料会員限定]
でも税制改革については、ニュース(記事)先行で取り上げるも実際には見送られるということが多いのだということをこの2年で学びました。
喜び損。ぬか喜び。 来年度以降は“踊らされないように”気を付けたいと思います。
★昨年同時期のエントリ
シッター代 所得控除!のぬか喜び | Synca Blog
私自身、ベビーシッターさんにはもうお世話にならない立場なので、実際のメリット享受はありません。
こういうところが子育て関連の施策については世論が盛り上がらなかったり政治の決断を鈍らせるのだと思います。
このシッター問題でしたら、私自身が「数年前なら必要だったけど今は別にいいや。がんばった良い思い出」みたいに「のど元過ぎれば」になってしまいます。子育て関連の施策の実効は難しいんだなと、実感します。
災害への備えの再確認
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日は思いもかけず大雪。 首都圏では54年ぶり、観測史上初ということだったそうです。
日経新聞のサイトの記事より
東京都心で積雪、11月は観測史上初
2016/11/24 12:31
朝の電車もダイヤが乱れていました。
次女とも少し早めに出て正解だったようです。
また地震も体に感じるものも何度かあり、自然災害に対する備えを改めて喚起するということなのでしょうか、日経DUALにもそのような記事が改めて掲載されていました。
当時のシリーズ連載の再掲のようです。
共働き親のための「大地震からわが子を守る方法」(連載バックナンバー)
前半の、共働きで仕事中に罹災した際にどうするか?の記事のリンクを載せておきます。
大地震になれば、共働き親はわが子と3日会えない
【もし災害が起きたら特集】(1)7割の確率で起こる首都直下地震。「火の津波」が起き、徒歩でも帰るのは困難に
大地震が起こる前に、わが子と共に行うべき準備
【もし災害が起きたら特集】(3)親子での事前準備がわが子の命を救う。離ればなれになったときの約束事とは?
「災害時に学校が守ってくれる」という考えは甘い
【もし災害が起きたら特集】(2)「3.11」に起こった大川小学校の悲劇。なぜ多くの児童が亡くなったのか?共働き親は何ができるのか?
少々大げさかな?と思うところ、「そう。我が家もそうしてる」と思うところと いろいろありました。
それぞれの家庭の地域的特性だったり親の勤務地と学校との距離だったり 各家庭で様々だと思います。 また特に子どもはライフスタイルが成長と共に変わってくるので、年度が替われば生活も変わっていくことが普通でしょう。
忘れたころにやってくる災害がきてからでは遅いので、 どんなきっかけでもいいので、今回のような大雪でもいいので 、家族で改めて話し合うことが大事だなと思いました。
『LOVE&SYSTEMS』中島たい子(著)
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先日のエントリ(※)で紹介した記事にあった物語を読みました。
※このエントリです
国が理想像を示すのは苦しい | Synca Blog
あながち夢物語とも言えず、最悪のシナリオを経れば起こり得そうな近未来の姿に気持ちが暗くなりました。
J国として描かれている国がリアルすぎて 言葉を失います。
2100年ころにはこうなっちゃうんじゃないかと。 背筋に冷たいものを感じながら読み進めました。
先日、次女の登校と一緒に家を出て駅までの道すがらのお話しで
「私は94歳まで生きると22世紀なんだよ」 「3世紀にまたがっている人ってすごいよね」
なんていう話をしながら歩きました。
そんな彼女のキラキラした未来をくすんだ色にさせたくないですね。
微力な私でも何ができるか考えなければなりません。
年金に世代間不公平は無いと。
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の夕刊にこんなコラム(記事)がありました。年金の世代間不公平はないという”消費生活アドバイザー”という方の主張です。
人生を変えるマネーハック
年金は若い世代に不公平か 実は団塊世代より恩恵?
