10月, 2016
若者の「スマホ老眼」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
本日(10/31)の夕刊の社会面にこんな記事がありました。
広角鋭角若者「スマホ老眼」の危機
目の健康を守る(1)
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私もスマホの画面を見ることが多いと思っています。
昔に比べたら、近距離で画面を凝視している機会の頻度が格段にあがっているということですよね。
それでも我が家はTVがないだけ、動画を見るために目を使う時間は一般よりも少ないと思っているのですが。特に子どもたちに気を付けさせなければいけないなと思わせる記事でした。
日経ニュース:電通の「子育てサポート企業」認定取り消し検討 厚労相
こんにちは。シンカ代表の手島です。
また不規則に日曜日のエントリですみません。平日回数分ということでアップします。
長時間労働の過労死として取り上げられることの多いこのニュース。この件に関連してこんな記事がありました。
日経新聞より
電通の「子育てサポート企業」認定取り消し検討 厚労相
2016/10/28 12:22
亡くなられた前途ある若者の冥福をお祈りします。
時間外が過剰だったといわれることが多いですが、私は時間外だけが問題なのではなく、パワハラの方が強かったと思います。
自負心があればこそ仕事を頑張ってこなす、まだ新入社員だから覚えようと必死になっているところに、それこそこれまでは大きな挫折と言いますか、「できない自分」なんて自覚できなかった人に向かって、数々の暴言が浴びせられたと想像しています。
これまでの日本の経済成長を支えたモーレツ会社員は、「へこたれてから這い上がれ」なのでしょうが、それを画一的に求める時代ではありません。
キチンと検証されて、部下との接し方、新入社員に限らず、チームの構成員に対する接し方・力の引出し方・伸ばし方という方にも議論されてくれるといいのになと強く思っています。
大卒と子どもの学力の相関
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経DUALに掲載されている記事です。
何を論じるにしても、具体的な数字、事実・根拠(=エビデンス)があることが大事なのですが、今回は親の学歴と子の学力の相関ということで論じされていました。
子の学力は親の経済力より、親の学歴が影響
学力評価は大卒人口率や平均年収などの指標ですべき
よくもこんな数字を集められるな、元のデータがあったなと感心しました。
記事の3ページ目以降から、なぜこの議論をしているのかが分かってきました。決して「大卒じゃないと子どもの学力が伸びないのか?」を言いたいわけではないのですね。
続編も楽しみにしたいと思ったのですが、大卒人口率と平均年収の学力の指標は以前に分析されているそうですね。有料会員限定と言われてしまったので読むことができませんでした。残念。
育児勤務者のフォローしたひとに特別報酬
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日アップできませんでした。「平日の回数分記事を書く」ために土曜日に埋め合わせします。と、誰に言い訳しているのかわからないのですが。
先週土曜日の日経夕刊の子育て関連3部作の最終章(笑)です。
育児・介護の離職防げ 企業、対策を本格化
みずほ、代役の社員に賞与/サイボウズ、復職にインターン
「所属長が選ぶ」っていうところが、いろいろ火種になりそうな懸念はありますが。
みんなで積極的にフォローする、生産性をあげる努力をし続ける…当たり前のことを当たり前にやるだけだと思ってしまうのはいけないでしょうか。
このことを斬新と喜ぶのか、当たり前だろって思うのか、感じ方がその人の過ごした時代を表すのですかね。何はともあれ、こういう機運が広がることはいいことです。
大人が大事なことを教えてあげているか
こんにちは。シンカ代表の手島です。
日経新聞の先週土曜日の夕刊が盛りだくさんだったと思った第2階です。
ラジオの「こども電話相談室」の回答者を長く務めた方のインタビュー記事でした。
子供の「なぜ」と格闘 無着成恭さんに聞く
質問しない国は滅びる 考えること教えねば
2016/10/22付 [有料会員限定]
心に刺さる言葉でした。
私自身、団塊ジュニアのピークの年です。中学は8クラス、高校は12クラスありました。
生涯で一番勉強したのは中2のときだと思っています。高校受験はひたすら過去問との戦い。覚えて覚えて手が条件反射するくらい勉強する…といったイメージでしょうか。自分自身でも、過去の暗記中心の教育の弊害を体現していると思うくらいです。
そう思うと、そうやって育った世代の子どもたちが、中高等教育に差し掛かっているのですね。
団塊ジュニア世代は大人になってからインターネットに触れ、叩き込まれた勉強とは真逆の答えの無い世の中で自分で考えろと言われ、さて子どもたちにどう向き合っているか、どう将来を示していけるか、難しいことを問われているのだなと思いました。
おむつは卒業するけれど
こんにちは。シンカ代表の手島です。
土曜日の日経の夕刊に子育てに関する話題が3つもありまして、これから順番に紹介したいと思います。
まずは、この記事から
モノごころ ヒト語り
おむつ 子供の気持ち、忘れずに[有料会員限定]
布派、紙派で論争は絶えないのだと思います。我が家の場合は、妻が育休の間は布で。復職する頃から紙にしていった記憶があります。
確かに紙おむつだと、「まだ使える」と思ってしまって、替えてあげるタイミングが遅れがちなのかもしれません。
この記事を読んで、子育ての問題は「喉元すぎれば」ではないですが、その時は「もうだめ!」っていうくらい悩むのですが、その時期が過ぎてしまうとそれが良い思い出になってしまって当事者にはならないんだなという問題点があると思っているのですが、まさにオムツの話題もそうなんだなと思いました。
オムツの問題としては、成長すれば終わりますが、
いつになっても、子どもが成長しても、相手に寄り添っていることを忘れてはならないのだなと思いながら記事を読みました。
私立小を目指すということ
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日アップできなかったので、変則で土曜日のエントリです。
この1週間は、私立小についての話題が中心でした。
まとめようと思ったのですが、上手くまとめる自信がなく、感想を少しだけ。
特に私立の小学校は学校の特色がそれぞれあります。
教育方針、学校行事。その学校の雰囲気。
ただ、児童の周りのことを考えると問題を起こす児童一人、そういった子たちの先生との相性でどういうクラスになるかは全く読めません。これは私立だから、公立だからではないと思います。
友だちと先生は自ら選ぶことはできないですけど、学校についてはできるだけ情報収集をして、できれば子どもの歳の近い在校生から学校の話を聞いて雰囲気を理解し、子どもの目指す姿とフィットしているかはきちんと考えるべきです。
そして納得して進むことができるといいと思います。
「勝ちに不思議な勝ちあり」
こんにちは。シンカ代表の手島です。
私立小をおすすめするコラムの続編が掲載されていました。
そういえば、年長さんはそろそろ“本番”ですね。年中さんがいよいよ本気モードになる季節です。
だからこの連載なのでしょうか。
第2回は「お受験」の試験はどんな問題でどんな対策をしようか、ということでした。
就学前の幼児が挑む小学校受験とはどんな試験なの?
アンテナ・プレスクール校長・石井至(2)/小学校受験の合否の分かれ目は、先生の指示をよく聞き、理解できるかどうか
長女はどちらかというと「最難関」「超有名校」を勝ち抜いたわけですが、その実感としてお受験は「どうして合格したかわからない」ための試験をしているのだなと思いました。
プロ野球の元監督の野村克也さんの本で読んだ記憶があるのですが
勝ちに不思議な勝ちあり
負けに不思議な負けなし
勝負事は負けるべくして負けるのだが、勝つときは運と言うか不思議な要因が重なって勝つことがある…という言葉が脳裏に残っているのですが、小学校の入学試験はまさにこれだと思っています。
「アレができなかったから不合格だった」と後で悔むことは簡単ですが「これができたから受かった!」とは分からない仕組みになっているのがお受験だと感じます。
ただでさえ、保護者も立ち入ることができない”密室”で試験が行われ、出てきたあとに子どもの口頭の記憶だけを頼りにどんな試験だったか、そしてそれをどうやって回答したかを聞きだしたところで
できた/できない、合格ラインか/届いていないか…なんてわかるはずがありません。
曖昧だけれど大体において「それができる子は素晴らしい子」と思わせるような試験が課されるのがお受験です。
これから「お受験」を考えるみなさん。どうか入れ込み過ぎず、家族でどうやって成長していくのかという視点で向き合ってもらいたいと思います。
私立小学校にだって
こんにちは。シンカ代表の手島です。
昨日からの続きです。
例のコラムには私立小学校について、こういうことが書いてありました。
確かに全否定はしません。入学試験を通ることによる子どもの選抜、書類と面接による家庭環境の確認を経るわけで、”とんでもない”子ども・家庭は少ないでしょう。
だからといって、他人同士がたくさん集まる学校に”絶対”はありません。