公的年金をマネーハック(3)
最後の部分は事実と違う気がしました。
各家族化が進んだわけですから、親の代を家庭内扶養したか?は割合としては少ないのではないかと思います。
この人のおっしゃるとおり、トータルの関連支出で考える意見も確かにそういう見方もできると思います。
でもやっぱり年金の受給額で考えると割を食っているという印象は持つと思います。
「将来賃金があがる」「所得はあがる」と信じていられた時代とそうでない時代で心理的な負担は相当違うと思うんです。
団塊世代は、少しくらい負担したって来年は給料上がるから。将来もっともらえるからと自信が持てていたはずです。いまの若い世代はどうでしょうか。まったく希望が持てないはずです。
その”バイアス”も要素に考えておかないといけないのではないかなと思いました。
企業が支給する配偶者手当の廃止依頼のニュース
こんにちは。シンカ代表の手島です。
前回のエントリで配偶者控除の見直しについて取り上げましたが、
各企業にある「配偶者手当」についても見直しが国から要請されているというニュースもありました。
経団連、会員企業に配偶者手当縮小求める
女性就労後押し
2016/11/16 2:00[有料会員限定]
「専業主婦は悪」と言わんばかりに感じます。
労働力が足りなくて市場が欲しい?少しでも税収が欲しいから…ですよね。経済が良くなれば増税されるのではなかったのでしたっけ。
方や長時間労働だの男性が育児介護を含む家事をしていないだのと言っておいて、女性が家にいることもけしからんと…でも待機児童や保育士不足もあって…たくさん絡まりすぎです。いったいどこをどうほぐしていくのでしょうか。
取りやすいところから…だとしたらまっぴらごめんです。
この話に関連して私は「なんで家族手当なんかあるんだろ」結婚すると会社からもらえるお金が増えるってどういうことなんだろって思っていましたが、下にリンクを貼りますがあるコンサルタントさんのブログにある意見に触れたら「そういうことで存在しているならそういうものか」と思うに至りました。みなさんはどうお感じになりますか。
いくつか参考情報のリンクを紹介します。
経団連の配偶者手当縮小、税と一体改革不可欠
2016/11/16付 [有料会員限定]
キャリア
配偶者手当は古い? 変わる職場や家族
2016/3/5
福田秀樹のWEBコンサルティング人事評価と給与制度づくり
Q 家族手当・住宅手当は必要ですか?
やっぱり根本から見直し変えるのは苦手=配偶者控除の見直しの話
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日のエントリは夫(もしくは妻)とのパートナーの相性という話題でしたが、パートナー=配偶者ということで、今週のニュースにあった配偶者控除の限度額見直しの話題です。日経新聞の記事から。
パート減税、年収150万円まで配偶者控除と同額
財務省検討
2016/11/12 2:00[有料会員限定]
根本から変えないのであれば意味がないじゃないでしょうか。上限金額を引き上げるだけって、程度の問題。どうせ壁は残るのですよね。ほんとがっかりしてしまうことばかりです。
最近の更新のようなので参考までに103万円、130万円の壁についての説明ページのリンクを貼ります
DeNA社の情報サイトのページ(↓)
2016年10月18日更新 知識・条件(扶養) (172)
130万超えたら扶養外れる?主婦が知っておくべき損得ライン
まいにち漫画ニュース(毎日新聞社)(↓)
「130万円の壁」に?
2016.11.16
夫のタイプは?
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の夕刊にこんな記事がありました。
くらし
子育て・家事、いろいろ相談したい…夫のタイプ見極め円満
NPO法人子育て学協会会長 山本直美さん[有料会員限定]
(2)主体性低い×共感性低い「指示待ち夫」
(3)主体性低い×共感性高い「柔軟な夫」
(4)主体性高い×共感性高い「自立型の夫」の4タイプに分けることができます。
ということだそうです。
男性のみなさんは自分はどこだと思いますか?
男性に限らず、パートナーがどうかということで良い気がします。
私は自分自身ではちゃんとこなしているつもりなんですけれど。例えば土曜日に何も言わずに出て行っても、洗濯から一切の家事はやります。 毎日の食事、子供の弁当も作ってます。 ってことは「自立型」だと思いたいのですが…。
みなさんのパートナーはどうでしょうか。我が家ですか?ノーコメントにします。
日経ウーマンオンラインのコラム『一億総活躍社会「輝く女性」にモヤっとする理由 』
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経ウーマンオンラインにあるコラムを読みました。
完全に同意なのですが…今回の文章はスカッとするのと、ちゃんと言い方考えないと届かないよ…の両方でした。
国のリーダー(=国会議員)のおじさまたちに今の若い世代たちのこういった悲鳴をちゃんと届けたいですよね。