長女が通った小学校、大学までエスカレーターで、著名人も財界政界の人もいました。そんな学校でも「学級崩壊」のような話や、学校としてきちんと対処しなければならない「いじめ」の問題もありました。
どんな学校に行ったって、大なり小なりはあるわけで、そんな中でどういう経験をし、どう成長していくのか、ということでしかないと思っています。
「私立」か「国立」かではなく
こんにちは。シンカ代表の手島です。
先日取り上げた日経DUALのコラムについての話題の続編です。
私が「小学校は5流でも私立に行け」と言う理由
アンテナ・プレスクール校長・石井至(1)/意識の高い共働き家庭は、私立小学校受験に目を向けている
我が家の次女もその1人ですが、国立大附属小学校のことで次のように書いてありました。長いですが引用します。
国立大付属小は教育研究の実験の場
では、国立大附属の小学校の場合はどうなのでしょう? 東京には、筑波大学附属小学校やお茶の水女子大学附属小学校、東京学芸大附属小学校など、人気の国立大附属小学校があります。私立小学校のように高額な授業料を払うことなく、質の高い教育が受けられることもあり、親にしてみればとても魅力的です。
石井さんは言います。
「国立大学の附属小学校は、教師も選ばれし人達が集まっているので質は高い。特に筑波大附属小学校は授業レベルが高く、しっかり勉強をさせたいという家庭にお薦めです。しかし、その他の学校は、総合的な学習には力を入れていますが、教科授業の内容にはそれほど期待できません。国立大附属小学校は教育研究機関として設置されているため、教育の研究が第一の目的となります。新しい授業法が試されたり、独自の教材が使われたりする場合もあります。実験的な授業もあり、目新しさには富むものの、その効果が実証されているとは言い難いという一面もあります」
「また、私立大学の附属小学校のように、一度入学すればエスカレーターで大学まで行けるというわけでもなく、中学校までは行けても、高校は成績上位の子しか行けないという厳しい現実が待っています。そう考えると、あまりメリットのある受験ともいえません。ただし、人の話を聞くといった社会的な規範に関する指導は私立同様しっかり行われるので、公立小学校と比べると、学級崩壊などの心配は少ないでしょう」
「国立大学附属小学校は、通学できる範囲に規制がある。さらには、公平を期すために受験の過程で抽選があるのも特徴です。ペーパーテストに受かっても、抽選で外れてしまえば入学できないのです。そう考えると子どもの能力に加え、運も必要になります。そういう点から、私立小学校受験とは別物だと思っておいたほうがいいでしょう」
「メリットがある受験」ってなんですかね。
エスカレーターであることが大前提?有名な中学校へ入れる学力がつくこと、塾前提の考えであることが良い…どういうことなのでしょう。
次女の通う小学校は、入学希望者への説明会の時点から、「学力をつけたい、中学受験をしたいと思う人。学習に不安を覚えるのでしたら入学は考え直してください」というような説明だったようです。妻がしきりに話していたことをよく覚えています。
教育実習の受け入れが多いことや、研究会や研修などの場も多く、自習の時間も多いというようなことでした。確かに子どもの話しを聞いているとそんな感じです。場合によっては「放置プレイ」なんて思う人もいるかもしれません。
しかしながら、結局のところは私立か国立かではないと思うんです。
確かに授業料がかかるか/かからないかということは大きな違いにはなりますが、結局は学校の特色というか、教育方針に共感できるか、子どもをそこで学ばせたいかということに尽きると思います。
次女が通う国立大附属の小学校は、それなりに伝統のある小学校で学校行事がしっかりとしていて、上級生が下級生を育てるという文化が根付いています。新入生は上級生に憧れて学校生活を始め、上級生はしっかりと自覚を持って背中で、行動で引っ張っていく。という良い循環ができあがっていることがはっきりと見て取れます。
次女も「あんなお姉さんみたいに私もなるんだ」と確固たる希望を持って過ごしているのがよくわかります。きちんと後輩にバトンを渡せるようになってもらいたいと心から思います。
「でも、親がその学校を気に入ってさえいれば、『小学生だからそういうこともあるわよね』とおおらかな目で見ることができます。逆に納得していない学校に通わせてしまったら、『やっぱりこの学校は違ったんじゃないか』と学校に対する不信感を募らせてしまうでしょう」
不思議なことに、「縁」ってあるんだなと思います。我が家の次女にとっては、入学した小学校がすごくフィットしたと実感できます
長女が通った私立だったら…人格が違った青年期に向かっていたと思えます。
名前や世間体だけではなく、その学校のことをよく知り、その子どもの人間形成のためになると思える学校に通いたいものです。